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医学部の難易度が「東大並み」にまで上がった理由←食いっぱぐれがないことだ!←もったいない理由!

2016-06-13 19:25:43 | 日本の過去・現在・未来

理由として挙がるのが、医師になれば、食いっぱぐれがないことだ。その気になれば、70歳になっても働くことができるし、医師は激務とはいえ社会的地位も高く、勤務医であっても平均年収は1000万円を超えてくる。←つまり金と安定のために優秀な頭脳が医学部に流れるのは、ちょっともったいない。医学は医術であり、技術職ではないのだろうか?しかし女子学生が多くなっているということは、かつてのソビエト連邦やキューバなどを思い起こさせる。中高一貫校に通っている少年がいて、医者になることが医学部合格が学校の宣伝になっていたのだが、病人を診る街医者の姿を思い出すと、これが生涯の仕事としては、もったいないと思ったりした。開発や発見につながる研究だと興味深いだろうと思ったゆえでもある。

病院の医師たちの高給と多忙とは引きあわないという声もあるが、麻酔医師や、眼科医や皮膚科などの医師はゆったりと犬とお散歩している雰囲気で、給料はいいし、女性がやる職業として今後注目株だといえる。しかし夫婦医者の場合女性医師が家族のために休業をしたり、職から離れるのデータなどもあり、それももったいないと思うのだが、一方で形成外科のシングルマダーでバリバリ人気のある病院を経営し、恋愛体験もハーバードの教授とか、そしてボストンにマンションも購入とかのスーパー女性の姿も「あり」の現在で、彼女が何をどう実現し果てるのか、関心をもっている。すべて金のために人は生きていないはずで、世界のトップ100人の女性の中に医者はいなかったようなー。いたかな?むしろNGOの組織で活躍する女性たちが輝いていた。

 上野千鶴子と水無田気流の『非婚ですが、それが何か?』を以前読んだのだが、その中に「結婚後、就労しない女医たち」の項目があった。

お二人の対談によると「女性医師たちは、自分と同レヴェル以上の男たちと結婚しているから、その女性医師たちが結婚・出産で離職して、仕事に復帰しない。何かのときのための資格で、当面働く必要がなければ、夫も家族も許容する。復職しても非常勤の高賃金パート、夜勤も残業もしません。元々出身階層が高い傾向があり、この人たちに高い教育費をかけて、とくに国公立だと税金を投資して養成するのはいかがなものかという「女医亡国論」がこの先登場しかねません」

「例えば、重労働になりそうな分野の科目選択者だったら奨学金を少し高くするとか、そういった装置を諸外国はとっているのですが、日本にそれはないですね。そうすると、どうしても専門は低リスクで単独開業しやすいほうを選びますね。皮膚科や眼科になりたがる女性は多いんですよね」

「それも夜勤がないとか、長時間労働がないという条件で、家庭との両立を前提に選択しています」

とのことである。

恋愛結婚の実態は同類婚の項目も関連しているようだ。上野千鶴子と水無田気流の指摘は鋭いと思う。現代の事情をうまく切開している。食いぱぐれのない職業のトップが医師である!それで競争率が高い???

**************以下はネットメディアの記事の転載です。仮眠をして起きてPCを開くと目にはいってきたエッセイ記事!食いぱぐれがないということで、薬剤師や看護婦なども多いね。つまりすべて医療系である!他、女子では公務員や教員志向が多い。制度としては手堅いのだろう。理想の職業はクリエイティブな職ですね。作家や芸術家ですが、食いぱぐれる率は高いだろうか?何か想像≪創造≫に関われることができる職なら「あり」ですね。物語を書き残そう。

 

医学部の難易度が「東大並み」にまで上がった理由

医学部の難易度が「東大並み」にまで上がった理由© diamond 医学部の難易度が「東大並み」にまで上がった理由

 

『週刊ダイヤモンド』6月18日号の第1特集は「医学部&医者」です。日本中の秀才たちがこぞって受験する超難関の医学部受験の実態に加え、医学部選びで押さえておくべき医学部の“序列”を全て明らかにしました。

