志情(しなさき)の海へ

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「神話の中に満ちている暴力」:以前、シモーヌヴェーユが書いていたことを思い出す。

2015-10-02 23:22:35 | ジュリ(遊女)の諸相:科研課題

シモーヌ・ヴェイユ(ヴェーユ)(Simone Weil, 1909年2月3日 パリフランス - 1943年8月24日 ロンドンイギリス)は、フランスの哲学者である。父はユダヤ系の医師で、数学者のアンドレ・ヴェイユは兄である。

彼女は第二次世界大戦中にロンドンでほぼ無名のまま客死した(享年34歳)。戦後、残されたノートの一部が知人の編集で箴言集として出版されるとベストセラーになった。その後もあちこちに残されていた膨大な原稿・手紙・ノート類を知人たちが編集・出版するにつれてその深い思索への評価は高まり、何カ国語にも翻訳されるようになった。遺稿は政治思想、歴史論、神学思想、労働哲学、人生論、詩、未完の戯曲、日記、手紙など多岐に渡る。

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神話の中の暴力性についてだが、ゼウスや其の他、切っ掛けになったのは『ファロスの王国』I.II巻である。古代ギリシャの性の政治学。戦後すぐに女性たちにも選挙権は付与された。しかし長い人類史の中で奴隷であった/奴隷ではない女たちが飛び出してきそうだ。

神話が暴力の物語に満ちていること、〔←日本の神話もそうだね〕それは紹介した本の中では、紀元前の人間のありようが封印されている壷上の絵画があからさまに写し取っている。芸術の凄さだね。おそらく物語(歌謡、詩・小説、戯曲等)は、暴力の本質をそのエキスを物語の中に封じ込めている。暴力の連鎖が見られる。美化される神話にこめられた無意識の暴力がある。それがプロパガンダとして生き生かされている。内包される増殖する物語。アーキタイプの物語。←神話の読み解き、人類のあらゆる表象の読み解きがなされている。あらゆる分野でー。



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