こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

さて、出来るかな?

2014年12月11日 18時35分15秒 | Weblog
先ほど、宮城県のJA栗っこと生産者が帰っていった。

JA栗っこには、既に「瀬峰農場」というブランド米が存在しているのだが、今回は、どうやらそれとは別のブランド米にしていきたいらしい。
生産者は、熱心に自分の考えを聞いてくれるし、かなりやる気がありそうである。
しかし、JAとしては、どうなのかな?
その部分については、良く判らないままであった・・・

かなりの出遅れ感はあるものの、ぎりぎりブランド米を作ることは可能だろう。
しかし問題は、どの品種でブランド化を計画するのかという事である。
「ササニシキ」は、既に登米地域で「復活ササニシキ」が動きだしてしまっている。
「ひとめぼれ」「つや姫」は「瀬峰農場」ブランドになっている。
品種を選ぼうとすると、どちらかと重なる。

流通条件の最低レベルが特別栽培というだけでは、もはや価格はつかない。
ブランド化をしたいというのなら、付加価値を付けて、地域性を出して、個性を出して、差別化をして、その全てを3年以内で仕掛けなければならない。

急がなければならと言う事は、理解していたようであるが、そこまで時間が無いとは、さすがに考えていなったようである。
しかし、それが現実で、それが限界。

産地に持ち帰ってもらって、全員で協議となるだろう。

はたして、出来るかな?
多分、棘の道となるだろう。
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規制改革会議 中央会監査廃止へ“猛攻撃”  農林議員困惑 「あまりに暴論」

2014年12月11日 14時55分36秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「規制改革会議 中央会監査廃止へ“猛攻撃”  農林議員困惑 「あまりに暴論」 (2014/12/11)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
「日本農業の危機的状況を招いた」「レッドカードをもらっている」――。
政府の規制改革会議が中央会による単位農協の監査に関連し、暴言とも受け取れる非難を繰り返していたことが明らかになった。
同会議の農業ワーキンググループ(WG、座長=金丸恭文フューチャーアーキテクト会長)がJA全中から自己改革案を聞いた11月12日の会合で、内閣府が10日までに議事録を公表した。
同会議は聞き取り直後、農協法から中央会監査の法的措置を削除するよう提言を発表した。

中央会監査の在り方をめぐっては政府・与党内の意見が分かれているものの、これまでの評価は「単協の破綻を防ぐ役割を果たした」(西川公也農相)というのが一致した見方。
そうした成果を無視し法的措置廃止を訴える姿に、農業関係者からは「あまりに傍若無人」との批判が出ている。

議事録によると、WG委員からは中央会監査について「組合員から求められているなら法的裏付けは不要」「独立性が担保されていない」など法的措置の廃止が必要との意見が続いた。
特に激しかったのが林いづみ氏(弁護士)だ。「公正取引委員会のウェブサイトを拝見」したという林氏は、単協が警告や指導を頻繁に受けていると主張。
「2年に1回確実にレッドカードをもらっている組織がなぜ弊害がないと言い切れるのか」と廃止を強硬に訴えた。
さらに「全中の指導の結果が今日の日本農業の危機的状況を招いたと言っても過言ではない」とも発言。
ただ、そう考える理由の詳しい説明はなかった。

これら廃止論に全中の冨士重夫専務らは、経営健全性を担保するため、会計監査と業務監査を一体的に実施する必要があり、それを確実に行うためには農協法上の措置が欠かせないと理解を求めた。
全中が農業の危機的状況を招いたという主張には「全く考えていない」と強く反論した。

議論は平行線のままだったが、同会議は会合後、事前に用意した案に多少の修正を加えただけで「農協の見直しに関する意見」と題した提言を発表。
中央会監査について真っ先に触れ、法的措置廃止と明記した。同会議の議論はこれまでも「結論ありき」との批判があるが、今回も同様の展開だった。

会合ではまた、岡素之議長(住友商事相談役)や本間正義氏(東京大学大学院教授)らが「特別扱いすべきではない」などと単協への競争原理導入の必要性を強調。
今後は単協に狙いを定めた改革に切り込みたい意向をにじませた。

与党農林幹部は「農業の現状の責任を全中に押し付けるのは、いくらなんでも暴論だ」と指摘。
全中の責任と決めつけた林委員については「そう言い切れるほど、農業について詳しいとは思えない」と疑問視する。
というもの。

悲しい泥仕合。
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鳥インフル 野鳥から検出相次ぐ 韓国で感染拡大 最大限の警戒を

2014年12月11日 14時50分01秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「鳥インフル 野鳥から検出相次ぐ 韓国で感染拡大 最大限の警戒を  (2014/12/11)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
国内の野鳥から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が相次いで確認され、家きんへの感染リスクが高まっている。
韓国では秋以降、家きんで発生が続き感染拡大が止まらない。
過去の発生状況をみると、韓国と日本の家きんでの発生時期が重なっている。
両国の相関関係が強いことからも今冬は、最大限の警戒が必要だ。

農水省は「どこの農場で発生してもおかしくない状況だ」(動物衛生課)と説明する。
11月13日に島根県安来市でコハクチョウのふんから、11月下旬に千葉県長柄町と鳥取市でカモ類のふんから同ウイルスが検出された。

これまでは、死亡した野鳥からの検出がほとんどだった。
今回は、ふんからの検出が多いのが特徴だ。
環境省によると、ふんから見つかったのは、2010年10月に北海道稚内市でカモのふんからH5N1亜型のウイルスを検出した1件だけだ。

今回の相次ぐ検出に対し、環境省は「渡り鳥の飛来シーズン前から発生している韓国の影響が推測される。野鳥によってはウイルスに耐性があり、感染しても元気なまま日本に飛来しているのではないか」(野生生物課)と説明する。

鹿児島県が10日、越冬のために1万羽以上が飛来する出水市で、死亡したナベヅルからウイルスを検出したと発表した。
既に出水市では、衰弱したマナヅルやツルのねぐらの水からウイルスを検出していた。
越冬地を管理するツル観察センターは、車両と靴底の消毒など対策を徹底している。

ツルの越冬地は1シーズンで約4万人が訪れる観光名所。
市観光交流課は「市内には養鶏農家が多い。観光客に消毒への協力と、食肉への風評被害が出ないように呼び掛けている」と対応に追われる。

野鳥からウイルスを検出した県では、養鶏農場への立ち入り検査や防疫指導の徹底など独自に対策を強化。
農水省は都道府県を通じて鶏舎に出入りする際の手や靴の消毒、車両の消毒、野生動物の侵入防止の徹底を呼び掛ける。
同省動物衛生課は「農場関係者は野鳥の生息地に近づかない。
生息地に行った人は農場に近づかないことが重要だ」と強調する。

野鳥のふんからウイルスの検出が相次いでいることを踏まえ、農研機構・動物衛生研究所の西藤岳彦インフルエンザ・プリオン病研究センター長は「国内でウイルス密度が相当に高い可能性がある」と警鐘を鳴らす。(飯島有三)
というもの。

渡り鳥を観光資源としている産地や、渡り鳥を使った農法をしている産地は、恐怖している事だろうな。
対策は、「地域に呼び込まない事」しか、今のところないだろうけど、渡り鳥もコースを作ってしまっているから、難しいし。
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水稲登熟期最高気温 2050年に40度超も 暑熱対策さらに重要 農環研成果発表会

2014年12月11日 14時30分40秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「水稲登熟期最高気温 2050年に40度超も 暑熱対策さらに重要 農環研成果発表会 (2014/12/11)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
農業環境技術研究所は10日、夏場の水稲登熟期間の1日の最高気温が2050年以降は、40度を超える恐れがあると発表した。
農水省農林水産技術会議事務局などが、東京都内で開いた研究成果発表会で報告した。

