ねこ氏落語を聞きに行くの巻2
神戸に新しくできた演芸場 「喜楽館」
こないだ、落語を聞きに行ってきました
落語を聞くなんて、前回繁盛亭に行ったのが
2009年なもんで
9年ぶりの寄席ですね、久々です
しょっぱなは、林家愛染の「手水まわし」
どんなネタかといいますと
大阪の商人が、商売で田舎の宿に泊まったとき
朝起きて、顔を洗おうと「手水(ちょうず)をもってこい」と
顔を洗うための水のことなんですが
女中に言うと
田舎のことで「手水」がわからない
主人に聞いても料理長にきけと
結局料理長もわからず
裏のお寺の住職に聞きに行きます
寺の住職も手水をしらず
「ちょうずとは、漢字で書くと長頭」
「頭の長い人を言う」とか言い出して
村はずれに住む権兵衛さんが頭が長いということで
宿に連れてきます
大阪の客が「手水はまだか?」というと
「おまたせしました」と
権兵衛さんが現れ、
「長頭でございます」というと
「えらい頭の長い人がきたねー、それはどうでもいいから
手水を回してよ」っていうと
権兵衛さんが「長頭を回す?」といって
頭をぐるぐる回すと
大阪の客は怒って出立してしまいます
これではいけないと、田舎の宿の主人と料理長は
大阪の宿に泊まり
「手水(ちょうず)」の正体を探ることに
朝になり
「手水をもってこい」と女中に言うと
女中は、すぐさま
洗面器に水を入れたものに
歯磨き粉と塩と爪楊枝をもってきました
それを見た、田舎の主人と料理長
顔を洗うものとは思いもよらず
料理長が「これは、大阪の最新の料理です」って言い切り
洗面器の水に、塩と歯磨き粉をぶち込んで
2人してやっとのことで飲み干すと
女中さんが、また手水をもってきて
これは、ご主人の分です
主人が
「これはお昼にいただきます」
という落語
まあ、やる方も聞く方も初心者向けの話ですね
手水を回すところで
長い頭を回すシーンが面白いw
長くなったので次回に続くの心なのだ
古典落語(上) (講談社文庫) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |