こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

TPP「なぜ語らぬ」

2014年12月18日 14時54分34秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネット[風なき大勝 農は託されたのか 下]は「TPP「なぜ語らぬ」(2014/12/18)」である。

内容は以下の通り
日本農業新聞e農ネット[風なき大勝 農は託されたのか 下]は「TPP「なぜ語らぬ」(2014/12/18)」である。

内容は以下の通り
安倍晋三首相が「最終局面にある」とする環太平洋連携協定(TPP)交渉。
首相の経済政策「アベノミクス」3本目の矢である成長戦略も同交渉の推進を掲げる。
にもかかわらず、首相は選挙戦中、TPPへの言及を避けた。
北海道旭川市での演説で「農家が損をしない交渉を すると約束する」と述べた程度だ。

TPPについて「聖域なき関税撤廃を前提にする限り、交渉参加に反対する」と自民党が公約した2年前の衆院選から3カ月後、首相はTPP交渉参加を表明した。
昨年7月の参院選直後に日本は正式に交渉に合流。
日米両国は今年4月の首脳会談を経て、牛肉など農産物の重要品目も一定の関税削減を容認する「方程式合意」に至った。

そして今、首相は「早期妥結に向けて努力していく」と公言する。
各国は2016年の米大統領選に向けた予備選や米議会での承認手続きから逆算し、15年前半の妥結を模索する。
「どんどん交渉が進んでいるのに、なぜ選挙で言わないのか」(長野県の稲作農家)。

自民党は今回の衆院選で、TPPについて「わが党や国会の決議を踏まえ、国益にかなう最善の道を追求する」との公約を掲げた。
“フリーハンド”で交渉したい首相官邸側に対し、重要品目の聖域確保を求める党や衆参農林水産委員会の決議の明記を森山党TPP対策委員長ら農林議員が訴え、交渉方針に一定の縛りをかけた格好だ。

しかし争点をアベノミクス一本に絞って選挙に大勝した政権の基盤は、ますます強固に。
政府内には「交渉の自由度が増す」との見方もある。

それを見越してか、オバマ米大統領は17日、首相に衆院選勝利の祝意を伝えた電話会談で、TPP交渉の早期妥結に向けた協力を確認した。
11日には「(交渉に)合意できる可能性は五分五分よりはるかに高い」と指摘。
米政府の交渉権限を強化する大統領貿易促進権限(TPA)の取得に向け、米議会と連携する意向を示した。

TPPは衆院選の争点にならなかったが、こうしたニュースに触れるたび、農家は今も不安に駆られる。
「輸入牛肉に価格はかなわず、将来が見通せない」(鹿児島県の肉牛農家)、「地域の命運が懸かっている」(北海道のJA組合長)――。
「交渉内容が分からないので(農家に)不安があった」と、西川公也農相も衆院選に一定の影響があったことを認める。

自民党の農林候補はこれに敏感に反応。
中川郁子農水政務官は「TPPから北海道、十勝を守る。国会決議が守られない場合には脱退する」と踏み込んだ。
だが「前回の衆院選で『断固反対』と言った候補もいたが、結局、自民党はTPP交渉に参加した」(福島県の稲作農家)と、農家の目は厳しい。

選挙戦で「この道しかない」と語り続けた首相。
投開票翌日の15日の記者会見で「全ての公約が信任を得たのか」と問われ、こう答えた。
「われわれは政権公約を示している。政権を取った以上、この中身について進めていく責任がある」

だが農村には、安倍農政への不信や不安もある。
日本農業の将来を託していいのかどうか――。
農家は首相の姿勢を注視している。
というもの。

TPPを語るはずがないと思っていた。
そして、選挙が終わった途端から、TPPが加速することも現実だ。
地方の声なんて、昔も今も、政府には届いていない。
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13年農業総産出額 前年比0.7%減少 米価下落が影響

2014年12月18日 14時47分23秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「13年農業総産出額 前年比0.7%減少 米価下落が影響 (2014/12/18)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
農水省が公表した2013年の農業総産出額は8兆4668億円で、前年に比べ0.7%減少した。
畜産や野菜の産出額は増加したが、全体の2割を占める米の価格が下落し産出額が12%減ったことが響いた。
米価は14年産も下落傾向で、同年の総産出額にも影響しそうだ。
また政府は農業・農村全体の所得を10年間で倍増させる目標を掲げる。
付加価値向上などを重視するが、基礎となる農業生産の引き上げが欠かせず重要な課題になりそうだ。

