ところが汪兆銘さん、中国では評判がよくなかった、
「あんなニッポンに協力するなんて」
日本の陸軍、ひどかったらしい、私の父は特務機関だったから、
「よく分かる」
三国連太郎が陸軍の将校を演じて相手の女優に大ケガを負わせたことがある、
「メチャクチャだった それでいて それだからこそ 立場の弱い者にはイケ高々になる」
7歳のワタシに、
「おまえは ニンゲンができていない」
7歳で人間ができて、どうするんだ、言うだけならいい、
「ゲンコでなぐる 日本陸軍仕込みの鉄拳である」
同じようなコトをそれ以上のコトを、したんだろう・・・
汪兆銘さんは、
「漢奸・かんかん と罵倒された」
「漢奸とは 売国奴という意味だろう」
アジアを救済するために日本と中国が協力する、その理想を理解する人は少なかった。