「PIC AVR 工作室」サイトの日記的なブログです。
サイトに挙げなかった他愛ないことを日記的に書き残してます。
PIC AVR 工作室 ブログ



MFT2023、今年もなんとか足を運ぶことができた。
といっても、前日、前々日とドタバタで3時間睡眠だった
ので、全然起きられず。ようやく起きたのが14時で、
急いで飯食って出かけて、国際展示場駅に着いた時点で
すでに16時少し前。



日曜日は閉館が17時なので、1時間しか眺める時間がない。
まぁ今回は仕方ないよな。来れただけでも良かった良かった。

とりあえず、まず最初にいしかわきょーすけさんのブース
を探す。



噂の新作、デルタロボット(パラレルリンク)型のペン
プロッタ
をじっくり眺めさせていただく。うん。やっぱ
すごいかっちょいい。

いしかわさん曰く、まだまだ精度が全然出ていないとのこと。
ただ、出来上がったばかりの状態から比べると、円を描いた
時に、描きはじめと描き終わりの線が繋がっていなかった状態
だったのが、改善を加えたところ、円の開始と終了がきちんと
繋がった状態になったとのこと。
(3重の円を描いた絵を見せていただいたところ、まだ円が
真円とは言えない感じに歪みが出ちゃうんだけど、3つの円が
ちゃんと閉じていた)

ピロボールも直動機構も、剛性やガタがあるとのことで、
そのへんがかなり制御に影響出てしまうみたい。どうやって
その中で、円の開始と終了をきれいに繋げられたのかって
いう核心部分まで聞けなかった。多分、いろいろとその辺
ノウハウがまた詰め込まれているんだろうなぁ。



年度ごとに進化してきた、いしかわさんのプロッターが
勢ぞろい。(もっといっぱいあったと思うけど、多分その
年その年を代表している1台1台が並んでいるんだと思う)


使うパーツのガタや剛性の問題って、これまでいろいろと
ポータブル赤道儀を作ってきたオイラとしては、ぜひ
聞きたいノウハウなんだけど、そこを聞いておけばよかった
のになぁ、と気づいたのは、帰りの電車の中だった…。
(次回にまた伺おう…)


今回は、なにしろ1時間しかないので、駆け足であちこち
興味をひかれるところを眺めて回る。

そういえば、今回はロケット・宇宙開発関係のブースが
いつもより目立っていたような気がするんだよなぁ。宇宙
開発は子供のころから大好きなので、どうしてもそっち方面
は毎回気になってみてしまう。







いろいろ気になって聞きたいこともあったんだけど、
とりあえずまずは全体を歩いて、どんなものが展示されて
いるのかを眺めることを優先。

大体眺め終わってから、その中でも特に気になるところ
について、少し詳しく話を伺ってきた。

まず、自作のエレキウクレレ。







CNCフライスを使って、ソリッドな板からウクレレ本体
の形を削り出して、そこに市販のネック、ヘッド、ブリッジ
を取り付けて、ピエゾピックアップで信号を取り出すと
いう形状になっている。
(CNCフライスは、学校にあるものを使用できる環境との
ことだった。うらやましい…)

で、面白いなぁと思ったのが、ピエゾピックアップを
取り付ける方法。
本体は、厚みが4~5cmくらい?あるみたいなんだけど、
一部分だけ裏側から直径2~3cmくらい彫り込んだ穴が
あって、表面に近いところまで掘られてる。んで、そこ
に裏側から磁石を入れて、表面にピエゾピックアップを
くっ付けるっていう形状になっていた。
これは面白いアイデアだなぁ。

当然、ピックアップを外せば、サイレントウクレレとして、
夜中でも弾いて練習できるようなかたちになってる。

CNCデータは、 Fusion360で作ったとのこと。使用した
CNCフライスは、stlみたいな立体データそのものじゃなくて、
切削ビットの移動する軌道データなので、それを出力できる
Fusion360を使用したとのこと。

CNCフライスの出力サービスを使用すれば、(料金は
それなりに必要だろうけど)立体データそのままでも
受け付けられるところはあるっぽいので、自分で作る
場合なら、多分そういうサービスを使うことになるだろう
なぁ。
(オイラは、ウミガメの形のエレキウクレレを作りたい
って、昔から思っているのよねぇ)


あと、Favion社のKATACHIというサービス



これは、電子工作に特化したデータの販売を行えるサービス
とのことで、プログラムやデータ、PDFみたいな電子書籍
のような電子媒体を販売できるサイトになっていて、さらに、
今後は物販や動画ストリーミングサービスなんかも予定して
いるらしい。

うん。そういうサービス欲しかったんだよなぁと思って、
あれこれお話聞いてきた。
いつも、書籍とか雑誌の記事とかは、自分でテーマを選んで
書いているわけじゃないので、こういうサービスなら、
書きたいテーマで好きなだけ書いてもいいわけなので、
電子工作関係のテーマとして書いてみたいことや、いずれ
作ったブツ(や作るためのキット)の販売なんかにも使える
だろうから、かなり楽しみだったりする。



というわけで、1時間しか居れなかったので、思う存分
眺めることはできなかったけど、今年も面白い取り組みを
している人たちの、興味深い創作物をたくさん眺められた
ので、とてもヨカッタ。

最近あまりこういうイベントに足を運ぶことができてない
(時間がなかなか取れない)んだけど、できるだけこういう
イベントに行って、刺激を受けて帰ってきたいなぁ。


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