 日本全国の優秀な頭脳が、医学部受験に向かっている。そのため、偏差値は上昇を続け、ちょっとやそっとでは歯が立たなくなっている。過熱する背景には、何があるのか。

 志願倍率85.7倍──。たった63人の定員枠(一般)に、5398人の志願者が押し寄せた東海大学医学部。この数字は入試日程の兼ね合いなどによる飛び抜けた例としても、倍率20倍、30倍は当たり前というのが、今の医学部受験の実態だ(図表参照)。

 医学部全体で見ても、2016年の定員数9262人に対し、志願者数は約14万人に上り、志願倍率は実に約15倍。いかに医学部が“狭き門”かが分かるだろう。

 それだけではない。この14万人は、日本全国に散らばるトップクラスの秀才たちなのだ。偏差値で見ると、東京大学理科Ⅲ類(医学部)の偏差値78を筆頭に、偏差値70以上が9校、それ以外の医学部でも、ほとんどが偏差値60を超えている。

 1995年と比較してみると、最も偏差値が上がったのが、東京慈恵会医科大学で、この20年で偏差値56から74へと、実に18も上がった。次いで、順天堂大学は偏差値が10上がり、東京医科歯科大学と奈良県立医科大学、宮崎大学の三つの大学は、偏差値が8上がっている。

 ちなみにこの偏差値データは、駿台予備学校の駿台全国模試のデータであり、最難関大学の受験者層を多く含む、レベルが高い模試であることを申し添えておく。

 加えて、全ての国公立大と一部の私立大が利用する大学入試センター試験の得点率も見てみよう。低くても80%台の半ばで、偏差値の上位校ともなれば、得点率90%を超えてくる医学部はザラにあるのだ。

 センター試験といえば、医学部受験では通常5教科7科目の試験。そこでこの得点率を達成するには、「一科目でも苦手科目をつくったらアウト」(加藤広行・代々木ゼミナール進学相談室部長)という厳しい戦いだ。

 おまけに2次試験に加えて、小論文や面接があることも忘れてはならない。

 これらを総合すると、現在の医学部受験は、中堅ランクの国公立大医学部で東京大理科Ⅰ類合格レベル、私立大医学部であっても早慶理工学部合格レベルの学力が求められる。

 なぜ、医学部受験はここまで過熱し、難易度が高まっているのか。

 まず、理由として挙がるのが、医師になれば、食いっぱぐれがないことだ。その気になれば、70歳になっても働くことができるし、医師は激務とはいえ社会的地位も高く、勤務医であっても平均年収は1000万円を超えてくる。

 それに加えて、08年以降、有名私立大の医学部が、相次いで数百万円単位で学費を値下げし、受験しやすくなったことだ。

 次に、これまでとは異なる受験者層が、医学部に流れてきていることが挙げられる。

 同じ理系でも理工学部などを卒業し、製造業などに就職してもシャープや東芝のように今の時代、いつ何時会社が傾くか分かったものではない。それは文系もしかりで、医師と並ぶ最難関資格の弁護士資格を取得しても、食べていけない弁護士が続出する時代だ。

 消極的な理由だが、世の中に医師ほど安定して収入が得られる資格がなくなり、優秀な層の流れ着く先が医学部ということが、過熱している要因の一つといえる。

 ちなみに、下位の医学部の難易度まで上がっている理由は、「かつて金を積めば入れた下位の医学部も、長らく多額の寄付金を集めたことで裕福になった。今ではちゃんと医師国家試験に合格できる、優秀な生徒を集めるようになっている」からだと、ある国立大の関係者は声を潜めて話す。

 では、ここまで難易度が上がった医学部に合格しているのは、いったいどういう層なのか。上表をご覧いただきたい。今年、医学部に合格者を出した高校を、合格者の多い順にランキングしたものだ。

 ひと目で分かる通り、大半が私立で、中高一貫校だ。医学部を目指すなら、「小学校のころから対策を立てた方がいい。早過ぎて困ることはない」(大手予備校)。

 ただし、医学部に入学するといや応なしに医師への道を突き進むことを、肝に銘じておこう。


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