雑種犬「風(ふう)」のひとりごと

元保護犬でセラピー犬風愛(ふあ)8歳とパピーの鈴々(すず)の楽しい毎日を575で綴ります。天国の鈴ちゃんの話も出るよ

一時的?! だけど絶対 聞こえてる/聴力を失った雑種犬ふう

2014-08-21 09:58:26 | 愛犬風愛(ふあ)と鈴々(すず)の日常
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私は今、ちょっと興奮しております。



だって今、たった今

風ちゃんの耳が聞こえているみたいなんです。



もちろん、この聞こえている状態がこの前のような一過性のもので、また聞こえなくなるという覚悟はしています。



それでも、今現在、風ちゃんの耳が聞こえている思われるこの事実がうれしくてたまりません。






一昨日のブログに、くしゃみに反応したということはこのブログにも書きました。

でも、私たちの声に反応することはなかったんです。





昨日も、いつもと同じように「風ちゃん」と声掛けをしていたんですが

やはり反応なし。


なのに、くしゃみにはやはり反応しました。


少し前までは、くしゃみにも全く反応しなかったんです。


それだけでも、何かの音に反応してくれたという事実がうれしかったんですが…。




なんと昨日は、鈴ちゃんのキンキンするカン高い「ワンワン」の声に飛び起きたのです。



確かに鈴の声は、私たちの声よりうんとデカイし、キンキン耳に響きます。


でも、今までは鈴が高い声で吠えていても、反応していなかったんですよ。


なのに昨日は反応したんです。



最近の鈴は、風ちゃんにガウることはありませんが


なぜか「遊んでほしい」とカン高い声で風に向かって「ワンワン」吠えることが多くなっていました。



耳が聞こえている頃なら、鈴が「ワンワン」言うと、うっとうしそうな顔をして

逃げるというかその場を離れていた風ちゃん。



それが耳が聞こえなくなって、鈴のワンワン声にも反応しなくなって


鈴に吠えられても、そのまま同じ体勢で過ごしていることが多くなっていました。



鈴にしてみたら、今までは拒否されて離れて行っちゃってた風が

ワンワン吠えてもそこにいるから、「もしかして構ってくれるの?」と勘違いしたのか


最近は、よく風に向かって高い声で吠えていました。



こっちも、どっちみち聞こえていないから、まぁいいかぁと鈴に注意もしてませんでした。



それが昨日、風が伏せて目をつぶっていた時


鈴がいつものように風のそば、1mぐらいのところで「ワンワン!」。


すると風が、その声にビックリして飛び起きて

鈴を見た後、すぐにママの方を見て「ママ、こいつウルサイねんけど…」って顔で訴えてきました。



今のは、絶対鈴の声が聞こえていた。



それを見ていた私たちは、その後すぐに「ふうちゃん」「風ちゃん」と呼んだのですが

やはり私たちの声には反応なしでガックリ。



ある周波数とかそんな音だけ聞こえるのかもしれません。




それでも、今までは全く聞こえなかったことを考えると、少しずつですが聞こえてきている感じも。


ただし、前回一時的に聞こえたりもあったので、聞こえたり聞こえなかったりのシーソーになっていることも考えられます。




でも、一昨日よりも、昨日の方が聞こえている感じが強いのは確か。


ヌカ喜びは、しちゃいけないと言い聞かせながらも期待しちゃいます。






そしてさっき、風と鈴の爪切りをしたんです。


パパがいるので、パパに風ちゃんを逃げないように抱っこしてもらって。

その間に私が爪を切りました。



まずは、風ちゃんからです。


けっこうイヤがりましたがなんとか終了。


風ちゃんにはご褒美のササミガムを与えて、

次は鈴ちゃんをパパに抱っこしてもらって爪を切りました。




鈴も多少イヤがりましたが、無事に終了。


はい、鈴にも終わってからササミガムをあげました。


鈴は、もらったササミガムを加えて窓辺の方へ行きました



すると、風は鈴がもらっているのをうらやましそうに見て、鈴の方へついて行くんです。



「あれ?風ちゃんって自分の分をもう食べたっけ?」


そう思って、テレビの前にある風ちゃんのベッドを見たら、ほとんど食べずのササミガムがありました。


風ちゃんったら、自分のベッドのところ置いているのを忘れて、鈴について行ってる…。



それに気が付いた私は、風のベッドのところに行き、ササミガムを拾って

「風ちゃんのは、ここにあるやんか?!」と言いました。


すると、鈴の方ばかり見ていた風が


「えっ、ホント?」とばかりにすぐに私を見て、飛んできました。




あれ、今風ちゃんは、私の話し声に反応して、ママの方を見たから

自分のササミガムがここにあることに気が付いたのよね。




もしも、耳が聞こえていなかったら、ママの方を見なかったはずだもん。



もしや聞こえた??



