背後から(立っていられないほどの)強風に煽られながら登頂の証拠写真を撮った・・・
ハイ、笑って~といわれたが・・皆さん笑顔はこわばっている
計画書には「下見山行ですので、雨が降っても風が吹いても実行します」とあったが、そのとおりになったのである。
そんな状況を愉しんで、無事帰って来たことを報告します。
所属山岳会では上田市民を対象に毎年「一般募集登山」をお世話している。
今年は甲斐駒ヶ岳ということになり、その下見登山に5人が参加した。まだ行ったことが無い人が優先ということで、私も手をあげて加えてもらった。
3:00起床、4:00武石出発、(和田トンネル・中央道)経由
5:40-6:00伊那市・長谷バス停(スーパー林道) 従来から行われているマイカー規制により市営バス(28人乗り)に乗り変える
上空は黒っぽい雲が覆っている
スーパー林道から見た鋸岳~甲斐駒(右奥の尖った峰)
7:00-7:15北沢峠
北沢峠こもれび山荘
標高2,030m、峠の池塘にクリンソウ・九輪草が群生、今が盛り。帰りに撮らせてもらおうか・・・
今日のコース;仙水小屋~仙水峠~駒津峰~甲斐駒ヶ岳(東駒ヶ岳)~駒津峰~双児山~北沢峠
バス停から200mほど山梨側に下ったところが仙水峠への登山口
長藏小屋
小屋の前の沢を渡るメンバーたち
仙水小屋まではこの沢沿いに登っていく
日当たりのよい所には野いちご
沢添いの急登
仙水小屋は営業前
玄関先のオダマキ
この水は水温は4℃という冷たい美味しい水だった。
仙水峠近くのガレ場、同行者は゛日本庭園”だねと
右前方に 早川尾根その先へ鳳凰三山とつづくはず・・・地藏岳のオベリスクを確かめた
足元の花たちはツマトリソウ、コイワカガミ、ミヤマハンショウヅル、ハクサンイチゲなど。
それらを撮りたいが、先を急いでいるので・・・撮ったのはハイマツの赤い芽だけ
ここで、ぽつぽつと雨が始まり風もつよくなり、カッパ着用。
10:00 駒津峰に予定通り着く。
頂上まで1時間30分という表示。
頂上とここへ往復し、下山時はここから双児山へ下ることになる。
早川尾根へと延びる栗沢山とアサヨ峰;2年前の秋に山岳会で来た山。私は参加できなかったが。
ここから強風と雨から守ろうと、カメラをザックの中にしまい込んだので写真はなし。
花崗岩と風雪に粉々に砕かれた白いザラメ状の砂・・27日の本番には美しい風景を撮りたいと願った・・
12:05 頂上到着
強風に耐える面々
岩陰に避難して、そそくさと昼飯とした。この1枚だけ撮って、再びカメラをしまった。
15:45分 北沢峠に帰着。
最終のバスは16:00に発車するので、 大急ぎでクリンソウの群生を撮らせてもらった。
16:05 最終バスは出発。
甲斐駒ヶ岳から下った者、仙丈ヶ岳から下ってきた者、どちらもカッパを着たままの濡れ鼠状態のお客で満席となった。
17:00 仙流荘着、ここで温泉に入りたいのをぐっと我慢して、簡単に着替えを済ませた。
上田に戻る車の中では、27日の本番ではどうかお天気に望まれますように、参加者を安全にたのしく登ってもらうにはなど、真剣な話し合いの時間となった。
19:00 武石公民館着。行き帰り運転を引き受けてくれた同行者に感謝して、マイカーに乗り換え松本に向った。