風「キャイン!」 足を踏まれた 試験中

ＧＣＴとは、犬のグッド・シチズン・テストのこと。


これは、優良家庭犬普及協会が実施している

わんこが、社会の中で「良い市民」として、行動できる証明となるテスト。


このテストに合格すると「優良家庭犬」として認定されるわけです。


合格犬を育成したハンドラーである飼い主さんは、行政に申請すれば

動物取扱責任者の「訓練」や「保管」が取得でき、訓練士やペットホテルなどの仕事が可能になったりするんですよねー。


だから、ドッグトレーナーや犬のしつけインストラクターを目指す人の登竜門的試験だったりもするんでしょうねー。


ただし、この試験は1度合格したら、おしまい!というのではなく、認定期間は2年。

2年ごとの更新受験が必要になるんです。


ずっと我流で風ちゃんのしつけをしていた私が

「へぇ、こんな試験があるなら、受けてみよう!!」と親バカだったので

思ったのが、風ちゃんが5歳の時。


でも、どうしても我流の教え方では、教え方がわからない項目があり

生まれてはじめて、風ちゃんと教室に通いはじめました。

それが風ちゃん5歳半の時ですねー。


で、初合格が風ちゃん6歳の時。


8歳の時には、更新試験を受けて合格。


そして、昨日が2度目の更新試験。

つまり、10歳の風ちゃんと3度目の合格を目指して、受験してきました。



(試験は、朝からあったので、昨日のブログは、予約投稿だったのでーす)


今回の受験場所は、尼崎の動物愛護センター。


駐車場がオープンするのが10時からで、10時半までに入ることになっています。


私は、いつもこの会場での試験の時には、試験会場の手前車で10分ほどのところにある「昆陽池公園」に寄って、お散歩するんです。


若かった頃は、ここで風ちゃんをしっかり運動させてから行きました。

でも今は、なるべく疲れさせないように、気を使いながら・・・・。




昨日は、9時半頃に「昆陽池公園」に着き、のんびりとお散歩。

すると、雨が降って来て、一抹の不安が・・・・。


「もしも、この雨がひどくなって、雷が鳴ったらどうしよう。

　いつもの風ちゃんなら、合格できるレベルだと思うけれど

　雷だけは・・・・・」。


そう、実は前日の風ちゃん地方は、夕立があって、局地的に大雨になって、

雷も凄かった。

もちろん、風ちゃんはママのおひざにべったり。

ブルブル震えたり、ハァハァパンティングしたりでした。

おかげで、その後のトイレで風ちゃんは大量放尿して、

またもお腹はぺったんこになったんですけどねー。


もしも、試験中に雷が聞こえたりしたら・・・・。

風ちゃんのことだから、パニックになって暴れるなんてことは

ないだろうけれど、かたまって動かなくなっちゃう可能性大。


でも、試験項目は、待機するものもあるけれど、ヒールポジションで動くものも多いから、

「雨降って、風かたまる…」なんてことになったら、合格なんて無理無理・・・。



天気予報で、雨マークがなかっただけにショック!!


小雨程度ならいいけれど・・・・。


そう思いながら、試験会場に到着した時には、もう本降り。

「あっちゃー、ヤバイなぁ。

　頼むから、雷だけは、鳴らないで!!」


受付をすませると、私と風ちゃんは2番目に試験を受けることになりました。

受験者には、新規と更新の人がいるんだけれど、いつも更新の人から先に

試験をやるので

更新の風ちゃんは、順番が早いんですよね。



試験は、全15項目。

1つでも失格すると、その時点で試験終了。

全項目で合格しないといけないんです。


今回は、前半に12項目。


そして、12項目に合格したペアだけが、残りの3項目の試験に進めるというスタイルでした。


幸い、試験が始まる頃には、雨があがってきて

雷もなってなくて、一安心。


でも、雷を心配していた風ママの緊張は、めっちゃすごくて

まるでロボットのようにガチガチ。


まぁ、そんな時でも風ちゃんは、マイペースで行動してくれるので

頼もしいんですけど・・・・・。


しかし、今回はママが大失敗!!


