こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

気象災害 世界で頻発 米国、東欧 干ばつ拡大

2014年04月17日 16時30分20秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネット[ニュースサイト]に「気象災害 世界で頻発 米国、東欧 干ばつ拡大 (2014/4/17)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
北半球を中心に世界各地で干ばつなど異常気象や気象災害が頻発している。
米国や東欧などの穀倉地帯で干ばつが続いており、専門家からは日本への影響を懸念する声も出始めた。
日本でも今夏、異常気象を引き起こす“元凶”とされるエルニーニョ現象が発生する可能性は高く、北日本を中心に冷夏の恐れがある。
農家は警戒が必要だ。

干ばつが深刻化しているのは、果実や野菜の栽培が盛んな米国カリフォルニア州。
同州ロサンゼルスでは3月の月平均気温が16.9度と平年を2.1度上回り1986年の統計開始以来、最も高くなった。
降水量は平年の20%程度にとどまり、昨年末から低湿度状態が続いている。
年明けに緊急事態宣言が出たほどで、農家は大きな打撃を受けているという。
気象庁は「厳しい干ばつは今後、3カ月程度は持続する」(気候情報課)と予測する。

中国からロシアの一帯でも干ばつが襲う。
3月の気温は、平年と比べて7度も高かった地域がある一方、降水量は過去6カ月で平年の3割ほど。
東欧のベラルーシでも統計史上最高の気温を記録した。
なぜ、こんなに各地で干ばつや高温が頻発しているのか。
同庁は「北半球を取り巻くように吹いている偏西風が北に大きく蛇行し、南から暖かい空気が入りやすくなっていることが一因」(同)とみる。

干ばつだけではない。
カナダ南東部や米国東部では異常低温が続く。
過去1カ月の気象災害を見るとインドでは大雪、大雨による死者が計40人以上に達し、米国ワシントン州では地滑りで30人以上が死亡、中国南部では大雨で10人以上が死亡。
「世界で異常気象が多く散見される」(同)状態だ。

・エルニーニョ発生か? 日本は冷夏警戒

異常気象は、日本の食料事情にどんな影響を及ぼすのか。
資源・食糧問題研究所の柴田明夫所長は「米国の穀倉地帯でトウモロコシや大豆の作付けが始まるシーズンだが、天候不順で生育や収量に影響が出ることが懸念されている。
ウクライナやロシアは干ばつに加え、政情不安で農家は資金不足に陥り、穀物や牧草の作付けが大きく減る恐れがある」と分析する。
「干ばつでロシアなどが一時的な穀物の輸出禁止をした2010年の再来を想定しておいた方がいい」と警鐘を鳴らす。

5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する恐れもある。
気象庁気候情報課の前田修平予報官は「北日本を中心に冷夏のリスクが高まっている。農家は気象情報を生かして、早めの対策をとってほしい」と注意を呼び掛ける。
というもの。

外国に依存している農産物については、輸入してこなくなる可能性も出てきいている。
干ばつが複数年にわたったら、日本は食べるものが半分以上手に入らなくなる。
そうなった時に、いきなり国内で作れ、増やせと言ったって、誰がやると思うのか。
議員が農作業着を着て、不眠不休で田畑を耕してくれるとでも言うのだろうか。

さらに、日本もエルニーニョが続いたら、食べるものは全く期待できないぞ。
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日豪EPAで北海道 牛肉産地 価格下落の悪夢再び 収入確保へ支援策必須

2014年04月17日 16時14分12秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「日豪EPAで北海道 牛肉産地 価格下落の悪夢再び 収入確保へ支援策必須 2014年4月17日」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
牛肉関税の段階的削減などで大筋合意した日豪EPA。
オーストラリア産牛肉の関税が、冷蔵で4割、冷凍で5割削られることに、北海道の牛肉産地からは、将来的な枝肉価格下落への強い不安の声が上がる。
その上、TPP交渉をめぐる日米協議では、米国が関税撤廃を要求しており、動揺が広がっている。

オホーツク海に面し、酪農、肉用牛生産がともに盛んな北海道紋別市。
ホルスタイン種約1000頭を肥育する中山一良さん(54)は、日豪EPA大筋合意の内容について「関税を減らす幅が大き過ぎる」と不安を隠せない。

中山さんが会長を務めるJAオホーツクはまなす肉牛協議会は、初生雄牛(ぬれ子)の哺育・育成から肥育ま で一貫経営する生産者7戸でつくる。
年間出荷頭数4000頭は、広いオホーツク地方の約半分を占める。

協議会では、飼料にミネラル豊富な海藻類を入れることで、うま味の向上や店頭での鮮度保持の効果を上げるなど、生産努力を重ねてきた。

一方で、価格が高騰する配合飼料や燃油代で経営は圧迫されている
。中山さんは就農希望者対策として今年1月、農場を法人化したが「将来はどこまでの影響で済むのか分からない。希望者がいても、本当に継いでもらっていいものなのか」との思いがよぎる。

1991年の牛肉輸入自由化時の関税は70%で、段階的な削減を経た現在はおよそ半分の38・5%。
自由化前の90年と比べると、2012年の乳用去勢牛の枝肉相場は6割程度になっている。
関税削減による枝肉価格への影響は避けられないことの証明で和牛相場も2割前後低下している。
JAは日豪EPAについて「牛肉の価格下落は避けられない。しっかり収入を確保するための支援が不可欠」と強調する。

さらに、酪農経営への影響も懸念される。
枝肉相場同様、乳用子牛の相場も、同じ期間で半額になったからだ。
酪農地帯のJA阿寒によると、子牛の販売は「全収入に占める割合は、ホル雄と交雑種(F1)合わせれば2割弱になる」と指摘する。
日豪EPAでのチーズ無税枠の新設による影響も不透明だ。
そして、いまだ着地点が見えないTPP交渉での米国の強硬姿勢が不安に拍車を掛ける。

中山さんは「政府は、全国各地で地道に育ってきた産地に苦しみを与えない支援策をしっかり示していく義務がある」と強調。
TPPについて「これ以上の自由化があればバタバタと倒れていく産地が出ることになってしまう」と訴える。
というもの。

今回の交渉において、政府は「頑張ったんだ」と言いたいようであるが、今までも散々窮地に追い込まれていた牛肉の部分にメスを入れてしまったのだから、結果としては「愚かな結果」というのが本当だと思う。

EPAだけでなく、TPPでも関税は引き下げられるだろう。
この結果を、政府は限界まで追い込まれている酪農業界に対して、どう説明するのだろうか。

強い農業も言葉だけでした。
国内の農業を守るというのも嘘でした。
政府としては、対面が大切なんです。
国内の農業については、個々で頑張っていただきたい。
補助金・助成金という、言葉だけの応援はしますから。
とでも言うのだろうかね???
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「脱退も」の決議守れ 各地で集会

2014年04月17日 15時59分00秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「「脱退も」の決議守れ 各地で集会 (2014/4/17)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
TPP交渉をめぐる日米協議が最大のヤマ場を迎え16日、JAグループ秋田や生協、労働団体などは秋田市で、「TPPから食料・農業・環境を守る秋田県民総決起集会」を開いた。
JA秋田中央会の木村一男会長ら1500人が参加。
木村会長は国会決議を順守し国益を守るよう求め「それがかなわぬ場合は、交渉から脱退することを強く要請する」と訴えた。
集会後は、JR秋田駅前をデモ行進した。

同日、青森勢、岩手勢は上京要請をした。
JAグループ青森は、東京都千代田区でTPP反対青森県選出国会議員要請集会を開き、JA青森中央会の岡山時夫会長ら21人が、出席した議員7人にTPP断固反対と国会決議を守るよう訴えた。

JAいわてグループや岩手県生協連など52団体でつくる「TPP等と食料・農林水産業・地域経済を考える岩手県民会議」は、東京・永田町の議員会館でTPP反対岩手県代表者要請集会を開き、JA岩手県中央会の田沼征彦会長ら30人が、出席した議員7人にTPP断固反対などを訴えた。

