志情(しなさき)の海へ

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東アジア共同体研究所(EACI) News Weekly Vol.0026「仮想敵とは」

2015-07-04 06:54:49 | 沖縄の過去・現在・未来
 
 
 
 
 
 
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   EACI News Weekly  第26号(7月3日号)
  東アジア共同体研究所(East Asian Community Institute )
    http://eaci.or.jp/

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【目次】

【1】《今週のニュース 6/27-7/3》
 政治(3)、経済(2)、国際(3)、社会(2)

【2】《UIチャンネル放送予告 No.110》
7月6日(月)20時 鳩山友紀夫×高野孟×島田雅彦鼎談
http://live.nicovideo.jp/gate/lv226840867

【3】《EACIレポート》
7月27日にアジア記者クラブが「東アジアの分断と和解」をテーマにシンポジウムを開催 羽場久美子青山学院大学教授が登壇

【4】《研究員コラム》
緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
「仮想敵とは」

【5】《連載》検証・フテンマ(琉球新報より)
 第3部 揺らぐ「承認」 vol.26 「世界の目」

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【1】《今週のニュース 6/27-7/3》
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【政治】
■報道圧力発言:表現の自由危うい…沖縄2紙編集局長が批判
(毎日新聞2015.7.2)
http://mainichi.jp/select/news/20150703k0000m040096000c.html

■「沖縄県民の気持ち傷つけた」安倍首相、報道圧力発言で謝罪
(沖縄タイムス 2015.7. 3)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=122629

■菅官房長官と翁長知事 あさって会談へ
(NHK 2015.7. 2)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150702/k10010136661000.html

【経済】
■参加国、2国間交渉急ぐ 日米は来週後半から
(日経新聞 2015.07.01)
http://www.nikkei.com/article/DGXKASFS30H8J_Q5A630C1EE8000/

■TPP日米閣僚会合、事務レベル協議の経緯見守る=甘利担当相
(ロイター 2015.7.3)
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKCN0PD01420150703

【国際】
■MERSに揺れる韓国(上)セウォル号事故の教訓は生きたか
(フォーサイト 2015.6.29)
http://www.fsight.jp/articles/-/40188

■フィリピン沖で旅客船転覆、36人死亡26人不明
(TBS 2015.7.3)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2531477.html

■4兄妹が農薬自殺「15歳まで生きないと誓った」 中国
(朝日新聞 2015.7.3)
http://www.asahi.com/articles/ASH6T52C7H6TUHBI01B.html

【社会】
■百田氏と報道圧力に抗議、沖縄県民集会4日開催
(沖縄タイムス2015.7.2)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=122486

■安保法案反対 渋谷学生デモ 「若者沈黙破ろう」
(東京新聞 2015.6.28)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015062802000124.html

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【2】《UIチャンネル放送予告 No.110》
7月6日(月)20時 鳩山友紀夫×高野孟×島田雅彦鼎談
http://live.nicovideo.jp/gate/lv226840867
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7月6日(月)20時からの第110回UIチャンネル放送は、法政大学国際文化学部教授の島田雅彦氏をお招きして、鳩山友紀夫×高野孟×島田雅彦鼎談を生放送でお送り致します。

島田雅彦氏
1961年、東京都生れ。東京外国語大学ロシア語学科卒。
1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』を発表し注目される。
1984年『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、1992年『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、2006年『退廃姉妹』で伊藤整文学賞を受賞。著書は『天国が降ってくる』『僕は模造人間』『彗星の住人』『美しい魂』『エトロフの恋』『フランシスコ・X』『佳人の奇遇』『徒然王子』等多数。
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【3】《EACIレポート》
7月27日にアジア記者クラブが「東アジアの分断と和解」をテーマにシンポジウムを開催 羽場久美子青山学院大学教授が登壇
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民間団体の「アジア記者クラブ」が今月27日に勉強会を開催し、UIチャンネルにも出演した羽場久美子青山大学教授が登壇し、東アジアの安定をテーマに報告する予定です。

<以下、「アジア記者クラブ」HPより転載>
「東アジアの分断と和解
 日中韓朝ロの平和と協調から見えてくる潜在力」

■日時:2015年7月27日(月)18時45分~21時
■受付時間:18時15分~
■会場:明治大学・研究棟4階・第1会議室/★要予約(定員50名)
(東京都千代田区神田駿河台1-1/JR・地下鉄「御茶ノ水」/都営線・地下鉄「神保町」下車)
■主催:アジア記者クラブ(APC)
■資料代:非会員1500円/会員1000円/明治大生無料

