体育館を出て、青山通りのコンビニ・スーパーを探す、どの店の棚も空っぽ、みな売り切れなのだ、どんどん歩いて、原宿前の大通りまで来てしまった。
そこから引き返し、向かって左側の路地に入ると、前方に、ぼっーと白いモノ、近づくとヒトなのだが、ちょっとヘンだ、フツーじゃあない、うずくまっている、そう、まるで白鬼だ、
「なんだろう」
地球的には、自閉症かなんかで、何十年も閉じこもっていたオトコが、あの夜の混乱に乗じて外に出てきたのだろうか、だが、私は、
「異次元からやって来たのではあるまいか」
その夜は、なにもかもが混乱し、神経が高ぶり、三角のモノも四角く見える異常な夜であった。