総産出額の構成比は畜産32.0%、野菜26.6%、米21.0%。
米は1兆7807億円で、畜産は前年に比べて4.7%増の2兆7092億円、野菜は同2.9%増の2兆2533億円。
畜産では特に、牛肉の消費が回復傾向にあることや、豚肉が円安による輸入減少で価格が上昇したことなどを反映し、肉牛、豚、鶏の増加が目立った。

総産出額は減少傾向だ。
過去30年で最も高かったのは1985年の11兆6295億円。
米の割合は当時3割を超えていたが、近年は約2割に落ち込み位置付けが低下。
代わって畜産の比重が高まった。
13年も米以外は増加したが、米の大幅な減少分をカバーしきれなかった。
過去5年間を見ても、米価の変動が全体の総産出額を増減させる主な要因になっている。

都道府県別で上位3位までは北海道1兆705億円、茨城4356億円、千葉4141億円。

生産農業所得は2兆9412億円で前年に比べて0.4%減少した。
産出額が減少したのに加え、燃油・飼料価格の高騰が影響した。
総産出額は、品目ごとに生産数量と販売価格を掛け合わせたものの合計。
生産農業所得は、農業総産出額から減価償却費などの物的経費を引き、補助金などを加えた金額を表す。

・米依存度で明暗 都道府県別農業産出額

農水省が公表した都道府県別の農業産出額によると、トップ5は前年と変わらなかった。
米価下落を背景に米への依存度が高いところは苦戦が目立った一方、米以外の品目もバランス良く農業生産が盛んな所は堅調で、明暗が分かれた。

トップ5は北海道、茨城、千葉、鹿児島、熊本の順で、過去4年間順位に変動はない。
宮崎が前回7位から6位に順位を上げ、トップ5入りをうかがう。
青森は10位から8位に上昇した。

上位を守る5道県に共通するのが米以外にも畜産や野菜、果実など幅広い品目が盛んな点だ。
これらが米の落ち込みを補う形で産出額を伸ばし、今回も1位の北海道は前年より169億円、2位の茨城も75億円増えた。

一方、米への依存度が高い所は苦戦が目立つ。
米どころの新潟は順位を一つ落として10位になり、産出額も104億円減。秋田も順位を一つ落として20位になり、産出額も161億円減らした。

品目別でトップ5を見ると、米は新潟が首位を守るなど順位に変動はなかった。
野菜は茨城が千葉を、果実は山形が和歌山を追い越した。

肉用牛は2017年に全国和牛能力共進会を控える宮城が一つ順位を上げてトップ5入りを果たした。
生乳は群馬が千葉を抜き、豚の順位は前年と同じだった。
というもの。

これから年々、もっともっと悪くなっていくような気がする。
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米安定取引へ研究会 きょう初会合 産地、業者が対応探る 農水省

2014年12月18日 14時37分18秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「米安定取引へ研究会 きょう初会合 産地、業者が対応探る 農水省 (2014/12/18)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
農水省は、米の安定取引に向けた方策を検討する研究会を設け、18日に初会合を開く。
2014年産の米価下落など価格が近年乱高下していることを踏まえ、売り手と買い手を交えて協議する。
複数年契約や外食・中食への供給拡大が論点になる見通しだ。
また政府は18年産をめどに米政策を見直す方針だが、流通面などでどう対応するかも検討課題になりそうだ。

「米の安定取引研究会」という名称。
JAなどの集荷業者や卸、小売業者、団体の代表や研究者らでつくる。
取りまとめの時期は未定だ。

14年産米の価格低迷は、消費の減少が続く中で6月末現在の民間在庫が220万トンと多かったことなどが影響した。

価格が乱高下し、取引が不安定な状態になっている現状を同省は、「生産者だけでなく、安定供給を目指す流通業者らにとっても望ましくはない」(農産企画課)と指摘。
安定取引につながる方策を検討することにした。

同省は、今後の米取引の在り方として複数年契約や播種(はしゅ)前契約に着目する。
事前契約により売り先を確保する動きを広めたい考えだ。

また、米の消費が減少する中で業務用には一定の堅調な需要があるとみており、取引拡大の方策として議論をしたい考えだ。
1人当たりの米の消費量は減り続けており、1カ月当たりでみると11年度の4.8キロから13年度には4.5キロになった。

一方、米穀安定供給確保支援機構によると、主食用米の消費の内訳は13年度が家庭用67%で、業務用33%。
業務用のうち、全体に占める中食の割合は19%、同外食は14%だった。