■羽場久美子さん(青山学院大学国際政治経済学部教授・東アジア共同体評議会副議長)

 第二次世界大戦での日本の敗戦から70年。かつて日本が侵略あるいは交戦した東アジアの国々との関係が悪化し続けている。中国とは尖閣(釣魚)諸島、韓国(朝鮮)とは竹島(独島)、ロシアとは北方4島(南クーリル)を巡り領土対立を抱えたままだ。安倍政権成立以降、敵基地への先制攻撃論、米軍と一体となった自衛隊の海外展開を目的とした安保法制の制定に向けた舵取りが東アジアで新たな緊張関係を拡大している。国際紛争を解決する手段に武力を選択するという発想自体が前世紀前半までの思考回路ではないのか。
 現在、中国と米国が南沙諸島の領有を巡って南シナ海で一触即発の状態にある。国会で審議中の安保法制関連法案が成立すれば、米軍の手足となった自衛隊が南シナ海や東シナ海で中国軍と交戦する可能性も現実味を帯びてくる。安倍首相による近隣諸国の脅威論が現実と乖離しているにもかかわらず、反中・反韓世論となって社会に浸透してきた。朝鮮学校への助成金打ち切りを当然とする空気、ヘイトスピーチも野放しになったままだ。その多くが中国と北朝鮮両国の脅威を煽ったメディアに影響を受けたことを銘記しておく。
 7月定例会は、「日中和解を基礎に繁栄探れ」「固有の領土とは何か」などの東アジア共同体に関する論考や発言で知られる青山学院大学国際政治経済学部の羽場久美子さんをゲストにお招きします。羽場さんは、東アジアでの地域協力、信頼醸成、和解の必要性を説かれ、経済協力こそが東アジアの安定につながると語っておられます。東アジアが火薬庫になりかねない今こそ、アカデミズムとジャーナリズムが智恵を出し合う時だと話される羽場さんにもうひとつの選択肢となる報告をお願いしました。

(詳細は団体HPを参照ください)
■東アジアの分断と和解 日中韓朝ロの平和と協調から見えてくる潜在力(アジア記者クラブ)
http://apc.cup.com/

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【4】《研究員コラム》
緒方修(東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長)
「仮想敵とは」
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スーサイドビーチ
沖縄戦―生者からの聞き取りの回で、激戦地の米須地区を紹介した。そこにスーサイドビーチと呼ばれる海岸がある。サーファーたちの人気スポットだ。多数の死者を出したスーサイドクリフにちなんでこう呼ばれる。スーサイドは沖縄の言葉ではない。Suicide、自殺のことだ。自殺断崖の近くの自殺海岸。そこでは戦争中、膨れ上がった死体が魚や蟹ややどかりに食われていた。やどかりは沖縄では「あーまんぐぁー」と呼ぶ。お年寄りの中には良い感じを持っていない人もいるようだ。スーサイドビーチでサーフィンやって楽しいか?

沖縄には米軍が居残り続けている。植民地状態が地名にまであらわれている、と嘆きたくなる。北谷の海岸はアメリカンヴィレッジと名前を変え、カリフォルニア近郊のどこかの小さなショッピング・タウンのように化けた。北中城(きたなかぐすく)、といっても沖縄以外では知名度がないが、最近イオンモールが開店した。その名前がOkinawa Rycom(沖縄ライカム)。Rycomとはかつての琉球米軍司令部(Ryukyu Command headquarters)のこと。このままの名前で良いのかなあ。

沖縄では米語の影響が残っている。アイスワラ、レイキ、カルテックス。今はあまり聞かないがお冷や、熊手、ガソリンスタンドのことだ。昔はcaltexしかなかった。沖縄では給油所と言う。ワラ(ウォーター)、ビーチパーリー(パーティ)、と英語を聞いたまま発音する。ついでに自動車教習所は自練、キセツと言えば名古屋あたりに季節労働に行くこと。沖縄は夏夏夏秋で、「季節」はないが一年くらいのキセツは普通だ。

