さいとうたかお先生逝去
またも昭和が遠くなりました
ゴルゴ13
53年もビッグコミックに掲載されてたんですね
コミックスも200巻超えてます
先日201巻が出たとき
それまでの記録保持者のこち亀の200巻をぬいて世界一になったのですが
こち亀もリベンジで今度201巻を出すそうです
そんな話はどうでもええんです
ゴルゴ13は、学生のころからビッグコミックで読み始め
近所の師匠伊藤君が、スピリッツとモーニングを買って
私がビッグコミックとオリジナルを買って交換して
毎週読んでました
そんなこはどうでもええんです
ゴルゴは綿密な取材で、国際関係の裏を描き出してました
勉強になります
静岡に住んでたとき、駅前に古本探偵団という古本屋があって
毎週、ゴルゴ13のコミックスを買いに行ってました
ときどき間違って同じ巻を買ったりしてね
それからは、買った巻をメモ書きにして持ち歩いて、
順番に買いそろえたんですね
当時は100巻くらいでしたが、そろえてました
書棚に並べて悦に入ってましたな
そのころ、親父が足の骨を折ったとかで入院しました
脚の骨なので、しんどくもなく暇を持て余してました
で、わしのゴルゴ13を読むかといって
100巻全部持っていきました
退院したときに返してもらおうと思ってたんですが
親父の野郎、全部病院に寄付してきたって
くっそーw
そんなことどうでもええんです
それからも読み続けてます
ゴルゴ13のプロ根性
プロとしてのストイックな生活にあこがれます
敵にすきを見せる、握手はしない
時間は性格
有無を言わさぬ強さ
銃器の腕前は世界一
そして世界を股にかけて
善悪関係なしに依頼された仕事を確実にこなすのです
格好良い
話の内容は政治経済にわたるのですが
中には感動を呼ぶ名作も多々あるんです
AT-PIN HOLE
という話でした
ハイジャックにあった旅客機
乗客を助けるにはハイジャックを殺すしかない状況
しかし旅客機までは1km離れている
1km先のフットボールを撃ち抜くには
ゴルゴでも通常のライフルでは無理
そしてゴルゴ13は、信頼のおけるデイブという銃職人に
特別製の銃を依頼するのです
お前の腕を信じて頼むのだ
ゴルゴの信頼に応えるデイブ
そしてゴルゴは1km先のハイジャックの脳天をぶち抜くのでした
プロのゴルゴと信頼しているデイブとのやり取りに
感動しました
あと、25000年の荒野というはなし
原子力発電所が事故を起こした
このままではメルトダウンを起こしてしまう
危機を回避するには
放射能漏れが起きた炉内に入り、冷却弁を破壊し
冷却水を炉内に入れなければならない
蒸気で視界の無い炉内でそんな神業をこなすのは無理
そんなとき、発電所の技師のバリーは偶然ゴルゴの狙撃現場を目撃したのだ
バリーはゴルゴの腕前を目の当たりにして
ゴルゴなら冷却弁を撃ち抜くというミッションをクリアできるのでは?
バリーは自分の命と引きかえにゴルゴに
弁の狙撃を依頼するのです
あなたの、狙撃を誰にも言わない代わりに俺の依頼を聞いてくれ
蒸気で見えない、放射線が漏れている炉内で
冷却弁を撃ち抜くという作業
チャンスは一回
図面を凝視するゴルゴ
蒸気でなにも見えない炉内に向けて銃弾を放ちます
お前の図面が正しければ、おれの仕事は終わった・・
無事冷却水の注入された発電所は危機を脱したのです
過剰な被爆をして、死を目前にしたバリーに
ゴルゴはたばこを差し出すのでした
さいとう氏が亡くなっても
さいとうプロは永遠に続きます
ゴルゴは永遠に
さいとうせんせいゆっくりお休みください