志情(しなさき)の海へ

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「尾っぽが半分切れたミ-ちゃん物語」日曜日、四度目の譲渡会参加で里親さんが見つかりました!8月2日に生まれた子猫たちは3ヶ月と26日!

2021-11-29 23:31:15 | 日々の記録・備忘録
なかなか引き取り手がないまま、大きくなっていく子猫たち。先日は庭でネズミをミーちゃんが見つけ、それを仔猫たちがサッカーボールのように遊んでいた。噛んで庭で振り回したり、前足で叩いたり押しのけたり~。決して食用にすることはない。写真と動画を撮ったが、その得意気にネズミと遊んでいたヨー君が素敵な親子に引き取られた。

「ネズミもよく見ると可愛けどね」の声もあり、「そうね」と返事したのだが~、そのヨーちゃんが遊んだ後、ネズミは死んでしまって、そのネズミをまた他の仔猫たちが宙に放り投げたりして、遊んでいた。家の中に咥えてきたりするので、また外に出したり、結局遊びたい雰囲気を止めて、ネズミをビニール袋に入れてトラッシュボックスに入れた。(鼠から何か伝染ということがあるだろうか。猫たちは平気そうだが~)

ユーちゃんがガスレンジでグリル焼きしたチキンを前足で弄んでから食べる様子と重なった。潜在的に猫のDNAに潜んでいる餌の捕獲と食べる習性がそうなのかもしれない。

話題はヨー君の里親が見つかったことだった。豊見城市の道の駅に少し遅れて到着、なぜかエイサーの演舞やフリーマーケットも賑わっていて、その片隅に犬猫の譲渡会場があり、車を横付けにして5頭の入ったケージを運んでもらった。5頭とも2kg以上の体重なので重たい。ケージに入っている間、不満のなきき声をしているのはわかるが、意外と車は混んでいて、いつもながら沖縄の車事情は厳しいと思いながら瀬長島を横に見て、気分的には不安定な状態で着いたのだった。

5頭はケージに敷いていた軽い絨毯の中にくるまっていた。その中でユー君だけはなぜか堂々とケージの中から平然と周りの様子を見据えている風だった。

当初から譲渡会にしっかり目的を持ってこられたらしいご夫婦がいて、5頭の子猫たちに興味をしめしてくれた。来る前に急いで作った仔猫たちの写真と紹介文を透明のファイルに入れてケージの上に置いた。ラミネートする時間はなかった。ご夫婦は家に一頭の二歳になる雄猫を飼っていて、一頭で自宅に残すのは可愛いそうで、後一頭の雄猫がほしかったという。ご夫婦で他の子猫たちや一歳以上の猫たちのケージもしっかり見ていた。真剣に飼い猫のパートナーを求めていた。

車に戻って、スマホから一人の知人に電話した。「仔猫ををもらってくれませんか」と声をかけたのだが、案の定だめだった。他の事で頭がいっぱいの様子で元気そうだった。何かと落ち込んでいるこちらとは異なる声の明るさだ。思い直して道の駅の食堂に行くと時間切れだった。しょうがないのでツナ&ポークオニギリで昼食にしていると電話がきた。一頭引き取りたいという電話である。ご夫婦が超然としている雰囲気のユーちゃんに関心を示していたので、ユーちゃんが引き取られるのかと思ったら、ヨー君だった。昨日、闊達に庭先で動き回っていたヨー君。最近は二階のパソコンの前にまでやってきて膝の上で寝たりしていた。
(シーバ)
里親会(譲渡会)の主催者は引き取られたヨー君といっしょにご家族の写真を撮った。毎週譲渡会を開催しても一頭の里親が見つかるのが普通なのらしい。以前に比べてコロナ禍ゆえに、里親希望者も少ないという。猫の世界に踏み込んだのは、今年の四月頃にミーちゃんがやってきて以来のことで、戸惑いながらミーちゃんに付き添ってきた感じで、実は今経験している以上のことはすべて未知でよくわかっていない。
(パール)
家猫として外に出さないようにしているとのお話を伺ったが、ヨー君が新しい家族に愛されて幸せな生涯を過ごしていくことを念じるばかりだ。ただ五頭で仲良くじゃれ合い、運動会をしていたゆえに、一頭が欠けるとなぜか寂しい気がした。残された四頭の仔猫たちはヨー君のことを気にかけているだろうか。

家に戻ってケージから出すと、最初戸惑った風だったが、彼らは車からあまり離れようとはしなかった。猫の環境への適応力なり記憶力はどれほどだろうか。昨日も今日もずっとヨー君が気になっているのが事実。

昨夜、4頭の子猫たちと2階の部屋で一緒に過ごした。なぜかター君がいなくなって一階に戻り、シーバとパールは一緒に同じ寝床で寝ていて、ユー君は枕の上の箱の上の柔らかいパッドの上にいた。いつでも見据えている雰囲気のユー君だ。五頭ではなく四頭になった仔猫たち、やはりどこか何かが欠けた気がする。ミ-ちゃんを含めて5頭の多頭飼いに変わりはないが、このままそのままで成長を見守るか、それとも3頭まで減らすためにまだ譲渡会に参加するのか、心の揺れがある。

メス猫のパールは六ヶ月になる前にオペをしないといけない。雌猫だから、一度は妊娠出産を経験させてあげたいとミーちゃんの場合単純にそう思っていた。実際妊娠、出産、授乳の過程をワクワクしながら一緒にミーちゃんと子猫たちの成長の時を過ごしてきたが、そのまま大きくなっていくことを考えると、大変だと思っているのも事実。このままで行けるのだろうか。家の中だけではなく、少なくとも庭や外の空気を浴びながら過ごせる彼らはまだ幸せなのかもしれないが、しかし猫にとっての最高の幸せとは何だろう。
 (11月28日書き始めたが今日29日に終了)
(写真は里親が見つかったヨー君!)

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