同事務局と農研機構、農業環境技術研究所の共催。
同研究所は新潟県上越市で、過去の水稲登熟期間中の1日の最高気温などを調べた。
現在も34度と高いが、50年には35、36度に達し、それ以降は40度以上になる恐れがあると報告。
西森基貴上席研究員は「今以上に対策が求められる」と強調した。

発表会は研究機関やJA、民間企業の関係者ら約280人が参加した。
というもの。

農産物の全てが、もう育たない。
完全に、太陽を使用しない、植物プラント工場の時代かな。
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JA四万十にこまる リニューアル入荷しました

2014年12月11日 14時04分54秒 | Weblog


手作り感たっぷりですが、高知県「JA四万十 厳選にこまる」、本日リニューアルで入荷しました。
また、次回産地便からは、再度、デザインが修正されてきますが、お米の品質などに違いは有りません。
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JA四万十が修正に来る

2014年12月11日 12時06分08秒 | Weblog
今、飛行機の中だろうか。
13時ころにJA四万十が、この前問題視した「仁井田米」の文字の消すためのシールを作成してくれて、貼ってくれるそうだ。

自分としては、「送ってくれれば自分で貼るから」という思いなのだが、JA四万十としては、それでは気が済まないようなので、「それならば」と貼ってもらう事にした。

JA四万十としては、ブランド化について、決して軽く考えていたわけでもなければ、怠けていたわけでもないらしい。
逆に、「一体となって頑張ろう」とスタートした矢先の、ポカミスだったようで、相当に悔しかったようである。

自分は、それで良いと思う。

本格的なブランド化をやった事が無い産地なので、一生懸命になればなるたけ、ポカミスは大きく目立ってしまう。
それは、悪い事であるが、本当の意味としては悪い事ではない。

JA四万十「厳選にこまる」
今日から、正式に販売となります。
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JA栗っこが来るけど

2014年12月11日 11時46分10秒 | Weblog
今日の15時過ぎに、宮城県JA栗っこが、久しぶりに訪問してくるそうだ。

JA栗っこと一緒になって作っていた「瀬峰農場つや姫」「瀬峰農場ひとめぼれ」というブランド米は、もはや見る影も無し。
スズノブの取り扱いでも、今年から「瀬峰農場つや姫」は無くなってしまっている。

自分は、山形県が「つや姫」の種子の販売を始めた時に、JA栗っこに対して「良いブランド米に育つ可能性があるから、種子を買って、挑戦してみるようにと、「つや姫」を教えた一人である。
その当事者が、取り扱いを止めてしまっているのは、一般的に考えても大変な事である。

確かに震災という、ブランド化のスピードを止めてしまう事件はあったが、このブランド米の崩壊は、実は、それ以前から始まっていた。
なのだが、連絡はしてこないし、打ち合わせもしない。
売ったら売りっぱなしなのだ。
それなら当然、スズノブノ店で取り扱う価値は、微塵もない。

この前も、「高い「瀬峰農場ひとめぼれ」を仕入れるより、全農から「一般ひとめぼれ」を仕入れて、店頭価格を下げた方が、消費者は喜ぶんじゃないかな」と、スタッフと話していたばかりだし。

ブランド米は、一度作ったからといって、それが永遠に続くものではない。
出来上がった当初のままでは、数年で飽きられ、消え去ってしまう。
だから、ブランド米というのは、「これでよい」というものが無く、常に発展させていかなければならないものなのだ。

JA栗っこは、既に産地としての価値が薄れているにも係わらず、まだ「自分たちは米処」「「米処の宮城」という気持ちのままである。
そんな気持ちだから、消費地では「時代遅れ感」が強まるばかりなのだ。

JA栗っこからは6名、和穀の会から1名。
現在は、和穀の会で話し合いをしている最中であろう。

今は、何を話しているのだろうか。

きっと、JA栗っこは、今晩一睡もできないだろう。

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