(琉球新報、2014年10月27日)
以前オーストリアのウィーンから沖縄への帰りの飛行機の中で、チェコスロバキアから分離独立したスロバキアのみなさんと沖縄までご一緒したことがあります。男女問わず子供から大人までの一行で、沖縄で、夏休みに空手の修業をする目的の渡航でした。あの時思ったのは、スロバキアのみなさんの旅程を追いかけ、ドキュメントにして、空手を頑張る姿をビデオに撮ってみたいなー、ということでした。フリーのドキュメントカメラマンなら飛びつきそうなテーマだと思います。ぜひ、テレビ局は海外で空手に取り組む人々を放映してほしいですね。空手の有段者で博論で空手とウチナーグチなどについて書いているサマンサさんによると、世界の空手道場は3000を超えるとのことです。彼女の研究が世界で読まれることは意義深いと思いました。ウチナーグチで空手を教えるマスターが増えると素敵ですね。世界中の空手愛好家が、何らかの空手の言葉をウチナーグチで認識し、話すのですね。多文化、多言語社会の到来に一歩前進なのかもしれません。世界の多様な国々で、沖縄空手の達人たちがウチナーグチで道場であいさつしあったり、ウチナーグチで型を覚えたりすることが可能になるのかもしれませんね。時代の推移は遅いようではやいです。
知人のはるなさんもコリンさんも参加したのですね。来年は国際通りに行かなければー。10月25日は空手の日です!