今後、19日には長野県、福岡県、宮崎県、21日には宮城県、5月9日には沖縄県で集会が予定されている。
というもの。

結局、国内の農業を守るというのは選挙に勝つためであって、真実の言葉ではなかったという事。
外国に対する印象ばかりを考えていて、国内についてはゴリ押しという結果。
またまた自分たちは、自民党・与党・政府に、自分たちは裏切られたわけだ。

これから地方議員は、どうするのだろう。
地元からのクレームだらけとなるだろうから、もう地元には帰れないだろうし。
次の選挙で勝てることもないだろうし・・・

産地は、政府の考え方に頼り切らず、独自での生き残りを考えなければならなくなった。
「どこまでで衰退を食い止める事が出来るか」
まずは、それを考えなければ。
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デザインに駄目だし

2014年04月17日 15時43分07秒 | Weblog
某産地から、「白米を販売するための米袋のデザインが出来上がったので、確認してもらいたい」という、デザインが添付されたメールが届いた。
直ぐには確認できなかったので、先ほど画像を確認してみた。

第一印象が「なにこれ、安っぽい」だった。
具体的に「何処が」というものではないので、全体的な印象だと思う。
一生懸命に、いろいろと考えている事は伝わってくるデザインなのだが・・・

突っ込みどころとしては「一等米」と入れてあったこと。
「何処のメーカーの米袋を意識しているのか」と、吹き出してしまった。
「二等米はブランド米を名乗らない」というブランド化計画なので、あえて書き加えたのだろうけど、それについては、他の部分でシッカリと伝えればよい事で、米袋にはいらないだろう。

ブランド名以外に、県の事業からも予算が出ているようだから、「○○県産コシヒカリ」とも書かれているが、それでは印象が弱いし、決して妥協ではない部分だから、もう一度確認が必要だろうな。

ちなみに、これを書き込むと、直ぐに産地からのコメントが入りそうだが、これについては、コメントしなくて良いから・・・
良いデザインが出来上がったら、発表するようにしたら良いだろう。
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ミッドタウン「コメピクニック」をお楽しみに

2014年04月17日 10時46分27秒 | Weblog
東京ミッドタウンのGWイベント「OPEN THE PARK」開催!
おコメを味わいながら芝生の上でくつろぐ!「ミッドタウン コメピクニック」
21_21 DESIGN SIGHT 企画展「コメ展」連動企画

http://www.tokyo-midtown.com/jp/event/feature2014/openthepark/

選りすぐったお米を「味わい」「体験し」、新緑の中芝生の上でくつろいで楽しんでいただけるイベント「ミッドタウンコメピクニック」。
東京都心・東京ミッドタウンの芝生広場に全国のこだわりのお米が集結。新緑の中、ピクニックをしながら美味しいお米を味わえます。
同時期に開催している21_21 DESIGN SIGHT 企画展「コメ展」(佐藤卓・竹村真一ディレクション、2月28日(金)より6月15日(日)まで開催)との連動イベントとしてあわせてお楽しみいただけます。

日本各地の個性豊かなブランド米を約10種類選出。
その場で美味しいお米を味わっていただけます。
お米にぴったりのつけあわせも選んでいただき、どんなお米にどんな食材が合うのかなど、味わいながら発見していただけます。

期間 : 2014年4月25日(金) – 4月29日(火・祝)*雨天・荒天中止
住所 : 東京都港区赤坂9-7-1
場所 : ミッドタウン・ガーデン 芝生広場(予定)*期間中、お米にまつわるワークショップも開催予定
21_21 DESIGN SIGHT : http://www.2121designsight.jp/
東京ミッドタウン : http://www.tokyo-midtown.com/jp/

芝生の上でピクニックシートを広げて召し上がっていただく、東京ミッドタウン流のピクニックをお楽しみください。
自分も開催期間中3日間は、芝生広場でお手伝いしています。
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都立家政大学 生涯学習センター 特別企画講演2014「日本の食を考える」

