家に戻ったのが22時半過ぎ、帰る頃、駐車場で出迎えたりする黒子ちゃんがいない事に最初気がつかなかった。
いつも夜中から何やら美味しいのが食べられるのかと集まってくるのはノラの大きいちゃんも含めて6頭。黒スケは、控えめに周りにいる。
鰹節とキビナが好きな黒子の姿が見えない事に、シーバの様子からあわてたのは深夜すぎ、NHKFMラジオから23時半に流れてくる英会話やビジネス英語、英語ニュース解説を何気なく聞いた後で家中を探したが見当たらない。
懐中電灯を持って玄関を開けたらシーバが勢いよく飛び出して行った。
街灯は付いている。100m圏内を歩く。深夜の静けさ〜。シーバは戻らない。
黒子ちゃん、可愛いから、誰かが連れ去ったのではないか、などと思いは錯綜するが、半ば放し飼いなので、慣れきったこの界隈なら戻ってくるに違いない。
出入りできる工夫はしているので、いつでも家の中にはいれる。しかしシーバやユウちゃんの一夜失踪は今までもあったが、黒子は初めてだった。猫の女の子の失踪、シーバは感情を表に出す。心配そうだ。
以前ユウくんが戻らなくて心配した時、ひょいと戻ってきたユウに飛びついて喜びを表していた姿は脳裏に刻まれている。兄妹愛が一番深いのはシーバなのかもしれない。
深夜2時、朝戻ってくることを念じてシーバの近くで寝た。
今日12日朝9時頃、黒子ちゃんは何事もなかったかのように戻ってきた。どの猫よりも鳴き声がしっかりして食事の催促をした。
どこに行っていたのよ。シーバはとても心配していたのよ。こちらの気持ちを察する様子はなく黒子はよく食べた。
何があったのか、わからない。猫は互いに伝達し合うだろうか。
シーバは日差しを浴びながらお昼寝中〜!