雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

誰のため やってる愛護 イベントか?

2010-11-09 12:02:56 | 季節の花と愛犬「風」「鈴」「風愛」
トップフォトは、先日の山田池公園のコスモス畑でのショット。


そろそろこちらのコスモスは終盤って感じ。

もう見納め寸前でしたよ。


だけど、青空が素晴らしくキレイで

花が色鮮やかに見えました。


さてさて
先日の日曜日

風パパの
マラソンのゴールに向かう前に

地元高槻で「動物愛護フェスタ」をやっているというので覗いてきました。


実は、ボランティア募集もあって、やろうかと迷ったのですが

風パパのマラソンも応援したいし


今回は、見るだけでも…と思ったんです。


だって、ペット入場NGのイベントだから、

今まで「風ちゃんと行けないなら、つまんない」と

思っていったことがなかったんですもん。



一度も行ったことがないのに、ボランティアで行っても
何をすべきかわからないだろうし・・・・・。



で、行ってみて

とってもモヤモヤしちゃいました。


このイベントって、いったい誰に向けてやっているものなんだろう?



会場は、ある小学校。
校門を入ったところの中庭スペースと体育館でイベントを行っているのですが

とてもクローズドなイメージ。



校門前まで、行けば中に動物愛護団体のテントブースが見えますが

まわりは、大きな塀に閉ざされた場所。


このイベントを知っている人がわざわざ出向かない限り、絶対に気がつかない感じ。




多くの人に「動物愛護について知ってもらう」目的なら、人通りがある場所。

自由に入れる雰囲気がないと、イベントとしての効果はないと思う。



例えば、多くの人をターゲットにするのなら、駅前のロータリーとか。

ジャスコシティの駐車場とか。



また、家族連れで行楽気分で、訪れる城跡公園と淀川河川公園とかでもいい。

そこなら、ペット連れもOKだろうし、散歩のついでにイベントを見て行こう!!

とか、ピクニックや遊びにきたついでに、見て行く人も多いはず。




イベントは、それ自身に集客能力があり、広報がしっかりしている場合は

多少クローズドな場所でもいいけれど、そうでなければ

まず人目につくことが鉄則。




小学校でやるにしても、大きな塀が立ちはだかって外から見えない中庭でやるのではなく

道行く人から「あれ?何かイベントをやっている。自由に入っていいのね」と気がつく

オープンな運動場などでやるべきだと私は、思いました。



つまり、今の状況では「動物愛護に興味のある人しかこない」状態で

興味のある人は、すでにスタッフだったり、団体に関連していたりするわけで

身内しか集まらない状況に陥ってしまっています。


愛護団体のブースでは、募金につながるワンちゃんやネコちゃんのグッズ販売なども

あるんですが、休日の愛犬家は、なるべく愛犬と過ごしたいもの。


そんな時に、わざわざ愛犬をお留守番させて、そこへ行くでしょうか?


ペットOKの会場だと、散歩がてらに行って、

募金したり買っちゃうってことがあるでしょうけど。


(まぁ、私も、ワンちゃん用の鹿肉ジャーキーを風ちゃんのお土産にかっちゃいましたけどね)




さらに、獣医師による無料相談コーナーもあったのですが・・・・・。


愛犬といっしょにいたら

「そういえば最近、なんかここ痒がっているから、相談してみよう」とか

「前より、よく吠えるようになったけれど、何に気をつけたらいいでしょう?」とか

「歯石ってついてますか?」とか。


動物病院に行くほどじゃないけれど、ちょっと気になることを

気軽に相談できるので、いいと思います。



でも、愛犬がいない状態で、相談っていっても、なかなか話しにくいもの。

それに、その相談にそこへわざわざ行くってこともしませんよね。



案の定、私が行ったときは、誰も相談していませんでした。


もったいないなぁ…。




小学校で実施するのは、小学生が訪れやすいという狙いもあるのかもしれません。

だけど、実際は、高槻にはたくさんの小学校がありますが、その小学校の子供しか、

なかなか足を運べないのでは?


実際、体育館の中では、子供たちに向けた内容の工作コーナーや

クイズコーナーなどがありました。


しかし、それだけではなく、体育館には、大人でも目を覆いたくなるような


虐待や、病気でボロボロになって捨てられ収容された犬の写真。

殺処分の犬の死骸の山の写真なども、展示されていました。



たしかに、ペットを捨てたり、去勢・避妊をしないばっかりに

殺処分という悲しい現実があり、それをなくす努力は必要です。



しかし、こういう写真を子供たちに見せることによって、幸せなペットが増えるのでしょうか?


事実を見せなければならないのは、そういう現実を作っている
ペットを捨てるような大人に向けないと意味がないのでは?






ふと私は、最近お店などのトイレに

「いつもキレイに使っていただいて、ありがとうございます」と

書いてあるところが増えているのを思い出しました。




この文章を見た時に、思い浮かべるのは「キレイなトイレ」。


こう書かれているトイレは、たいていキレイに使われていて

気持ちがいいんです。

もしも、うっかり粗相をしても、キレイにしなくちゃという気持ちが働くのでは

ないでしょうか?



昔は「汚すな!!」などと書かれたトイレもありました。

しかし、その文字をみると、人間って汚れたトイレを想像し

不快な気持ちになります。



さらに、うっかり粗相をしても「汚すな!」と書いてあるってことは、

他にも汚してそのままにしている人もいるんだろうし、

まぁええかって気持ちになってしまうかもしれません。


そんな心理が働くように感じます。



文字だけでも、こういう想像が働くのが人間ですから

写真などで見せられると、かなりそのシーンが目に焼き付きます。




愛護イベントに行って、


家族と仲良く遊んでいる笑顔わんこをたくさん見た子供と

犬の殺処分シーンの写真を見た子供とでは

どちらが、犬に優しくなれるでしょうか?







犬は、家族。命あるもの。心あるもの。


私たちと同じように感情があるもの。


その写真を見たこどもたちは、そう思うでしょうか?!


心優しい子供は、きっとその写真にショックを受け、

とっても暗いイヤな気持ちになると思います。



逆に、平気でこの写真を見れる子供がいたら、

それは犬や猫は、殺してもいいもの。


とイメージしてしまうかもしれません。




「犬や猫を捨てるな!」という言葉の魔力だけでも、

犬や猫は、捨てられている。

そういう存在なんだって認識になっちゃうかもしれません。




それよりも、トイレのメッセージと同じように

ペットを大切にし、楽しく最期まで暮らすシーンを想像させる

そんなイメージを与えることが大事なのでは?!




保護犬と暮らすことが、どれだけ楽しいものか。

わんこも自分たちと同じ感情があって、いっしょに喜び合える存在だということを

しっかり伝えていけば、モノのように捨てるということが考えられなくなるのでは?




かわいそうだけでは、何も始まらない。


犬や猫は、かわいそうな存在ではなく

いっしょに幸せを分かち合える存在。


子供たちをターゲットにするなら、「わんこの気持ちになって、毎日の生活を覗いてみよう!!」とか


わんこの気持ちに目を向けるような内容にした方がいいのでは?


とつくづく感じました。



最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


今回は、不満を書いてすみませんでした。

この内容は、整理してこのイベントの主催側にも伝えたいと思っております。


私としては、やっぱり風ちゃんといっしょに行ける
イベントがいいなぁー。

みんなの前で踊るでぇ!!

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