2014年04月17日 10時36分30秒 | Weblog
都立家政大学 生涯学習センター 特別企画講演2014「日本の食を考える」の予約が始まっています。

http://www.tokyo-kasei.ac.jp/Portals/0/data/open_college/top_img/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E5%AE%B6%E6%94%BF%E5%A4%A7%E5%AD%A6(BPF%EF%BC%88A4%E9%A0%81%2C3d!K.pdf
表示できない場合は、コピーしてご使用ください

「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを受け、和食の知恵、工夫、習慣、環境、おもてなしの心にスポットを当てた講演・講座です。
日本の資源を最大限活用しながら私達はどうすれば和食の心や伝統を、現在のライフスタイルに適合させ未来に向けて発展させられるかを、受講生一人ひとりが考え実行するプログラムです。

自分は、東京家政大学特別企画講演「日本の食を考える」Ⅱです。

会 場:東京家政大学内教室 講座当日守衛室前でご案内いたします。開講時間の30分前よりご入場いただけます。

受講料:会員 500 円 一般 1,000 円 当日受付でお支払いください。(東京家政大学学生は無料)

申込先:東京家政大学生涯学習センター E-mail syogai@tokyo-kasei.ac.jp 電話 03-3961-5742 FAX 03-3961-5743
    電話、E-mail、FAX で①講演名 ②氏名 ③連絡先をお知らせください。当日まで申し込みを受け付けます。

公開講座:企画講演講師 西島豊造

タイトル:嗜好品としてのお米

日 時:6月5日(木)15:30 ~ 17:30(120 分)

定 員:100名

お米の現状、ブランド米の考え方、6次産業、流通の基本的な話の後、北海道の「ゆめぴりか」「ななつぼし」のブランド計画を絡めて米のブランド化の話を講演します。
会場に北海道、魚沼、島根、佐賀、高知、秋田の各生産地の特色をパネル展示します。
お米の食べ比べ(例えば朝、昼、夜に適した米)を予定しています。

定員100名ですが、現在47名の方のご予約をいただいております。
お米に関心のございます方は、お早目のご予約をお願いいたします。
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早稲田大学オープンカレッジ「日本のお米 その魅力とこれから」

2014年04月17日 10時32分56秒 | Weblog
早稲田大学オープンカレッジ 「ジャンル:くらしと健康」にて「日本のお米 その魅力とこれから」という公開講座をします。

曜日:日曜日
時間:13:00~14:30
日程:05月11/18/25(全3回)

講座内容
1回目 05/11 お米の基礎知識
2回目 05/18 産地・銘柄ごとの特徴とその魅力
3回目 05/25 日本のお米のこれから

定員 30名

●目標
私たちがほぼ毎日食する日本のお米。
全3回の講座を通じて、その基礎知識や産地・銘柄ごとの魅力を学び、また今後予想されるお米を取り巻く状況についても

考えていきます。

●講義概要
日本のお米を取り巻く状況は近年大きく変化しています。
本講座ではまずお米の基礎知識を学び、最近注目を浴びている北海道や九州のお米も含めて、それぞれの産地・銘柄の特徴

やその魅力についてお伝えします。
また昨今の異常気象による影響や、各地の生産現場が抱える課題や今後の可能性、TPPや生産調整(減反)の廃止などにも

触れ、日本のお米のこれからについて考えていきます。

公開講座のお申し込みは、以下のアドレスです
https://www.wuext.waseda.jp/course/detail/3974/

間もなく定員に達しますので、お米に関心がある方は、お早目のお申込みをお待ちしております。
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識者が見た笹井氏会見 まるで「翻訳家宣言」

2014年04月17日 09時59分47秒 | Weblog
産経新聞に「識者が見た笹井氏会見 まるで「翻訳家宣言」 産経新聞 2014年4月17日(木)08:03」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
3時間以上にわたって行われた理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹・副センター長(52)の会見。
STAP細胞の存在に自信を見せつつも、不正とされた画像や実験ノートを見ていないなど、釈明する場面も目立った。
研究者や識者は、この会見をどう見たのか。