復帰直後、沖縄大学に内地から赴任してきた先生がいた。コーヒーシャープと看板に書いてあった(シャープはショップ)。久しぶりにコーヒーを飲もうと入った。そもそも看板が出ているのが当時では珍しい。私の想像では、メニューも貼ってなく客に出せる食事は、定番のそーめんちゃんぷるのほかには、てびち、泡盛、ごーやーくらいしかない。人参シリシリ、苦菜の豆腐あえ、どぅるわかしー、オオタニワタリの若芽のてんぷら、などはもちろん無い。・・詳しくは拙著―「沖縄野菜健康法」(実業の日本社)をご参照ください・・
テーブルには赤と黄の箸。醤油の入っていない醤油さし、楊枝の切れた楊枝入れ、床に積まれた段ボール箱、(ここは倉庫か!)畳の上には放りっぱなしの三線(さんしん)、7年前のマンガ本、5年前の週刊誌、3年前のスポーツ紙。壁に掛けられた琉球新報社発行のカレンダーは前月のまま、命名 金城彩夏、命名 島袋麗奈などの、なんというか赤ちゃんが生まれた時の記念にご近所に配る札が貼ってある。誕生日と名前が記してあるが、いったい何歳になるまで貼り続けるのか不明。といった「コーヒーシャープ」だったに違いない。すみません、コーヒーの話でした。結論は、コーヒーなど用意していない単なるまちゃぐわぁ(ぐわぁ、は接尾辞。階段ぐわぁ、といえば小さな階段。ここでは街角の小さな店のこと。)の飯屋だ
 ったので新任の先生はコーヒーを飲み損ねた。ちなみに沖縄には本格的な喫茶店はほとんどない。お勧めは古波蔵にある「ニーチェ」くらい。次項は一転して最近出た新書の感想。

米によるユーラシア大陸コントロール ―独日が鍵
「ドイツ帝国」が世界を破滅させる エマニュエル・トッド 文春新書
帯には、現代最高の知識人による世界情勢論
(「日本人への警告」とサブタイトルにある割には日本人への言及は少ない。販売戦略として日本人とつけないと興味をひかないから無理もない。)その中からピックアップする。

「アメリカによるユーラシア大陸コントロールの鍵―――ドイツと日本」(p60)
トッド「ズビグネス・ブレジンスキーによれば、アメリカシステムとは、ユーラシア大陸の二つの大きな産業国家、すなわち日本とドイツをアメリカがコントロールすることだ。」
しかしアメリカが産業規模においてはるかに凌駕しているならばいざ知らず、1945年に世界の工業生産高の45%を占めていた割合が2011年には17.5%までダウン。(日本は9.1%)これではコントロールは不可能だ。
トッド「もしあなたが支配的なイデオロギー、つまり『ル・モンド』紙の、フランソワ・オランドのイデオロギー、それはまた素朴なアンチ帝国主義者たちのイデオロギーでもあるのだが、そんなイデオロギーで魔法にかけられた世界に生きているならば、アメリカとヨーロッパ―日本は今でもアメリカの保護下にあるとして―を連結する西側ブロックからロシアを抑えなくてはいけないし、抑えることができると考えるだろう。」(p62)
「アメリカの保護下」の我々としてはぐーの音もでないが、トッドはロシアは第二次的な問題でしかない、と片づける。
「ドイツのせいでロシア接近を阻まれた日本」という節(p70)では、アメリカとドイツの対立、以外のシナリオもある、と指摘する。
トッド「ロシア・中国・インドが大陸でブロックを成し、欧米・西洋ブロックに対抗するというシナリオだろう。しかし、このユーラシア大陸ブロックは、日本を加えなければ機能しないだろう。このブロックを西洋のテクノロジーのレベルに引き上げることができるのは日本だけだから。」
とトッドは日本のテクノロジーを評価している。しかし日本の政治力はあまりに貧しい、というかオウンゴールで失点を重ねるばかり。ミックス・アベノ監督の下では、ロシア・中国・インドに働きかけてアジア・ブロックを形成する力はない。
「ACミランやDCワシントンにはどうせかなわない、70年も負け続けなんだからよー、早く質問しろよ」とやけっぱち。対米従属のマインドコントロールが隅から隅までずずずーいっと染み透っているからではないか。
トッド「現在起こっている衝突が日本のロシアとの接近を停止させている。ところが、エネルギー的、軍事的観点から見て、日本にとってロシアとの接近はまったく論理的なのであって、安倍首相が選択した新たな政治方針の重要な要素でもある。ここにアメリカにとってのもう一つのリスクがあり、これもまた、ドイツが最近アグレッシブになったことから派生してきている。」
トッドが以前指摘していたことを思い出す。北朝鮮の拉致問題を解決するには敵の敵、つまりロシアと連携するのが得策だ。しかし安倍にはそこまでの戦略はない。

