京都一周トレイル 暮れる都

　暮れる都の風景
京都駅近くの京都タワーに灯りが点いたのも見えました。この写真では判りませんね。

第1日、銀閣寺の脇の道を下り、東山コースの52-1番・浄土橋に着いたのは17:00。
出発から7時間、約17ｋｍ歩きました。

京都一周トレイル 大文字火台

　ここまで約6時間歩いてきた。京都市内の町の灯もともり始めた。
本日の最高標点大文字山465ｍから予定のコースを外れて五山の送り火の火台のある斜面を降りることになった。
ここは「大」の字が焚かれるところ

京都一周トレイル トレイル標識・番号

　トレイルにはこのような標識がコースの要所に設けられている。等間隔であるわけでなく、時にこの標識を見落とし、コースアウトすることがある。わがグループはガイドさんが導いてくださったので、安心して歩くことができました。

この標識は東山コース39番・七福思案処である。第1日目は①番～52-１番まで。

京都一周トレイル 導水管

　インクラインから市内にある４つの浄水場へ水を運ぶ導水管。直径1.65ｍ
家族で遊んでいた坊やがモデルになってくれました。

京都一周トレイル その１０

　舟を台車に乗せて運ぶ

京都一周トレイル インクライン

　明治時代に建設された「琵琶湖疎水」は琵琶湖の水を京都に引いた。この写真のインクラインは高低差のある舟だまりの間を舟を台車に乗せて運ぶ傾斜鉄道（このレイルの先に舟だまりがある）
琵琶湖疎水により、日本初の水力発電所と路面電車が誕生しました。

京都山岳連盟でこの京都トレイルを作った主要メンバーあり、高校の社会科の教師をされていたというツアーガイドのＭさんの的確な説明は私たちの“単調な歩き”をふくらませて下さった。
「明治維新によって都が江戸・東京に移ることで、京都が寂れることをおそれた当時の都人は、知恵を出し合って教育や工業の発展に力をいれたんです・・・」と。