ママが話している言葉までは聞き取れていないかもしれないけれど

ママが何か言ったということは、もしかしてわかった??




もちろんこの時は半信半疑。





テレビの前の自分のベッドのところで、夢中でさっきのガムを食べている風ちゃん。


私は用事でキッチンに入ったんですが


試しにキッチンから「風ちゃん」と呼んでみました。



するとその声に反応して、頭をあげて首を動かしたんです。


でも、横を向いたけれど、私の顔までは見ていません。



何か聞こえたけれど、それがママの声とはわかっていないのか

もしくは、声がどこからしているのかがわからないようでした。



それでも、私が呼ぶ声に反応してくれたのは、一週間以上ぶり。


とってもうれしくなりました。



はっきりとは、わからないけれど、何か聞こえているのは確か。




私は、うれしくなって

風ちゃんを抱きしめ、「風ちゃん、風ちゃん、大好き♥大好き!!」を連呼しちゃいました。


一時的にでも、聴力が回復した時には、ママの声をいっぱい聞かせるんだと決めていたから。





だって、またいつ聞こえなくなっちゃうかわからないんですもん。


前回、聴力が戻ったのは、1時間ほどだけでしたから。






最初は、うれしくて興奮して、「ふうちゃん」「大好き」ばかりを連呼していた私。


でも、しばらくして落ち着いて


ソファに座って


ゆっくりとはっきりした声で横にいる風ちゃんに

「ふうちゃん」と呼んでみました。


すると、風は首をかしげたんです!!



犬は、ときどき話しかけている時とか、知らない音を聞いた時に、首をかしげることがあります。


それは、ある説では、その音をもっとしっかり聞きたいからだとか。


つまり犬は「注意深く聞こうとするために、首を傾げる」そうなんです。



ということは、風ちゃんさっきママの声を注意深く聞こうとしていた。





聴力を失っていた時には、まったくなかったしぐさです。


聞こうとしているということは、かすかにでも聞こえているってこと。



それだけでもとってもうれしいです。



ただシンプルな「名前」を呼ばれただけなのに、風の耳には多分、今までとは違った聞こえ方になっているのかもしれません。



そこで私は、トリーツを用意して、どれぐらい聞こえているのか

チェックテストをすることにしました。


声とハンドシグナルで指示をしたり

ハンドシグナルなしで、声だけで指示してそれをするのかなど

いろいろやってみました。


ちなみに「ミテ」というコマンドは、ハンドシグナルなしで、私の目を見るって教えてあります。

そのテストの様子をビデオに撮ってみました。


それがこちらです。

見苦しい格好のママの姿は見ないで、風ちゃんだけを見て下さい。


一時的?! だけど絶対 聞こえてる(聴力を失っていた雑種犬ふう)




「おすわり」で座らず、「立て」で座ったり、コマンドの詳細の聞きわけは、できていないかもしれないけれど

だけど、ママが声を発しているのかいないのかは、わかっているみたいです。


「ミテ」で、ママの目を見てくれているのは確か。

「ヨシ」の声で食べたのも。




これは、声が聞こえなかった時には、全くできなかったんです。


絶対に聞こえてますよね。







「これは、一時的なもので、治ったわけじゃない」と頭で言い聞かせながらも

うれしさで涙が出そうな風ママです。




最後まで、読んでくださって、ありがとうございます。


今回も一時的かもしれないけれど、少しでも聞こえるようになったのは

応援してくださっているみなさんのパワーをいっぱいもらったからだと信じています。


この聞こえている時間が少しでも長く続きますように

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応援よろしくお願いします。


このブログを書いているうちに、風ちゃんはママの横でスヤスヤ眠り始めました。

次に起きた時も、同じように耳が聞こえていますように…。


今はまだ半信半疑で不安がいっぱいの風ママです。