ぶろぐ猫の目

笑う門には福来る・・

実験中

ねこ氏落語を聞きに行く3

2018-08-30 05:31:23 | どうでもいい話

 

 

 



ねこ氏落語を聞きに行く3


喜楽館の昼席、2人目は

桂 阿か枝 明石出身とのこと

どこかできいたことあるなあって思ってたら

9年前繁盛亭で、前座で出てたのが、阿か枝さんでした

えらい男前ですわ

落語って

まくらで客席の雰囲気をさぐるのですが

阿か枝さんのまくらは、面白いんですけど

なんか真面目でね、性格が出ますね

演目は「子ほめ」

町内のおとぼけ八五郎が

ご隠居の教えを乞うて、ただ酒にありつこうとする話

ご隠居が、人を褒めると気分がよくなる

気分がよくなると酒の1杯でもご馳走したくなる

「まずは、年を聞いてそれよりも若く見えるといえばよい、

子どもはその逆に、年を増やせていえばよい」と聞いて

町に飛び出す八五郎

ちょうどいいとこで伊勢屋の番頭に遭遇する。

しかしいざ声をかけようとすると、「町内の色男」と逆に褒められ、

ご馳走をさせられそうになる。

これはやばいと、むりやり年を聞くと

「いやなこと聞いてくれるね、こう見えて40だ」ときくと

「それはお若い、どう見ても厄そこそこ」

「ふけてみえるじゃん」と失敗

「まちがいまちがい、年は45と言ってくれ」

「なんだよそれ、じゃあ45」

「それはお若い、どう見ても厄そこそこ」

「やっぱりだめじゃん」

これはだめだと、今度は子供をほめることに

そこで近所の、子供ができたばかりの竹の家を訪ねる。

赤ん坊を褒めるつもりが、間違って奥の間で昼寝している爺さんを褒めたりして失敗。


改めて赤ん坊に臨むが、

顔を見ては猿のようだと言い、お腹を押してきゅーきゅー言わせたり

竹が怒り出すと

もみじのような手だと初めて褒めると、

「うれしいねえ、それ以上何もいうな」っていう竹なのに

「こんなかわいい手で、祝い金をよく取った」と言ってしまい、あきれられる。

仕方がないので、最後の手段で年を尋ねると、

竹が「そんな赤ん坊に年を尋ねるもんがあるかい、今朝生まれたとこや」と言うと、

「今朝とはお若う見える、どうみてもあさってくらい」


とまあこんな話

面白い話なんですけど

赤ん坊をほめるくだりで、横で寝てるじじいを見てたくだりが

面白い。

おとこまえの阿か枝さんですが

ロビーにいっぱいおいてあるチラシを見てたら

独演会とか2人会とかなんとか会とか

いろんな会に参加されてるようで

見栄えがいいからか、チラシの表に彼の顔が踊ってます

勉強熱心なんでしょうね

いかんせん、この世界

勉強熱心なのが面白いとは限らないから難しい

しかし、落語は「芸」だから

笑わせるばかりが落語家じゃないんですよね

泣かせるのも落語のいいところ

真面目そうな阿か枝さんの 芝浜なんか聞いてみたいねえ

 
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コメント (2)
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