18年産をめどにした米政策の見直しで政府は、行政によるの需給見通しなどを踏まえて生産者や集荷業者・団体を中心に、需要に応じた生産ができる体制づくりを目指す。
その際、需給をどう安定させるかが焦点で、研究会でも取り上げることになりそうだ。
産地や業者・団体の代表が集まるため、現場の実態を反映した議論が期待されている。

研究会のメンバーは次の通り。

▽穴田繁俊・ホクレン米穀事業本部長 ▽大貝浩平・全農米穀部長 ▽大友忠・JA秋田おばこ常務 ▽小内一茂・吉野家ホールディングスグループ商品本部穀物野菜担当部長 ▽河厚夫・米穀機構常務 ▽木之下悟・全集連常務 ▽佐藤正志・新潟ゆうき代表取締役 ▽千田法久・千田みずほ社長 ▽木賢・弁護士 ▽中嶋康博・東京大学大学院教授 ▽畑裕之・LEOC商品部長 ▽三澤正博・木徳神糧常務 ▽山形美憲・東急ストア営業統括本部グロサリー食品部長 ▽吉川和男・神明ホールディング専務 ▽吉村哲夫・JAさが常務
というもの。

知っている人たちがチラホラ。

長い時間をかけて、育てる事をせずに、崩す事だけをしていった米流通。
いまさら、どうなるとも思えないのだが、期待するしかない。
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世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷 誕生

2014年12月18日 12時04分12秒 | Weblog


今年から佐渡では、「朱鷺と暮らす郷」ブランドとは異なる、「世界農業遺産(GIHS)佐渡の郷」ブランドが立ち上がっています。

「世界農業遺産」とは 「世界農業遺産」とは、国際連合食糧農業機関が立ち上げた正確なプロジェクト名は、「Globally Important Agricultural  Heritage Systems」。
頭文字を取って「GIAHS(ジアス)」と呼ばれている。
地域環境を生かした伝統的農法や、生物多様性が守られた土地利用のシステムを世界に残す目的で創設され、主に途上国に向けた支援策となっている。

日本は、先進国で初めて「世界農業遺産」の認定を受けた。
戦後、高度成長を遂げ、経済大国の仲間入りを果たして久しい日本において、農業の近代化と並行し、伝統的な農業・農法、農村文化や生物多様性、農村景観などがシステムとして保全されており、その維持に努めている地域が認められた。

◆世界農業遺産(GIAHS)を活用した 新ブランドについて

佐渡においては、世界文化遺産の認定を目指す金銀山の歴史から継承される多様な農文化とトキが棲める豊かな生態系を維持した里山と、生物多様性を保全する農業の姿が世界的に重要で後世に引き継ぐべき農業システムとして認められた。

佐渡が評価されたポイント
1.豊かな生態系
2.金銀山抜きでは語れない佐渡農業の歴史
3.独自に発展した佐渡の伝統的な農文化
4.トキの野生復帰活動を生んだ農業システム

よって、世界農業遺産(GIAHS)を活用した新ブランド米の考え方は、世界農業遺産の理念もある「農業の多面的機能」や、世界農業遺産そのものの価値を認めてもらうべく、お米のブランド化と、販売を通じて、消費者に対して発信していくことを目的とする。


1.ブランド名 世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷 ○○地域(※棚田地域を特定)

2.ブランドの目的 条件不利地の棚田地域で生産される米の高付加価値化、販路拡大を目的として、世界農業遺産の理念もある「農業の多面的機能」や世界農業遺産そのものの価値を米のブランド化、販売を通じてより具体的に発信する。
既存の朱鷺と暮らす郷は、トキをシンボルとして、農業が育む生物多様性を発信するとともに、品質・食味を重視するお客様にも受け入れられるブランド米として位置付け、この世界農業遺産(GIAHS)佐渡の郷は、農業農村地域が育む自然・景観、農文化、人の暮らしなどの多面的な価値やそれらを保全することに理解いただけるお客様に対して販路を広げていくブランド米として位置付ける。

3.ブランドの方向性 棚田地域限定のブランド米として、世界農業遺産の認定基準に沿った「こだわり」を「見える化」することで、棚田地域における苦労やこだわりのみならず、世界農業遺産の価値も含めてお客様(消費者)伝えながら販売が可能な販売店(米穀専門店)のみが扱えるブランドとする。

