「四日間の奇跡」・・・
本屋に、絶賛コメントつきで山積みされてた・・
買ってしまった・・
金返せ!!!うぉら!!!
小学生のときの話・・
同じ団地に道子ちゃんって同級生がいたのね。
その子は、毎週日曜日に、「日曜学校」へ通ってたの
日曜学校って言っても千里ニュータウンのような新興団地に
教会なんかありませんわな。
近所の郵便局の2階の集会所に牧師らしきやつが来て
やってました。
おれなんか、小さいときからノンポリで育てられて
宗教のしゅの字も知りませんでした。
ある日曜の朝、遊んでいたら、道子ちゃんとばったり出会ったのね
すると、珍しく道子ちゃんが声をかけてくれるのね。
「猫ちゃん、日曜学校行かない?」
「はあ~?なにそれ。日曜まで学校行くの?」
まるで馬鹿の子・・
「日曜学校ってね、牧師さんがよいお話してくれるのよ
それでね、お菓子もくれるの」
なかなか、この子私の気の引き方を心得てるジャン
だから、女って怖いんだよね。
「お菓子もらえるの・・」
「いっしょにいく?」
「いく、いく」
餌に釣られた、わたしゃ、のこのこついていきましたよ。
なんか、変な雰囲気。
学校の教室のようなところに、20人くらい
の小学生が座っています。
すると、おっさんが牧師のかっこをして出てきました。
では、賛美歌を歌いましょう
じゃ、賛美歌○○番・・
とか言ってるの。
俺を除くみんなが声を合わせて賛美歌を歌っています。
道子ちゃんが、賛美歌の本を見せてくれますが、
わけのわかんない言葉ばっかりです。・・
そして、牧師がなにやら、話を始めました。
いい話をしてるのでしょうか?
馬鹿な猫にはわかりません。
そのころには、菓子に釣られてこんな場所に顔を出したことを
心底後悔しておりました。
こんなことなら、ビー玉で遊んでるほうがよかった・・・
ようやく、話も終わりました。
これで、開放される・・
お菓子もらって開放だ!
って喜んでたんです。
すると、なにやら牧師が前から箱を持ってきて
なんか言ってます。
そしてみんなのところを回りはじめました。
どうも、募金を集めてるようです。
みんな、いくばくかの金を入れています。
牧師はにこにこしながら回ってきます。
げっ!おれ、金なんか持ってないよ。
小学生が金なんか持ってるわけないじゃん。
急に誘われたのに・・
おれは、びくびくしてました。
どうしよう、お金持ってないっていったら
怒られるんだろうか・・
金も持たずに、日曜学校くるか?
菓子、ただでもらえると思ってるのか?
ひえ~・・・
きましたよ、
道子ちゃんのところへ来ました。
道子ちゃんは、百円玉を入れてます。
そして、牧師は俺のほうへも箱を
差し出しました。
俺は、
「お金持ってくるのわすれました・・・」
って上ずって言いましたよ。
そのときの牧師の顔を一生忘れません。
今までにこやかにしてた、顔が一瞬にして曇り
なんですかこいつは・・って言うような顔をしたんですわ。
すると、道子ちゃんが
「すみません、この人は始めて私が連れてきたから・・」って
言って、俺の分っていって、100円また入れてくれました。
すると牧師は、漸くにこりとして回っていきました。
幼心に、あの変わりようにはびっくりしました。
たかが100円のことなのに・・・
お菓子・・
お菓子って、さいごに飴、くれましたよ・・・
高い飴だぜ・・
俺は二度と行かなかったね。
二度と行くもんか!
幼心が痛く傷ついたな。
金のないのはこんなに心細いことなのか・・
今、金に汚いのはこれがトラウマになってるのかも知れない・・
泣けるぜ・・
それから、本と、宗教が嫌いになりました。
たかが、100円であんな顔しやがって
本屋に、絶賛コメントつきで山積みされてた・・
買ってしまった・・
金返せ!!!うぉら!!!
小学生のときの話・・
同じ団地に道子ちゃんって同級生がいたのね。
その子は、毎週日曜日に、「日曜学校」へ通ってたの
日曜学校って言っても千里ニュータウンのような新興団地に
教会なんかありませんわな。
近所の郵便局の2階の集会所に牧師らしきやつが来て
やってました。
おれなんか、小さいときからノンポリで育てられて
宗教のしゅの字も知りませんでした。
ある日曜の朝、遊んでいたら、道子ちゃんとばったり出会ったのね
すると、珍しく道子ちゃんが声をかけてくれるのね。
「猫ちゃん、日曜学校行かない?」
「はあ~?なにそれ。日曜まで学校行くの?」
まるで馬鹿の子・・
「日曜学校ってね、牧師さんがよいお話してくれるのよ
それでね、お菓子もくれるの」
なかなか、この子私の気の引き方を心得てるジャン
だから、女って怖いんだよね。
「お菓子もらえるの・・」
「いっしょにいく?」
「いく、いく」
餌に釣られた、わたしゃ、のこのこついていきましたよ。
なんか、変な雰囲気。
学校の教室のようなところに、20人くらい
の小学生が座っています。
すると、おっさんが牧師のかっこをして出てきました。
では、賛美歌を歌いましょう
じゃ、賛美歌○○番・・
とか言ってるの。
俺を除くみんなが声を合わせて賛美歌を歌っています。
道子ちゃんが、賛美歌の本を見せてくれますが、
わけのわかんない言葉ばっかりです。・・
そして、牧師がなにやら、話を始めました。
いい話をしてるのでしょうか?
馬鹿な猫にはわかりません。
そのころには、菓子に釣られてこんな場所に顔を出したことを
心底後悔しておりました。
こんなことなら、ビー玉で遊んでるほうがよかった・・・
ようやく、話も終わりました。
これで、開放される・・
お菓子もらって開放だ!
って喜んでたんです。
すると、なにやら牧師が前から箱を持ってきて
なんか言ってます。
そしてみんなのところを回りはじめました。
どうも、募金を集めてるようです。
みんな、いくばくかの金を入れています。
牧師はにこにこしながら回ってきます。
げっ!おれ、金なんか持ってないよ。
小学生が金なんか持ってるわけないじゃん。
急に誘われたのに・・
おれは、びくびくしてました。
どうしよう、お金持ってないっていったら
怒られるんだろうか・・
金も持たずに、日曜学校くるか?
菓子、ただでもらえると思ってるのか?
ひえ~・・・
きましたよ、
道子ちゃんのところへ来ました。
道子ちゃんは、百円玉を入れてます。
そして、牧師は俺のほうへも箱を
差し出しました。
俺は、
「お金持ってくるのわすれました・・・」
って上ずって言いましたよ。
そのときの牧師の顔を一生忘れません。
今までにこやかにしてた、顔が一瞬にして曇り
なんですかこいつは・・って言うような顔をしたんですわ。
すると、道子ちゃんが
「すみません、この人は始めて私が連れてきたから・・」って
言って、俺の分っていって、100円また入れてくれました。
すると牧師は、漸くにこりとして回っていきました。
幼心に、あの変わりようにはびっくりしました。
たかが100円のことなのに・・・
お菓子・・
お菓子って、さいごに飴、くれましたよ・・・
高い飴だぜ・・
俺は二度と行かなかったね。
二度と行くもんか!
幼心が痛く傷ついたな。
金のないのはこんなに心細いことなのか・・
今、金に汚いのはこれがトラウマになってるのかも知れない・・
泣けるぜ・・
それから、本と、宗教が嫌いになりました。
たかが、100円であんな顔しやがって