こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

全農の11年産米相対価格 09年産水準に回復だそうである

2011年09月01日 11時07分50秒 | Weblog
日本農業新聞の8月31日のeネットで、「JA全農が卸と契約し年間を通して販売する2011年産米の相対契約取引が、10年産を上回る価格で始まった。11年産最初の相対契約基準価格は10年産価格と比べて60キロ1200~2000円高い水準。10年産は過剰在庫で、低水準だった。全農は「09年産の水準に回復したか、それよりやや高い水準」とみている。(原文のまま)」と報道があった。

相対契約基準価格とは、全農が米卸と取引する際の基本となる価格のため、流通では大切な価格。

報道によると、60キロ当たりの価格は、「茨城コシヒカリ」と「千葉コシヒカリ」が前年同期をいずれも1700円上回り、また直近の10年産価格(11年8月29日~9月4日分)より茨城産で1500円、千葉産で2500円高い。

「三重・コシヒカリ」と「伊賀コシヒカリ」は前年同期比1900円高く、「滋賀コシヒカリ」も1900円高い。
さらに、「滋賀キヌヒカリ」については2000円高と、10年産よりも軒並み上げたそうである。

また、「千葉ふさおとめ」と「三重・一般コシヒカリ」は、8月29日~9月4日まで適用する価格を、前週よりそれぞれ60キロ当たり200円、500円引き上げたそうで、全農によると、米の出回り初期に価格を上方修正するのは珍しいとのこと。

値上がりしている理由として、「都内の大手卸は「10年産から11年産に切り替わる今が一番、流通量が少ない時期。しかも今年は、福島第1原発事故の影響などによる米の需給の先行き不透明感から、例年よりも在庫を積み増すための買い注文が入っている」と説明した(原文のまま)」となっている。

安い国内産ばかりを使用していた人たちにとっては、厳しい価格となっているのかもしれないが、それでも前文に書いてあった通りで、やっと「09年産の水準に回復したか、それよりやや高い水準」というだけのこと。

農業の担い手を増やして、限界集落をなくして、各地域を元気にして行くためには、この価格でも、まだまだ安いのが現実なのだが、一部からは、既に「高値基調は一時的で、出回りが本格化すると、不足感が弱まり下げに入りそう(原文のまま)」と話している人もいるもの現実。

各地域が元気になるには、大きな壁が、山ほどあるのである。

生き残れるのか「日本の農業」
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岩手、宮城、福島県の被災地は「やや良」

2011年09月01日 10時30分53秒 | Weblog
昨日、農水省が「平成23年産水稲の8月15日現在における作柄概況」を発表したところ、「8月15日現在の早場地帯の作柄はおおむね「平年並み」の見込み」という結果となったそうである。

調査結果の概要としては
1 早場地帯(19道県)の作柄は、おおむね「平年並み」と見込まれる。
これは、5月下旬から6月中旬にかけての日照不足等の影響により分げつが抑制され、一部地域を除き全もみ数が平年並みないしやや少ないと見込まれるものの、登熟は順調に推移していると見込まれるためである。
2 遅場地帯(沖縄県(第二期稲)を除く27都府県)の生育は、5月下旬から6月中旬にかけて日照不足等があったものの、その後の天候が良好となったことから、おおむね「平年並み」で推移している。
とのこと(原文のまま)。

「平年並み」が多い中で、幸運にも「やや良」となっている4県があり、そのうちの3県が、岩手、宮城、福島県の被災地であった。
これは嬉しい結果だと言って良いと思う。
なぜなら、この3県については、いまだに消費者からの風評被害が続いていて、なかなか販売出来ない状態が続いているからである。

店で消費者の思いや考えを聞いていると、やはり不安感と不信感が積もり積もってしまっているため、「気持ちは分かる」と言いたいのだが、前に進もうとしている被災地の事を考えると、「1kgでもいいから、買ってほしい」という思いも理解してほしい。

地域が前に進むためには、何万回の「頑張れ」の言葉ではなく、1人1人の小さな行動が大切なのだから。
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ブログを改めました

2011年09月01日 08時43分56秒 | Weblog
3月11日以降、自分の考え方や意見を求める人たちが、このブログを訪れていたのだが、「今は書くべき時ではない」という思いもあって、自分のブログは更新されないままになっていた。

自分としても書きたい内容が、それこそ山のようにあったので、震災があってから1カ月ごとに、「もう書き始めてもいいかな?」「まだ早いかな?」と考え続けて、タイミングを何度も合わせようとしていたのだが、結局書かないままとなってしまっていた。

その中で、「このままでは、いつになっても書けない」という思いも強くなってきたので、9月1日より、タイトルの「日々の喜怒哀楽ハチャメチャ日記」を、自分の名前を使った「豊かに造っていこう」に改め、ブログの内容も「まさにハチャメチャ、気分任せで無責任、喜怒哀楽全開の、言いたい放題の日記です」から、「現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです」に改めました。

これにより、今まで書けなかった現実問題を書く事も出来ると考えられるし、その問題について、前向きの自分なりの意見も書く事が出来るだろうと考えました。

よって、今日から、気分を一新して、また書き始めていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
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