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(West EndのPlrince Edward Theatre,Miss Saigonが目立つね!)
以前「沖縄の蝶々夫人Okinawan Madam Butterflyの題名でマレーシアのクアラルンプールで開催された研究集会で発表したままの英文原稿があり、それをもっと実証的に論としてまとめたいと思いつつ、置いている。その論稿の中でMiss Saigon にも言及していて、脚本付のCDを以前購入した。今回ロンドンでまたMiss Saigonの再演が始まったことが地下鉄のポスターで分かった。舞台にヘリコプターが登場すると話題にもなった舞台だが、オペラ蝶々夫人とMiss Saigonの類似は多様に指摘されている。アジアの女性と西欧の男性のLove Storyである。現地妻と通り過ぎる男たち、戦場をからめた愛のドラマ、子供のために犠牲になるアジアの女性たちの定番のイメージがまとわりつく世界の表象の人気オペラとミュージカルである。是非本舞台を見たかった。それでロンドンの演劇事情に詳しい雅恵さんと大阪大の淳子さんと3人でWEST ENDに向かった。Broardwayもそうだが、半額でチケットが買えるシステムがあり、当日券でもSOLD OUTでないかぎり見れる。つまり観れるチケットを買うのだが、幸いMiss Saogonは一階席ではないが、50ポンド以内で観れるということで、淳子さんと二人はそれを観た。ロンドン馴れしている雅恵さんは別の作品を観た。WEST ENDは世界から演劇好きな人たちが大勢詰めかけている。オープン広場にはカフェーやレストランが並ぶ。
Prince Edward Theatre内部
若いころ来た時のロンドンと異なったと思えるのは、EUの人々が東欧も含め多くなっているという印象である。また中東系の顔も多い。以前はインド系やアフリカ系の顔が街でも目だっていた。中国系などの日本を含めたアジア系は多くは見られない。
しかしいい雰囲気だ。芝居好きにはたまらない空間である。さてMIs Saigonはフィリピンのスラム街出身のJon Jon Briones (The Engineer)が人気を博していた。彼の登場で盛り上がっている。もちろん主役のEva Noblezada(Kim役)の歌唱は凄い!Chirs 役のAlistir Brammerやアメリカ人妻のELLEN (Tamasin Carroll)も聞かせた。ミュージカルの楽しさはその物語の悲哀も含めて耳目を陶酔させる。それにしばらく酔った。しかし淳子さんが目をパッチリ開けて舞台を見ていたのに対して、旅疲れで途中でうとうとしている状態である。また聴きたい!戻ってCDを聞いて中身をまた確認したい、のが正直なところで、論稿を来年はまとめたい。フランシス・マンマナが紹介した資料も活かしたい。
Half Plriceでチケットが買える!
淳子さんが撮ってくれた写真!Miss Saigonが見れてご機嫌だが疲れていた!