志情(しなさき)の海へ

かなたとこなた、どこにいてもつながりあう21世紀!世界は劇場、この島も心も劇場!貴方も私も劇場の主人公!

上原栄子は『八月十五夜の茶屋』のモデルではないという渡久山氏主催シンポ!映画上映!9月10日午後1時、県立博物館・美術館

2016-09-06 21:18:59 | 「八月十五夜の茶屋」科研研究課題

科研研究の共同研究者だった渡久山先生が、単独で研究している課題の研究発表です。作者のスナイダーの妻にアメリカでインタビィーした成果の発表もあるかもしれませんね。映像分析にさらに新たな視点が登場する可能性はありますね。スナイダーの他の小説の分析もやっています。アメリカのお二人の研究者が参加するのですね。凄いです!グローバルな視点で何が登場してくるか、興味深いです!

以下は科研が公開している情報です!国民の税金で成り立っている研究なので、研究成果はすべて公開しています。

以下は優秀な渡久山幸功さんの研究の動向ですが、9月10日はアメリカから研究者を招聘して映像鑑賞の後で研究発表と論議がなされるようです。おそらく日本語通訳もつくかと思います。関心のあるみなさんは是非どうぞ!斬新な研究成果が拝聴できる可能性がありますね!

沖縄を舞台にしたアメリカ小説の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 26370322
研究種目

基盤研究(C)

審査区分 一般
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関 琉球大学

研究代表者

渡久山 幸功  琉球大学, 学内共同利用施設等, 非常勤講師 (20412869)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード アメリカ文学 / 沖縄(人)表象 / オリエンタリズム / ポストコロニアル主義 / 異文化コミュニケーション / ジェンダー / アメリカ / 米軍占領統治時代
現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

やや遅れている

理由

 1次資料(研究対象小説)を研究することは問題なかったが、沖縄県内や日本国内では2次資料収集活動には限界があることが分かり、当初の研究予定にはなかった研修・資料収集のためカリフォルニアへの研修旅行を行った。その渡米中で資料収集を行うことは概ねうまく行うことができたが、研究の「若干の遅れ」という自己点検評価は、それらの収集した先行研究を精査する作業が、2年目の課題として、ずれ込んでしまったため。

今後の研究の推進方策

 研究2年目は、ヴァ―ン・スナイダー作の The Teahouse of August Moon (1951) と The King from Ashtabula (1960) の比較研究を行い、沖縄外国文学会の年次研究大会で口頭発表する予定。また、日本本土復帰以前の米軍統治下の沖縄を舞台にした小説の研究として、先の2作品と共に、E. A. Cooper 作の B. C. Street を取り上げ、本土復帰以前の沖縄をテーマにした研究成果をアメリカでの学会 PCA/ACA (Popular Culture Association / American Culture Association 共同開催)もしくは、SCMS (Society for Cinema & Media Studies) で研究発表を予定している。さらに、それらの研究成果を論文として所属学会の機関誌に活字媒体で発表することに努力する。
 研究期間二年目の重要課題としては、夏休み期間を中心に、作者たちのインタビューを行うために渡米し、ニューヨーク市、ニュージャージー市、ジョージア州アトランタ市などの都市を訪問する計画を立てている。

研究実績の概要

 研究1年目は、主に本土復帰以前の米軍統治下の沖縄を舞台にした小説、Vern Sneider 作の The Teahouse of August Moon (1951) と The King from Ashtabula (1960)及び E. A. Cooper 作の B. C. Street の3作品について研究した。
 また、同時に、沖縄県内にいて県内大学附属図書館や沖縄県立公文書館およびインターネットを利用して2次資料の収集を行った。しかし、沖縄県内や日本国内では、2次資料がほとんどなく、収集活動には限界があることが判明した。そのため、直接経費使用内訳変更(前倒し支払い請求)を行い、当初の研究予定にはなかった研修・資料収集国外旅行を急遽3月に約2週間の期間で敢行し、カリフォルニア州の公立大学図書館を訪問し、資料収集に努めた。訪問先であるサン・ディエゴ州立大学(SDSU)、カリフォルニア大学サン・ディエゴ校(UCSD)、カリフォルニア大学バークレー校(UCB、カリフォルニア大学ディビス校(UCD)において学術雑誌論文、新聞・雑誌のマイクロフィルム、及び上記大学が提携しているWeb上の電子ジャーナル論文の収集を行えたことは大きな成果であった。
 また、今回の研修旅行では、研究3年目に予定している沖縄県内でのシンポジウム参加予定者であるアメリカ文学研究者ラリー・マキャフェリー氏およびシンダ・グレゴリー氏両名と直接お会いし、研究の担当役割分担や進め方、およびシンポジウム開催に関する調整を行うことができた。さらに、両者は、これまでアメリカ現代作家のインタヴュー集を数冊出版していることもあり、研究2年目に予定している研究代表者による作家本人へのインタヴューの方法などを教授していただいたことは大変有意義であった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。