試験中に大、大、大、アクシデントを起こしてしまいました。




この試験は、すべてリード付きで行われるんですけど

犬は、飼い主のとなり(50cm以内の位置)で、リードがたるんでいる状態で歩くのが鉄則。


まぁ、いわゆる「ツケ」とか「ヒールポジション」で歩いていたら問題ないんですけどね。



なんと


なんと

試験で歩いている最中に、風ちゃんの「キャイン!!」という声が響き

私のそばから、飛び退いてしまいました。



その原因は、風ちゃんが足を踏まれちゃったからです。


不注意にも、ふんじゃったのは、この私…。

風ちゃんが私の脚とくっつき過ぎていたせいもあるだろうけれど

私が緊張していっぱいいっぱいで、配慮に欠けていたのがイチバンの原因。



「いやー、どうしょ。もうあかんかな」と思いながらも

ヒールポジションを指示して、再度歩いて終了しました。



試験のジャッジさんたちの審議が入りました。


その項目の失格要件は

・大半を通して、犬の頭が飼い主の足から約0.5メートル以内のところに無い

・約50cm以内まで、相手の犬に近づく

・歩いている間の約30％以上、リードが引っ張られている


うーん、どうだろう。

一瞬でも0.5メートルから離れたらアウトというルールだったり
一度でも、リードが引っ張られたら、NGというのだったら、即失格だけど・・・・。




うーん。


離れたといっても、一瞬だったし、

リードが引っ張られたのも1～2秒だったはず。


すぐにヒールに戻るように指示して、続行したけれど・・・・。


どきどきしながら結果を待ちました。





結果は・・・・・。

許容範囲ということで、この項目もなんとか、クリアできました。


ふうぅぅぅぅ危ない、危ない。


ママのせいで不合格になっちゃうところだったね。


風ちゃん、痛かったね!!


本当にごめんやで。


もしかして、アクシデントとして、大目に見てくださっていたのかもしれないけれど、本当によかったです。


そして、前半の12項目が終了し、私たちは他の受験者の前半が終了するまで

休憩に入りました。



その間に、車に戻って、風ちゃんに食事を与えました。


実は、集中力がとぎれないように、いつもの朝食を1/3しか与えず出て来たんです。


そして、残りの項目は、獣医師の診察、クレートでの待機や、飼い主の食事中に足元で待機する、じっとしている系が多いので

お腹を満たしてあげた方が、風ちゃんもリラックスすると思って・・・・・。


そして、持参したフードを車の中で与え、

再び試験会場の前で待機していると・・・・。


ありゃりゃりゃ、風ちゃん

さっき食べたフードをゲボっと全部吐いちゃった。


慌てて食べさせたから、かしら?!


もちろん、すぐにキレイに片付けましたが

風ちゃんのお腹が空っぽだと、後の待機系の項目は、落ち着かないかも・・・と、心配しちゃいました。


あー、これもママの責任ね。



でも、でも



でも・・・・・。


風ちゃんは、やってくれました。

残りの3項目もスムーズにクリア!!




はい。

今回も無事に合格を頂きました。


ママの失敗で、ヒヤヒヤしたけれど

本当に合格できて、よかったです。



いっしょに更新試験を受けて、合格したジュピターちゃんと記念撮影。


ここでも、笑顔の余裕をみせてくれて、

頼りになる風ちゃんに、本当に感謝です。











最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。

ちなみに帰宅すると、パパも鈴ちゃんも不在。

しばらくすると「川で泳いできたよー」と、砂のいっぱいついた鈴ちゃんと

パパが帰ってきました。

なので急遽、鈴ちゃんをシャンプーするはめに。
前日にフロインランプラスをしたばっかりやったのに…。
(まあ、1日経ってるから大丈夫かな?)





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