日本農業新聞e農ネットに「13年産の米生産費 大規模農家25%削減 政府目標とは開き 農水省調べ (2014/12/22)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
政府目標の「担い手の米生産費4割減」の指標となる「15ヘクタール以上の認定農業者」の生産費は、2013年産で60キロ当たり1万1374円となり、全国平均と比べて25%削減できていることが農水省の調べで分かった。
大規模化によって作業効率が上がり労働費を圧縮できたことなどが要因だ。
しかし、政府目標との差はまだ大きく、目標達成には一層のコスト削減を実現しなければならない。
政府目標は、11年の全国平均の生産費60キロ1万6001円を基準とし、今後10年間で4割減らして9600円を目指す。
農水省は目標達成に向けて、15ヘクタール以上の認定農業者らを担い手として育成する方針。
このため13年産から、全国平均と合わせて「作付面積15ヘクタール以上で、認定農業者がいる経営」の生産費も明らかにした。
13年産の生産費の全国平均は60キロ1万5229円。
認定農業者がいて、作付面積が15ヘクタール以上の経営の方が3855円少ない。
特に差が大きいのが労働費だ。
認定農業者がいて15ヘクタール以上の経営だと60キロ2386円。
全国平均の4078円を41%も下回る。
規模拡大により作業効率が高まり、労働時間が減ったからだ。
全国平均の作付面積は1.5ヘクタール。労働時間は10アール当たり25.56時間に上る。
一方、認定農業者がいる15ヘクタール以上の経営だと平均面積は20ヘクタールで、全国平均の10倍以上の大きさだ。
労働時間は14.43時間で、全国平均を44%も下回る。
認定農業者がいる15ヘクタール以上の経営ではコスト削減が進んでいる。
しかし、政府目標の9600円を達成するには、現時点の1万1374円から、さらに1774円減らさなければならない。
農水省は目標達成のために(1)規模拡大(2)資材費の低減(3)大規模経営に適した省力技術の導入――を推進する考え。
規模拡大は、14年度から動き出した農地中間管理機構(農地集積バンク)を通じて農地の集積・集約を促す。
資材費低減は産業界の努力を反映し安価な農業機械、肥料の普及を進める。
省力技術は直播(ちょくは)栽培などを有望視し、育苗や田植えのコスト削減を目指す。
というもの。
コストを下げるだけでよいのだろうか。
それを達成した時には、何が残っているのだろうか。
自分は、この考え方については、正反対の立場を取っている。
こんな考え方。
TPP交渉の結果、お米が容認されてしまえば、価値が無く、全く存在できないと思う。
内容は以下の通り
政府目標の「担い手の米生産費4割減」の指標となる「15ヘクタール以上の認定農業者」の生産費は、2013年産で60キロ当たり1万1374円となり、全国平均と比べて25%削減できていることが農水省の調べで分かった。
大規模化によって作業効率が上がり労働費を圧縮できたことなどが要因だ。
しかし、政府目標との差はまだ大きく、目標達成には一層のコスト削減を実現しなければならない。
政府目標は、11年の全国平均の生産費60キロ1万6001円を基準とし、今後10年間で4割減らして9600円を目指す。
農水省は目標達成に向けて、15ヘクタール以上の認定農業者らを担い手として育成する方針。
このため13年産から、全国平均と合わせて「作付面積15ヘクタール以上で、認定農業者がいる経営」の生産費も明らかにした。
13年産の生産費の全国平均は60キロ1万5229円。
認定農業者がいて、作付面積が15ヘクタール以上の経営の方が3855円少ない。
特に差が大きいのが労働費だ。
認定農業者がいて15ヘクタール以上の経営だと60キロ2386円。
全国平均の4078円を41%も下回る。
規模拡大により作業効率が高まり、労働時間が減ったからだ。
全国平均の作付面積は1.5ヘクタール。労働時間は10アール当たり25.56時間に上る。
一方、認定農業者がいる15ヘクタール以上の経営だと平均面積は20ヘクタールで、全国平均の10倍以上の大きさだ。
労働時間は14.43時間で、全国平均を44%も下回る。
認定農業者がいる15ヘクタール以上の経営ではコスト削減が進んでいる。
しかし、政府目標の9600円を達成するには、現時点の1万1374円から、さらに1774円減らさなければならない。
農水省は目標達成のために(1)規模拡大(2)資材費の低減(3)大規模経営に適した省力技術の導入――を推進する考え。
規模拡大は、14年度から動き出した農地中間管理機構(農地集積バンク)を通じて農地の集積・集約を促す。
資材費低減は産業界の努力を反映し安価な農業機械、肥料の普及を進める。
省力技術は直播(ちょくは)栽培などを有望視し、育苗や田植えのコスト削減を目指す。
というもの。
コストを下げるだけでよいのだろうか。
それを達成した時には、何が残っているのだろうか。
自分は、この考え方については、正反対の立場を取っている。
こんな考え方。
TPP交渉の結果、お米が容認されてしまえば、価値が無く、全く存在できないと思う。