日本農業新聞 e農ネットの[審判 ’14衆院選]は「TPP・農協 論戦低調 主張見えず懸念募る 各党 (2014/12/8)」であった。
内容は以下の通り
衆院選は14日の投開票日に向けて折り返し点を迎えた。
前半戦で各党の党首は、農政をめぐっても論戦を展開。
だが農協改革や環太平洋連携協定(TPP)については、安倍晋三首相(自民党総裁)が農村部で積極的に語らず、大きな争点になっていない。
議論が深まらないまま、賛否の分かれる決定が選挙後にされないか、農家から懸念する声も上がりそうだ。
「米価が下がって大変だったと思う」。
首相は2日の公示後第一声から今年産米の価格下落への対策を口にした。
3日の新潟県上越市でも米価下落対策、4日の札幌市では農産物輸出の拡大に触れるなど、首相は演説で農政も積極的に語る。
しかし選挙戦で、首相が農協改革に触れる場面はほとんどない。
公示前の先月29日の党首討論会で「60年やっていなかったこと(農協改革)にちゃんと手を付けている」と述べた程度だ。
TPPにも、5日に北海道旭川市で「農家が損をしない交渉をすると約束する」とした程度にとどまる。
野党も、TPPには共産党の志位和夫委員長や生活の党の小沢一郎代表、社民党の吉田忠智党首らが反対を明確に主張するが、農協改革に言及する党首は少ない。
選挙戦で唯一の日曜日の7日も、急進的な改革を唱える維新の党の江田憲司共同代表が農協改革に触れたものの、他党からは目立った発言はなかった。
民主党の海江田万里代表も「あの制度があれば今年も救われたのに、という声がたくさん聞かれる」(4日、石川県志賀町)など、農政では戸別所得補償制度を前面に出す。
各党は農家票獲得のため、議論が分かれる問題への言及は避けているとみられる。
農村部でも「農協改革は6月の与党取りまとめの内容をはみ出すことはない」(鹿児島県の与党候補)といった急進的な改革を避ける物言いや、「米1俵(60キロ)9000円では農家は生きていけない」(茨城県の野党候補)など米価問題に焦点を絞る候補が目立つ。
ただ2年前の衆院選では賛否が分かれていたTPP交渉参加問題に対し、農村部の各党候補の多くは「反対」で一致。
争点にならなかったが、衆院選3カ月後に安倍首相は交渉参加を表明。
「どの政党が勝とうと、ほとんど議論されていない問題まで信任されたと思っては困る」(秋田県の稲作農家)との懸念がある。
というもの。
自分が当確したいと思うのであれば、自分たちが壊し続けてしまった農業には触れない方が良い。
選挙のたびに、農業は騙され続ける。
内容は以下の通り
衆院選は14日の投開票日に向けて折り返し点を迎えた。
前半戦で各党の党首は、農政をめぐっても論戦を展開。
だが農協改革や環太平洋連携協定(TPP)については、安倍晋三首相(自民党総裁)が農村部で積極的に語らず、大きな争点になっていない。
議論が深まらないまま、賛否の分かれる決定が選挙後にされないか、農家から懸念する声も上がりそうだ。
「米価が下がって大変だったと思う」。
首相は2日の公示後第一声から今年産米の価格下落への対策を口にした。
3日の新潟県上越市でも米価下落対策、4日の札幌市では農産物輸出の拡大に触れるなど、首相は演説で農政も積極的に語る。
しかし選挙戦で、首相が農協改革に触れる場面はほとんどない。
公示前の先月29日の党首討論会で「60年やっていなかったこと(農協改革)にちゃんと手を付けている」と述べた程度だ。
TPPにも、5日に北海道旭川市で「農家が損をしない交渉をすると約束する」とした程度にとどまる。
野党も、TPPには共産党の志位和夫委員長や生活の党の小沢一郎代表、社民党の吉田忠智党首らが反対を明確に主張するが、農協改革に言及する党首は少ない。
選挙戦で唯一の日曜日の7日も、急進的な改革を唱える維新の党の江田憲司共同代表が農協改革に触れたものの、他党からは目立った発言はなかった。
民主党の海江田万里代表も「あの制度があれば今年も救われたのに、という声がたくさん聞かれる」(4日、石川県志賀町)など、農政では戸別所得補償制度を前面に出す。
各党は農家票獲得のため、議論が分かれる問題への言及は避けているとみられる。
農村部でも「農協改革は6月の与党取りまとめの内容をはみ出すことはない」(鹿児島県の与党候補)といった急進的な改革を避ける物言いや、「米1俵(60キロ)9000円では農家は生きていけない」(茨城県の野党候補)など米価問題に焦点を絞る候補が目立つ。
ただ2年前の衆院選では賛否が分かれていたTPP交渉参加問題に対し、農村部の各党候補の多くは「反対」で一致。
争点にならなかったが、衆院選3カ月後に安倍首相は交渉参加を表明。
「どの政党が勝とうと、ほとんど議論されていない問題まで信任されたと思っては困る」(秋田県の稲作農家)との懸念がある。
というもの。
自分が当確したいと思うのであれば、自分たちが壊し続けてしまった農業には触れない方が良い。
選挙のたびに、農業は騙され続ける。