森鴎外の「安寿と厨子王」は人買いに拉致されるのだが、彼らこそが。このグループであろう、東大寺の文書の中に人身売買の古文書があるようだ、この森鷗外も不思議な人物だ、タイヘンな出世をしたのだが、二つの失敗、
1、カッケの治療
2,大逆事件の介入
森はドイツ医学でカッケの原因をウィルスとした、そのため兵士がバタバタと倒れた、海軍は「ムギメシを食べさせた」、カッケの被害は無かった、森の浅慮であろうか。
外国留学をした森鴎外は社会主義運動にも知識があり、その対策について政府に献策した、その結果が、あの容赦のない処刑であろう。
その反対が徳富蘆花で、
「彼らは 愛国者である 本当の志士である」
だが、結果は無残なもの、処刑された大石せいの助は。
わがために 泣くひとありと ききし時
とめどころなく なみだこぼれぬ
わがむくろ けむりとなりて はてしなき
かのおおぞらに かよい行くかも
たいへんな出世をした森鴎外,死に臨んで、
「一個の私人として死にたい」
これは、原始道教の呪詛かもしれない・・・