志情(しなさき)の海へ

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沖縄社会の二重スタンダードはセクシュアリティの在り方にそのまま表象される。中国の事例が紙面に!

2013-07-28 12:54:57 | ジェンダー&フェミニズム

日本の防波堤、戦前の沖縄島、その唯一の遊郭『辻』は、昭和19年頃、慰安所のようだったと、かの女性Aは手記で実証している。戦後はまたコザ市を中心に沖縄は米軍に対する性の防波堤になった。那覇の街でも戦前からの遊郭後がまた同じように歓楽街になった。他、栄町などなど。バーやクラブのホステスがレイプされても、一般大衆の心理は冷めている、現実がここではあるが、中国の例は、著名な教授の中国版投稿サイト「微博」へのホステスらへの暴行を容認したとも受け取れる差別的文章に、「法の下の平等」を訴える市民の猛烈な批判が起こったという記事である。

戦前の遊郭が日常の中に取り込まれていた沖縄社会のありようは、差別社会そのもので、「宴会の席で最初に挨拶をした学校長が、そのあと裏座で宴会会場の妓楼でジュリと悦楽を共にし、平然とまた宴会の座に戻るのは普通でね」と、当時を知るB氏はお話されていた。当時の官公庁・教育現場の長は日本人が多かった。沖縄県の知事もほとんどが日本本土から派遣された時代である。

沖縄出身のホステスやフィリピン出身のホステスなどの暴行事件が紙面を飾ってもそれが抗議集会という事にはならない現実がある。二重基準がまかりとおっている社会である証左でもある。ホステスがセクシュアリティを介在させる職業だとしても、一方的な暴力性が許されていいわけはない。著名人≪元知事など≫が妻に暴行したり、名の知れた文芸批評家がセクハラをしたりする。それらが暗黙に了解されるホモソーシャル (Homosocial) ≪ホモフォビア(同性愛嫌悪)とミソジニー(女性嫌悪) を基本的な特徴とする、男性同士の強い連帯関係のこと。それ自体同性愛的なもので ありながら、男性同性愛者を排除し、異性愛者同士で閉鎖的な関係を築く。≫な社会の沖縄でもある。男性のホモソーシャル現象=現実は意外に強力な連帯意識を持って『家父長制度』が維持されているのも、日常で感じることである。ホステスは労働者として労働権と人権が守られるべきである。女性による女性の差別化も分断もある。ホステス暴行への中国での批判は他人事ではありえないね。特権階層への不満の爆発もあるのかもしれない。しかし貧困の中で、ホステスとして夜のビジネスに従事する沖縄女性が多いのではなかろうか。彼女たちが暴行を受けた時、果たして沖縄社会はどう対応するのだろうか?精華大教授のような知識人の認識は少なくはないと思える。←それにどう沖縄の新聞人(社会正義と真理を追究する役割)は反論するのだろうか?身近なDVやセクハラにどう対応している沖縄社会だろうか?関心は尽きない。大阪市市長・橋下徹さんの従軍慰安婦発言、米軍は云々などと呼応している。


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