6月15日に「コメ展」が幕を下ろし、本日その挨拶で、21_21 DESIGN SIGHTの訪問があった。
集計は終わっていないということだが、47000人弱の来場があったそうである。
自分の方にも、コメ展についての問い合わせは、沢山あった。
「コメ」という、身近でありながらも知らない事が多く、テーマとしても難しいものであったが、結果としては「成功」と言ってよいと思う。
自分も今回の経験で、よりシッカリとしたブランド米が必要となっていることを実感できたので、次の準備をするようになったし・・・。
「コメ展」の反応から生まれようとしているのが、何度かブログで書き始めた「佐渡の世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems(GIAHS):ジアス)米」である。
そして改良しようとしているのが、7月9日に行く隠岐の「世界ジオパーク 島の香り隠岐藻塩米」と10日に行く「世界遺産 石見銀山米」である。
以前から言っていた産地のストーリー。
この部分を、地域の生産者にも消費者にも判りやすく伝えて行くことで、産地の生産・供給・拡大体制を安定させていこうと考えている。
この考えが実現できれば、各地で行われているコンクール等に頼るブランドではなく、地域として誰もが誇れるブランドに作り上げる事で、他産地が真似出来なくなっていき、最終的には強烈な差別化が可能となるだろう。
そして、それこそが、今までの古いブランドではなく、日本米として誇れるブランドとして明確になって、世界に対して売る力を持つと思う。