4.ブランド基準(こだわりの「見える化」) -1

・佐渡棚田協議会に加盟する集落等棚田地域限定

・生物多様性の保全は、営農を通じて動的に保全されている(農薬・化学肥料の地域慣行比5割以上の削減、生きものを育む農法の実施、生きもの調査の実施など)
・地域の農業と周辺環境が一体となった美しい優れた景観がある(ジオサイト・国重要文化的景観などに指定されている、景観に配慮した畦畔の除草、景観に配慮した畦畔への草花等の植樹、はざかけ、特徴のある街並みが保全されているなど)
・地域の農業に関連した農耕祭事、神事等の文化が地域住民が主体となり継承されている(能・鬼太鼓などの神事が保存され、年1回以上、地域のまつりなどで演じられている、地域に伝わる民話を継承しているなど)

4.ブランド基準(こだわりの「見える化」) -2

・地域の農林水産業と観光、サービス業等他産業との有機的連携が図られている(観光協会などの観光関連団体と連携して、棚田景観や集落の価値を発信する活動を実施しているか)
・出荷する米は1等米のみとする

5.商流及び販売方法、価格について

・JA佐渡において区分集荷、保管して、卸が取りまとめた要望に応じた量を卸を通じて米穀専門店に販売する。
・見える化した世界農業遺産の認定基準に沿った該当地域の「こだわり」を販売する米穀専門店に提供する。
・販売する米穀専門店は、佐渡市と「世界農業遺産ロゴ(FAO)」の使用を定めた協定を締結して、当該ブランド米の販売を通じて世界農業遺産のPRを行う。
・加算金は朱鷺と暮らす郷の倍を最低基準とする

◆26年産米の販売地区

・佐渡棚田協議会に加盟する北片辺農事法人組合が栽培する北片辺地区限定に平成26年産米からモデル的に実施する
・佐渡島の北西地区で海岸に面した集落で、そこから標高約100~200mの中山間地の棚田で栽培している。
・生産者数  8人
・ほ場の区画は5~30a
・大小合わせて合計5.4ha
・海のミネラル分を豊富に含んだ潮風が稲体を丈夫にし、力強い根を張らせてくれる。

北片辺は、日本海に沈む夕日が田んぼを赤く染め、棚田の景色を一層幻想的に感じさせてくれます。四季折々の絶景が楽しめる場所。
誰もが知る「鶴の恩返し」のルーツはこの地と言われている。
村で語り継がれていた民話の「鶴女房」を劇作家の木下順二が語り聞き「夕鶴」として発表されたことで全国に広まった。
地元集落は、昔ながらの家々が残っているので、その地域の特色・魅力などを地域の住民自らがガイドとなり散策に訪れる観光客に発信している。





このお米は、100%「和穀の会」が流通・管理・責任を持っていますので、販売を検討しているお米屋は、和穀の会にお問い合わせください。
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颯爽と誕生「風さやか」

2014年12月18日 10時47分47秒 | Weblog


長野県の新しい品種「風さやか」を知っているだろうか

http://www.pref.nagano.lg.jp/nogi/sangyo/nogyo/kazesayaka/index.html

信州のすがすがしい空気のもとで育てられたことをイメージして「風さやか」と名付けられた。

ちなみに、「風さやか」のポスターの「颯爽(さっそう)と誕生」というキャッチコピーは、漢字としてのイメージも、印象も、感性も、「風さやか」にふさわしいのではという事で、自分も参加している長野県原産地呼称管理制度の委員会の場で、つけられたものです。

「風さやか」は
・ほのかな甘い香りが感じられるお米です。
・上品で優雅な旨みと甘みのあるお米です
・味、香り、粘りなど食味のバランスがよく、様々な料理にマッチします。
・冷めてももっちりとした食感でおいしく、おにぎりやお弁当などにも適しています。

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島の香り隠岐藻塩米のリフレット

2014年12月18日 10時34分13秒 | Weblog
隠岐の島の「島の香り隠岐藻塩米」のリフレットが新しくなっている事は、ご存じだろうか。
まだ知らない人もいるかもしれないので、お知らせ。

「島の香り隠岐藻塩米」を販売しているお米屋で、リフレットが必要な方は、和穀の会にお問い合わせしてください。





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佐渡米の美味しさ

2014年12月18日 10時18分24秒 | Weblog
佐渡のイベントをした時に、佐渡市・佐渡市離島活性化協議会が作成したチラシがあった。
自分も見るのが初めてだったことから、多分ほとんどの佐渡米販売協力店は、知らないと思うし、手元に届いていないと思うので、遅ればせながらお知らせ。



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