列車の時刻表ってもう10年以上買ってない。
ましてやスマホの時代になってネット上でいくらでも時刻情報は有るので不自由しない。
でも時々若かりし頃に夢を抱いて列車の一人旅をしたのを思い出す。
1ヶ月も前から大判の時刻表を何度も何度も見ては、もっと安いルート、もっと景色が良さそうなルート、もっと速く行ける組み合わせが有るんじゃないか?
時刻表を見ては車窓の景色を想像したり、素敵な方との出逢いを期待したり、時刻表には魔法の力があった。
もう処分してしまって無いが、沢山の書き込みをした時刻表は、もし取ってあったら宝物になっていたかも知れない。
でも、今でも新幹線のポケット時刻表は何時もバックに入れてある。
那須塩原駅は朝夕の時間帯は始発だったり終点だったりする。
その番線が異なるため、ペーパーに書き込みをしておくと降りる場合も開くドアの左右位置がわかり、アナウンスを待たずにデッキに立つことが出来る。
昔と違って大分夢のない話だが、活用している。
普段は時刻改訂の直後に駅窓口に置かれるポケット時刻表を戴くのだが、今年3月のダイヤ改正時に貰いそびれて、昨年の物を使っていたが大分傷んでいた。
ところが・・・
今日東京駅の何時もの新幹線22番線ホームで並んでいて、ふと柱の上の方に何か有るので確認したら、今年のポケット時刻表が入っていた。
毎日この場所に立つが、今まで全く気が付かなかった。
ただ、何時設置されたのかは不明ですが・・・
那須塩原駅では手に入らない上越北陸新幹線の時刻表も有ったので両方頂いた。
今まで上越北陸新幹線には一度も乗った事が無いので乗ってみたい物だ。
新幹線だけの時刻表なので本当の旅をするには不足かも知れないが、きっかけにはなりそうだ。
でも、こんなホームの柱に設置してあるとは殆どの人は気が付かないと思う。
なぜなら目線より高い場所だし、乗車位置に並ぶ向きの裏側に設置してあり目に触れにくい。
わざと気付かれない様にして有るんじゃないかと感じてしまうのは私だけだろうか?
慣れた場所でも、たまには周囲を見渡して見るものだ。