日本農業新聞 e農ネットに「生きもの調査 手法学ぶ 全農・JA職員ら体験研修 (2014/6/20)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
JA全農は19日、埼玉県杉戸町で「田んぼの生きもの調査」研修会を開いた。
JAや全農職員ら約50人が参加。
座学や実習を通じ、消費者との接点の一つになる調査の手法などを学んだ。
参加者は「JAでの取り組みに生かしたい」などと話していた。
・水田の価値 各地で発信を
「生きもの調査」は、主食である米をつくる水田を舞台に、農業の役割と食料の大切さ、環境のつながりを消費者に分かりやすく伝えようと、全農が環境SR(社会的責任)活動として取り組んできた。
研修会ではこうした意義を説明。
全農広報部の山敏彦審査役は「言葉では伝わらない農業の良さを子どもたちに伝えるために、この活動は有効だ」と話した。
また、環境保全や生物多様性を学ぶだけでなく、食農教育活動や顧客との結び付きを深める販促活動などへの活用も提案した。
実習では、本紙社会面で「生きもの語り」を連載する宇根豊さんと、企業組合里と生きものネットワーク・インストラクターの谷川徹さんが講師を務めた。
参加者は水田でカエルやトンボ、アメンボなど40種類近くを採取し、観察した。
福島県JA新ふくしまの女性職員は「この体験を踏まえ、JAでこの取り組みをできるかどうか考えたい」と話した。
水田を提供した後藤勇さんも「普段は害虫のことしか考えないから、こんなに多くの生きものがいるとは知らなかった」と驚いていた。
宇根さんは「生きものに対する情愛が湧けば農業者自身も仕事が楽しくなる。それが一番大事」と生きもの調査の重要性を語った。
研修会はかつて、全農職員に田んぼの豊かさを知ってもらう取り組みとして開いていた。
3年前からJAグループ内に参加の輪を広げ、年々参加者を増やしている。
というもの。
もっともっと全国で勉強会をしていくべきだと思う。
そして、生き物が多ければ良いという事ではないという事も知ってもらいたい。
実際に水田には、どういう生き物がいるのか。
それは、日本の生き物なのか、外来種なのか。
外来種だとしたら、そのままで問題がないのか、または、どういう影響を与えているのか。
その対策はどうするのか。
これは、たった一つの例だけど、これと同じような問題は山ほどある。
日本の農業には時間がないので、そこまで踏み込んで勉強してもらえたら・・・・