ヤクザの世界に例えると、安倍ドルフ・ヒットラー率いる組から人質を拉致したのは暴走族上がりの新興チンピラグループ・鬼無地(キムチ)派。支える黒幕は巨龍、最大派閥の三代目水餃子組。その向こうに控えし抗争相手が武闘派・露西亜暴竜死地(ボルシチ)連合。安倍ドルフ・ヒットラーの他苦暗(たくわん)ジャパンは暴竜死地連合と盃を交わし共闘して、鬼無地派&水餃子組に対抗しないと人質は返ってこない。
他苦暗ジャパンの後ろでにらみを効かしているのが最大の暴力団・半馬鹿(ハンバーガー)帝国。ワシントンの軍事財閥を後ろ盾に、全国にヒットマンを送り込み暗殺はおろか抗争を煽り立て、武器を輸出し巨万の富を築いている。鬼無地&水餃子VS他苦暗の構図は半馬鹿の利益につながる。人質拉致問題や縄張り(特に戦核シマ)争いは大歓迎。
昔、他苦暗の先々代の組長が、他の組のシマを犯し女を山ほどさらって売春させていた。いまだに指も詰めなければ、詫び状もなし。他の組長は怒り心頭だ。しかし他苦暗の安倍ドルフ・ヒットラーは逆ギレして、落とし前をつけると称し抗争終了後70年の吉日に、集団的攻撃権を唱え、積極的戦争主義宣言を出すらしい。こうなると鬼無地派&水餃子組ばかりでなく元々鬼無地派とは兄弟分だったビビンパ一家を巻き込んで、抗争は再燃し、つぶし合いが続く。半馬鹿帝国は労せずしてKing of 暴力団の道を歩み続ける。

この本の帯に「欧州におけるドイツはアジアの中国か?」とある。つまりヨーロッパで一人勝ちのドイツのようにアジアでは中国が問題ではないか、という提起だ。最近の日本のメディアの「中国仮想敵ブーム」が気になる。

仮想敵とは誰?どこの国?
仮想敵とはいつ頃から言い始めたのだろう。米ソ冷戦の時はソ連。朝鮮戦争の時は本当に近くで戦争が続いていたのだから、まだ分かるとして・・。その後は、軍事産業の「健やかな?」発展のために関係者がこぞって言い募っているとしか思えない。原子力ムラ、と同じ。
「日本をめがけて外敵が攻めてくる、ソ連が南下してくる、ソ連の戦車が北海道に上陸する(といっても戦車を運ぶ船が無いので上陸は不可能だった―笑えるじゃないか)、北朝鮮がミサイルで日本を狙っている、最近ではもっぱら中国・韓国が危険だ(これは自ら招き寄せた危機なのだが)。これらの敵から日本を守るためには、未来永劫アメリカにお任せするしかない、となると・・これはもうどう見ても誰が考えても沖縄に新基地を造るしかない。沖縄は70年我慢してきたのだから、ついでにもう70年よろしく。ついでに言っときますけど反対する人は敵とみなし日本全国くまなく、津々浦々まで粛々とつぶします。」
要約すれば、これが日本政府の本音だろう。まったく(思考停止の傲岸不遜の近所迷惑の理不尽の無神経の鼻つまみの嘘つきの喧嘩ふっかけの時代錯誤の馬鹿の―括弧内は本来ならば不適切発言としてカット)暴君ではないか。

