締め切りが7日にできていた詩をまた推敲した。
いつも冊子におさまった自分の詩編を読むと、どこか居心地のわるい表現なりことばが見つかる。助詞の使い方で意味が変わったりする。印刷のスタイルでもイメージが変わる。推敲が足りないことが分かる。同人誌ゆえに印刷の前に互いの詩編について出し合って、批評しあえる空間なり時間があればと思う。それがない。出来上がった後でお互いに批評しあう場もない。これは問題では?第三者の視点が必要かと思っているが、今のところ、自己流の実験を繰り返している感じがする。表現することの、推敲していくことのワクワク感があるが、批評がない不満が募っている。自らの足りなさを感じているゆえに~。
批評のない所に進展はありえないと思う。練り上げていくことばのむつかしさがある。以下の詩も、どうなのだろう?どんなスタイルがあってもいいと思うのだが、優れた詩編を読む必要があるのだろうけれど~。
ダンテの『神曲』などをめくっていると、そのスケールの大きさ、深さにただ圧倒される。翻訳された日本語表現にハット驚いたりしている。
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22時の騒音
騒音をたて走り回る君
バイクのマフラーが夜の静けさを
破る
犬が遠吠えする
老女が身を竦める
君は夜陰のダークヒーローを演じる
パトカーのサイレンはまだ鳴らない
キュッケケケケケケケ
生きづらいね
と
ヤモリがなく
次々消えていくんだ
普通で普通でもなく
と
猫がつぶやく
そういえば
多死社会の四語が
踊っている
と
またつぶやく
あの若者
夜の野外劇場で
バイク音楽を奏でているんだ
ほら
どこから入り込んだのか
家の中で蛙が飛び跳ねている
頭の中に
戦場があるんだ
パトカーに
捕まらないよう
うまく演じるのよ
と
蛙がささやいた気がしたのだが~
んんん‥‥
嘘の上塗りを着て歩くんだ‥‥‥
嫌だね
と
黒猫はつぶやいた
22時の爆音
爆音をたてて走り回る君
バイクのマフラーが夜の静けさを
破る
赤子がおびえて泣く
身を竦める
君は夜陰のダークヒーローを演じる
パトカーのサイレンはまだ鳴らない
キュッケケケケケケケ
生きづらいね
と
ヤモリがなく
次々消えていくんだね
普通で普通でもなく
と
猫がつぶやく
そういえば
多死社会の四語が
踊っているね
と
またつぶやく
あの若者
夜の野外劇場で
バイク音楽を奏でているんだ
ほら
どこから入り込んだのか
家の中で蛙が飛び跳ねている
頭の中に
戦場があるんだ
パトカーに
捕まらないよう
うまく演じるのよ
と
蛙がささやいた気がしたのだが~
んんん‥‥‥
嘘の上塗りを着て歩くんだ‥‥‥
嫌だね
と
黒猫がつぶやいた
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22時の爆音
爆音をたてて走り回る君
バイクのマフラーが夜の静けさを
破る
赤子がおびえて泣く
身を竦める
君は夜陰のダークヒーローを演じる
パトカーのサイレンはまだ鳴らない
キュッ ケケケケケ
生きづらいね
と
ヤモリがなく
次々消えていくんだね
普通で普通でもなく
と
猫がつぶやく
多死社会なんてことば
はじめてだよね
と
またつぶやく
あの若者
夜の野外劇場で
バイク音楽を奏でているんだ
ほら
どこから入り込んだのか
家の中で蛙が飛び跳ねている
頭の中に
戦場があるんだ
パトカーに
捕まらないよう
うまく演じるのよ
と
蛙がささやいた気がしたのだが~
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