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ハイン地の果ての祭典 ヤーガン族は、なぜ滅んだのか

2018-02-19 04:33:11 | どうでもいい話



「ハイン地の果ての祭典」

っていう本が、ジュンク堂書店のおすすめ棚にありました

表紙のデザインに目を奪われ、手に取ってみたのですが

ぱらぱらと目をとおすと、異様な格好をした白黒写真に目を奪われます

南米の最南端、パタゴニアのフエゴ島という島の最南端に

にかつて住んでいた「ヤーガン族」という種族の

「ハイン」と呼ばれる神聖な儀式の写真らしいです

興味のある方は、「ヤーガン族」でググってみてね

南米最南端のフエゴ島は夏に平均10度、冬は1.5度でマイナス20度の日もあり

さらに常にパタゴニア独特の強風が吹きつける厳しい環境だそうです

そこに

裸にアザラシやペンギンの獣脂を塗り、

グアナコという草食獣の毛皮を巻いただけの裸族であったそうです

ダーウィンは「ビーグル号探検記」で彼らの事を

「彼らが自分の同類、仲間とは信じられない。

下等動物が味わう楽しみとはどんなものか」と書き、

キャプテン・クックも「世界で一番悲惨な人間」と蔑んだそう

ヨーロッパの人間ってろくなもんじゃない。

ヤーガン族に限らず、南米やアフリカ、オーストラリア、アジアの

原住民をさげすみ、の土地を収奪し奴隷として働かしてたのです

今でも、そのDNAは色濃く残ってると思うぞ

それはさておき、このヤーガン族が絶滅してしまった理由が泣かされます


白人の中にいた、宣教師という連中が

狩猟民族で定住するという習慣がなかった彼らに

定住するという生活を教え

裸で生活する彼らを憐み、服を与えました。

ところが、服を着たのはいいが、洗濯という行為を教えなかったため

同じ服をずーーーーーーっと着ていたそうです

それにより、衣服についた細菌やウイルスによって

抵抗力の無かった彼らは、絶滅してしまったそうです

なにすんねん宣教師っていう話。

そんなヤーガン族が、ハレの儀式として行っていた「ハイン」

それについて詳しく書かれてます

興味のある方は、是非お読みくださいな

ハイン 地の果ての祭典: 南米フエゴ諸島先住民セルクナムの生と死
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