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(幸喜良秀さんが沖縄を代表する優れた演出家で、多くの若者を育てたことは尊敬に値します。「人類館」の舞台より。)
島元さんは、沖縄県教育庁の文化行政の現場にいた方なので、組織の問題にも見識が深く、多くの舞踊家のみなさんもご存知の方です。
お元気そうでよかったのですが、そっちょくに今回の追加認定に関しての見解が知りたいと思いました。
「前回より酷いですね。玉城系統以外も入っていますが、玉城詣でをして技を変えた方々です。選考方法も問題があります」と短いコメントでした。
その詳細はよく知りません。前回の認定で比嘉康晴さんや玉城千枝さんが選考から外された結果に、コメント欄にもいろいろと言及されていました。今回お二人が国の保持者になったことは良かったと思います。
沖縄の伝統芸能の文化ポリティクスには、顔をしかめざるを得ないところがあります。国立劇場の芸術監督養成プログラムなど、幸喜良秀さんが作ったシステムでしょうけれど、例えば次の芸術監督と内定されていると囁かれている玉城匠さんが自主公演のほとんどすべてに出演の、養成ブログラムです。
一本釣りですが、これも問題がありそうです。優秀な芸能者は他にも実在するわけで、3人ほど候補を立てて、同等に機会を与え、その技量を見て確定するやり方はどうだろうか、と考えます。公平ではないやり方です。余力がないのかもしれないのですが、ニューリベラリズムの能力主義でもなく、最初から養成期間の間に、鍛えて継承させるやり方です。
モノポリーに近いですね。それで嘉数道彦さんも金城真次さんも養成されて芸術監督になったわけですが、他の可能性のある有能な実演家・芸能者が最初から弾かれたシステムに違和感が起こります。
「ああ、また同じキャスティングか?」です。自主公演も、たくさん搾り取られている税金から分配された予算の一部です。もっと多様な人材に機会を与えることができないのだろうか。なぜ同じ面々が優遇されるのだろうか?スター養成の場が国立劇場おきなわの使命だろうか。キャパが少ない沖縄で一部の実演家が優遇される、これは文化関連部局や県民を代表する議会はもっと検証すべきですね。
やっぱりですね。同じことを繰り返す人たち。
沖縄の舞踊が、国指定の文化財になる前。県指定無形文化財だった頃、当時会長だった真境名佳子先生詣でをして、自流の流祖の技を変えた方々がいた。大先生の技を変えることで、県の保持者になった方々がいた。この指摘は、ヒーラーモイ親方(筆名?)の指摘にあります。
https://blog.goo.ne.jp/nasaki78/e/65154ab4f9253cbf8b106167ba78ce46
Nasakiさんには、是非島元先生に「問題がある」内容の詳細を聞き出して欲しいです。
・文化財課長・班長による島元先生へのパワハラ休職問題
結局どうなったんでしょうか
どちらも今回の追加認定につながっています
保持者の選考過程がブラックボックスのまま
残された県の保持者の先生方は見捨てられたままです
亡くなった師匠さんたちが、戦後の荒廃の中から、瓦礫の中から、命懸けで蘇らせた芸能がこれでいいのですかって書こうと思ったけど、やめた。お弟子さんたちは先生を写す
鏡。弟子は師に似る。亡くなった師匠たちもこういう人たちだったのではと思います。
もうこのせを尊敬出来ない。