■東大医科研特任教授・上(かみ)昌広氏

会見の始めに、笹井芳樹氏が「私が参加した時点で実験やデータ分析は終了しており、私の役割は論文の仕上げだった」「論文の文章を俯瞰(ふかん)する立場だった」などと語ったことに言葉を失った。
会見は完全に失敗だった。
「私は翻訳家です」と堂々と宣言したようなものだ。

笹井氏は小保方晴子氏とともにデータをまとめて論文を執筆し、研究を統括してきた中心人物だ。
副センター長として、博士号を取ったばかりで実績がない小保方氏をユニットリーダーに抜擢(ばってき)した張本人でもある。
山梨大に行った若山照彦氏の後を引き継いで、研究をプロデュースしていたはずだ。
例えるなら、俳優が不祥事を起こしたら、プロデューサーが逃げちゃったようなもの。
若手を抜擢し、競争させる。
良い結果が出たら会見にも出席してPRするのに、悪い結果が出たら自分は翻訳家だと言って逃げる。
これでは下にいる研究者は救われない。

科学的な部分については笹井氏の説明は正しかったと思う。
「小保方氏に実験ノートを持ってこさせることができなかった」という説明についても、研究者同士ならあり得る話だと理解はできる。

結局、「未熟な研究者」である小保方氏を抜擢した時点で、笹井氏には人を見る目がなかったということだ。
若いうちから認められてきた笹井氏の経歴は立派だが、研究者としての能力と、人事権を持つ大きな組織の幹部としての能力は別。
その責任を明確に認め、一研究者に戻って出直すと言えばよかった。

一連の問題から理研が立ち直るのは難しいだろう。
理研はSTAP細胞を再現する検証を続けるが、検証結果にかかわらず、信頼を取り戻すのは容易ではない。

残念だが、こうした不祥事はどこの機関でも起こり得ることだ。
ただ、研究者が不正を起こしたときに、責任者がきちんと責任を取ることが再発防止につながる。
悪事はばれ、相応の報いを受けるとなれば歯止めになる。
そうやって科学不正にひとつひとつ向き合っていくしかないだろう。

■組織論の専門家・大関暁夫(あけお)氏

これまでのいきさつを見ても、理化学研究所は単なる科学者の集まりになっていて、組織としてまったく機能していない。
そもそも小保方晴子氏、笹井芳樹氏という同じ組織に属する人間が別々に会見をすること自体が、一般的な感覚からするとおかしく思える。

このままでは、笹井氏の会見での発言にまた誰かから反論やコメントが出てきて、まともなコミュニケーションができなくなってしまう。

本来なら理研が関係者を一堂に集めてそれぞれの意見を聞き、持っている資料を集めて論点整理することが必要だ。
その上で、研究者の間に異なる認識があることも含めて表に出すべきだ。
それが組織マネジメントというものだ。
それができないと、根拠の薄い醜聞や噂話ばかりが出回ってしまう。

理研には、最初にSTAP細胞についての会見をした責任がある。
研究機関は一般企業とは違うという指摘もあるが、理研は行政が担っていた分野を民間のような効率重視で運営していくことが求められる「独立行政法人」だ。
独法として統率力を持った適切な運営が求められているわけで、法人組織としての意識を持たなければいけない。
というもの。

自分が会見を見ながら、「なんだか納得できない」と思っていた部分を、東大医科研特任教授・上(かみ)昌広氏が、ズバッと説明してくれた。
「私は翻訳家です」かぁ。
そうなんだよな。
それなら納得できるんだよな。
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コメ、砂糖、麦は関税維持へ TPPで日米一致 牛肉など焦点に

2014年04月17日 09時47分18秒 | Weblog
フジサンケイビジネスアイ に「コメ、砂糖、麦は関税維持へ TPPで日米一致 牛肉など焦点に」フジサンケイビジネスアイ 2014年4月17日(木)08:21」という記事が出た。

内容は以下の通り
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をめぐる日米協議で、日本の重要農産品5分野のうちコメ、砂糖、麦は関税を維持する方向で一致したことが16日分かった。
乳製品もチーズを除き、ほぼまとまった。
甘利明TPP担当相は17日から米通商代表部(USTR)のフロマン代表との閣僚折衝に臨むが、24日に予定する日米首脳会談での大筋合意に向け牛肉、豚肉、チーズで双方がどこまで歩み寄れるかが大きな焦点になる。