怪しい3人組にご登場願おう。
龍源亭ダショーはブータン生まれ。父親が農業技術者として貢献し、王様からダショーの称号をもらった。彼は父の落語のテープを聞いて日本語を覚え、帰国してからは落語に出て来る与太郎、太鼓持ち、何もしない若旦那を理想として生きているお調子ものだ。
ダショー「ブータンは良かったなあ。動物は殺さない、魚は採らない、ハエもみみずも同じ地球に生きてる命。日本じゃゴキブリジェットとかホイホイとか言ってるけど、なんか憎んでいる感じね。ゴキブリは家の中から出て行ってもらうだけでいいじゃない。まして人間だったら全員一緒にこの世に生きている仲間ダショー、いや仲間でしょ。」
ネオコン「おめでたいやっちゃなあ。おのれみたいなスットコドッコイは人間ホイホイで、つかまってつぶされてまうで。この世は平和やない、戦争や、安全はセコムで済むような話やない。イスラエルみたいに神経尖らして、敵の情報ちゃんと取ったり、早めに殺しておかんと、おのれがほかされてまうんや。あかんな安倍ちゃんも、甘いっ、ちゅうねん。ほんで歌丸師匠は元気なんか。こないだ笑点やすんどったな。」
ミックス阿倍野「フー・イズ・ウタマル?グレートアーチストのウタマロね?エニーウェイ、戦争はネッセサリー・イーヴル(必要悪)じゃけんね。国が戦争言いよったら、ミーたちも志願せんといかんよね。ロングタイムアゴー、ウォータイムにニッケイジンがノーノーボーイゆうてレジストしたばってん、おおごとなったけんね。国に反対してもええことないね。うちゅくしいニッポンを取り戻そうー!イエス・ウィ・キャン。キャロラインはアンバサダー。」
♪スウィート・キャロラインを歌いながら3人消える。

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【5】《連載》検証・フテンマ(琉球新報より)
 第3部 揺らぐ「承認」 vol.26「世界の目」
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 米アカデミー賞受賞の映画監督オリバー・ストーンと昨年夏に名護市辺野古を訪れた米アメリ カン大教授のピーター・カズニックは、依頼先の反応の良さに驚いた。辺野古に日米両政府が計画している新たな基地の建設に対し、反対する声明文を発表しよ うと、世界的に著名な有識者らへ呼びかけ人として名を連ねることを依頼していた。
  県知事仲井真弘多の昨年末の埋め立て承認を受けたものだったが、短期間で賛同者が次々と集まった。ことし1月8日、29人の呼び掛け人で声明を発表。その 3週間後、呼び掛け人は103人にまで膨れ上がった。メンバーはノーベル平和賞、ピュリツァー賞、アカデミー賞受賞者らそうそうたる顔ぶれだ。
 「私が話すと、ほとんど全員が喜んで即座に参加を表明した。多くの識者がこの(普天間)問題を知っているからなのだろう」。カズニックは話す。
  名護市長選で辺野古移設反対の民意が示された直後に代替基地設計などの受注業者を募集するなど、安倍政権は強権的な姿勢を示している。沖縄の世論など意に 介さないといった態度だが、カズニックは「われわれの次の行動はより活発になる」と強調。「世界中の人々が見ていることを認識させ、国際社会から圧力を与 えることがわれわれの仕事だ」と力を込める。
 声明発表後、識者らは世界中の人々に署名を募る活動をしている。
 「米国民の多くは沖縄のことを知らない」。カズニックは米国での問題意識の広がりを課題に挙げつつ、「世界に名だたる著名人が関与することで注目を集められる。今はまだ小さな動きだが、これを大きくしていきたい」と期待した。

「4月以降に訪米し、多くの人々に訴えていきたい」
 13日。都内の日本外国特派員協会で、名護市長稲嶺進が初めて記者会見した。1月の市長選で再選され、基地建設反対の民意が示されたことを強調した。訪米し、米政府関係者や有識者に辺野古移設反対を伝え、理解を求めることについても説明した。
 安倍政権がさらに圧力を強める中、稲嶺は米国など国際世論に問題を訴えることで活路を見いだそうとしている。海外識者の声明文を最初に発表した29人に対して稲嶺は手紙を送り、協力を求めている。
 一方で政府が進めようとしている辺野古での普天間移設工事に対し、法令に基づくあらゆる市長権限を行使し、抵抗する方針だ。25日には市長を支える弁護団が結成され、本格的な検討が始まる。政府が着工へ前のめりになればなるほど、民意と対照的なその姿勢が鮮明になる。
 カズニックは南アフリカで元大統領マンデラが率いた人種隔離撤廃闘争を引き合いに出す。「南アの運動も最初は人知れず行われていた。しかし、それが世界的な問題となった」
 米国と沖縄との間で芽生え始めた好機を広げられるか、関係者の今後の取り組みに懸かっている。(敬称略)(「日米廻り舞台」取材班)琉球新報提供

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