先日、小麦粉や植物油の危険性についてブログしました。
油を注さなきゃフライパンで卵焼き焼けないじゃないかぁ~
ってつぶやいて無いですか?
そんな油を使わなくても料理できそうな鉄製フライパンを3月に購入しました。
あれから半年が経って、フライパンも使い込んで来て既に5月くらいからは油無しでもテフロン加工フライパンと同じ様に焦げ付かずに調理ができるようになりました。
しかも焦げそうになったら金属ヘラで気持ち良くゴシゴシできます。
初期の頃は焦げ付くこともありましたが、要は火の使い方一つででどうにでもなることが分かってから焦げ付かせる事がなくなりました。
それと、使った後のメンテナンスです。
では、卵焼きを焼いて行きましょう。
1.最初はフライパンを熱くしておく
たまごを入れる前に私のIHの場合だと「5」で卵を垂らした時にがジュンって音が出るくらい熱します。
(煙が出る様な熱さにしてはダメですほどほどに)
そこへ卵を投入。
これによって、液体の卵が鉄板との境に瞬時に膜を作るためへばりつきません。
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2.卵を入れたらすぐに火を一段弱めに
前段の説明で、膜が出来てしまえば焦げ付くことは無いですが、そのままだと裏側だけが焦げてしまうので「4」に下げます。
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3.頃合いを見て返す
表の卵の状態を見ながらそろそろ良いだろうと思う時期になったら半分を返します。
この時、テフロン加工では無いので金属へらで返せます。
金属へらは薄いので、もし仮に多少へばり付きが有ったとしても難なく返せます。
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4.形を整える
再度鉄へらで返して火を止めて暫く置けば中までしっかり熱が通って卵焼きの完成!!
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5.卵焼きを器に移したら直ぐ洗って加熱乾燥
見てのとおり、焦げ付きはしませんが何やら黒い物が鉄板に付いています。
熱い内に水で流してスポンジで洗うとサッと綺麗になります。
油は入れていないので洗うのに洗剤は必要ありません。
ある程度振って水気を落としたらまた火で温めて水分を飛ばします。
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6.油でコーティング
ある程度水分がなくなって来たら火を止めて油をほんの少し垂らします。
これでも多いくらい。
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それを、ティッシュで全体に広げて完了。
余分な油は全部ティッシュが吸ってくれるので膜を作る以上の余分な油は鉄板の上には残りません。
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このまま置いて冷えたら仕舞います。
で、次回使う時には油を注すことなく即、調理ができます。
なーんだ!!! 油使ってるじゃない!!
と思われた方、よく考えてみてください。
今回の用途はあくまでもフライパンの表面保護で塗っているだけですから、付着している油の量は極めて少量です。
普通だと調理する前に油を注しますが、どれほどの油を注してますか?
人それぞれだとは思いますが、上記のティッシュで拭く前に垂らした油の3倍から5倍くらいは注すんじゃないでしょうか?
フライパンが熱くなって油に流動性が出て来たらグリグリフライパンをねじって油を均等に全体に行き渡らせるんでしょ。
そのあと、余分な油を拭いたりしませんよね。面倒だもん。
その油が熱で酸化して毒性のあるアルデヒドに変化して行くという事をほとんどの方は知りませんし、私も実際のところ詳しい知識はありませんでした。
多分、皆さんかなりの量の油を注して使っていると思います。
これまで我家では1.5Lのサラダオイルがあっという間に無くなっていました。
今は1.5L容器の物は妻が捨ててしまったので、油引き専用の小瓶に移した油しか残っていませんが、殆ど減らないためまだ暫くは油を買わずに済みそうです。
あまり沢山有ってもそれ自体自然に酸化しますから今度買う時には最小の容器の物を買おうと思います。
また、テフロンのフライパンを使っていて焦げ付かないのが分かっていても、鉄板のフライパンの時の記憶をそのままに油を沢山適用してる人も多いと思います。
油まみれの卵焼きと油が付いていない卵焼きを食べ比べてもそんなに味の変化はありませんよ。
目隠しして食べ比べたらきっと同じだと思うかも。
強いて言うなら、唇に触れた感触がちょっと違うかもしれませんが・・・
●テフロンの成分も、本体のアルミも身体には良くないです。
最近、至る所で井戸水や水道水に毒性のあるフッ素化合物(PFOS、PFOA)が混入している事が分かって問題になってます。
テフロンに使われるフッ素化合物は安全と云われていますが、人間が開発したものは未来になってから毒性が明らかになるものが多いですし、使っている中でどうしても削れて行ってアルミ地が見えてきたりするものです。
このアルミと云う重金属も良くありませんし、少なくとも削れたテフロン成分は体内へ取り込まれる訳です。
鉄製であれば、逆に溶け出た鉄イオンは体内で血液などを作る際に必要な要素として使われるもので、貧血気味の方には欲しい金属ですよね。
利便性ばかりに気を取られていると足元を掬われかねません。
「食の安全」は家族全員の健康に影響しますから作る人は常により良い判断をして行く必要がありますね。
今回は卵焼きで説明しましたが、野菜炒めや様々な調理も油を注すことなく、焦げ付くこともなく普通に調理出来ています。
唯一、餃子は失敗することが多いですが、鉄製フライパンは金属ヘラで気にせず豪快に底を剥がせますから間違って多少焦げ付いても全く問題ありません。
多様な病気の元となっていると云われている「精製植物油」ですから、極力使わずに日本の食文化に戻して行けば健康寿命も延びる事でしょう。
家族みんなで健康で楽しい老後を過ごしたいですね。