これまでの協議では、日本が「聖域」と位置づけて関税維持を目指す5分野のうち、コメ(現行778%)、砂糖(同328%)、麦(同小麦252%、大麦256%)の関税率は守られる方向になった。

代わりに、コメは日本政府が関税なしで輸入する「ミニマムアクセス(最低輸入量)」、麦は政府が商社から関税ゼロで買い取り、一定額を上乗せして製粉会社などに売り渡す「国家貿易」の輸入枠の拡大などを検討している。

現行38.5%の牛肉の関税率については、日本が日豪経済連携協定(EPA)で大筋合意した20%前後への引き下げを目安とするのに対し、米国は「1桁台前半」を主張。
10%台で折り合えるかが焦点になる。

豚肉は日本政府が定める基準価格より安い豚肉に高い関税を課す「差額関税制度」を維持することで基本合意したが、関税負担の割合で対立。

乳製品も360%のバターの関税率などは維持するが、29.8%のナチュラルチーズなどは日本の譲歩案に米国が難色を示しているもようだ。

甘利氏は16日、フロマン氏との会談のために米国へ出発するのに先立ち、成田空港で記者団に「間合いを詰めるための交渉をする。譲れないぎりぎりの線まで来つつあるので何とか良い知恵を出していきたい」と述べた。

閣僚折衝を前に、米ワシントンで15日(現地時間)始まった事務レベル協議に参加している大江博首席交渉官代理は同日、記者団に対し「少しずつ山を登っている」とし、一定の協議進展を示唆した。
というもの。

まだ全てが決まったわけではないが、この結果を産地はどうとらえているだろうか。

関税については踏ん張ることは出来たようだが、輸入米は多くなってくる事になるのだろう。
輸入米を使用しているのは、価格を安く抑えている外食産業が大半。
一般消費者が店頭で、外国産米を購入する機会はほとんどない。

EPAの結果でも、外食産業は価格の面から、引き下げについて、歓迎する声が多かった。
お米についても、輸入量が多くなることへの歓迎の声は、外食産業からは上がるだろう。

国内産は、減反を続けていても余ってしまっている。
食べ切ってもらうためには、外食産業での使用も必要なのだが、その部分は、さらに減っていく事になるだろう。
よって、業務用米を中心にお米を作っている産地は、売り場を奪われていくか、さらに価格を下げざる負えなくなるかもしれない。

では、ブランド化している産地は大丈夫なのかというと、やっぱり影響は受ける。
どのように受けるのか、程度については、ブラント米の作り方によって、大きな違いは出るだろうが・・・

ブランド化を続けている産地は、もう一度、全ての工程と計画を調べ直す必要がある。
それも、単年度ではなく5年先まで。
現状では判らないという事であっても、先延ばしをしてしまう事は出来ない。
判らない中でも、最低でも3年先までを調べ直す必要がある。

早いところでは田植えが始まった。

今年のお米については、EPA・TPPへの対策はとれなかったので、完全に準備不足・対応不足。
よって、大切な1年目を無駄にしてしまう事になりかねない。
無駄にしたくないというのであれば、新米の売り方を考えるしかないだろう。

今回の田植えについては今までと同じで、新しい事はせずに割り切って、「新米をいかにして売るか」からスタートする。
来年の田植えの時に、EPA・TPP対策の栽培を始めて、新米販売で効果と消費者の反応を調べる。
さらに、翌々年の田植えの時に、調べた結果を活かした栽培をするという感じだろう。

この部分だけを読むと、毎年見直していくのなら、3年先や5年先までは、必要ないのではと思う人もいるだろう。
少しでもそれを考えた人は「負け」である。
5年先までが見えていることで、初めて修正や変更が出来るからである。
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おはよーニャンコ

2014年04月17日 08時48分20秒 | Weblog


1つの朝ごはんを分け合っあて食べていたが、最後はフクが食べきった。
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