こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

量か差別か

2014年06月28日 11時52分23秒 | Weblog
今まで自分が作っていたブランド米は、量が無くても、地域として胸を張れる事を考えた差別化であった。

60点台のお米なんて、今の時代、単一銘柄米としては、売る価値もない。
70点台のお米は、日本中に腐るほどあるし、スーパーで売られているお米も、当然この範囲。
80点台前半のお米になると、産地や品種が、かなり絞り込まれてしまう。
80点台後半のお米ともなると、安定した供給は難しくなってくる。

産地では、相変わらず後継者不足。
生産者の平均年齢は、日々上がり続けている。
放棄水田も畑も、広がりが止まらない。
将来、地図から消えてしまう地域も、沢山ある。

その中で、知られていない地域や衰退地域のお米を売れるようにするには?

大規模にすることで戦うという考え方があるが、自分はそれに対して否定的である。
作業効率も上がるし、人などについては減らすことは出来るだろうが、異常気象への対応に疑問があるからである。
さらに、生産を続けるだけの価格を、毎年続けて保つ事が出来るかにも疑問がある。

現状であれば、70点台前半のお米ばかり沢山作っても、外食産業などでの使用はある。
しかし、TPPにより外国産が大量に入って来るようになると、その程度のお米だと、最後は価格競争となりはしないだろうか。
価格競争となれば、日本で生き残れる産地はゼロであろうと、自分は思う。
当たり前の事として、60kgを6000円で作ることは不可能だからである。

日本は平野が少ない上に、既に平野は住宅で埋め尽くされていて、とてもではないが、これから農業が出来る環境ではない。
残っているのは、作業効率が悪く、生産コストも高い、中山間地と山間地のみ。

その中で、地域として胸を張って農業を続けてもらうためには。
やはり「差別化」という事になってしまうと思う。

しかし、一言で「差別化」といっても、環境の違いなどから、その内容には大きな違いが出てくるのは当然。

地域ごとの「差別化」。
いや「差別化」でなくても、地域として胸を張って農業を続けてもらうための、最短・最良の方法を、誰か知らないだろうか。
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動くという怖さ

2014年06月28日 10時58分29秒 | Weblog
「動く」という事は、「変化」と「結果」が自然と出るという事は、誰でも判っている事だと思う。

「動く」を辞書などで調べると、「ものの位置が変わる。移動する」というような意味である事が判る。
しかし、その中に、「崩す」という意味もあることを、知っていただろうか。

自分にとって「動く」とは、この「崩す」という意味の方が強い。

産地に行って「動かなければ」「作らなければ」「進まなければ」と言っているのには、この「崩す」という意味は入っていない。
ブランド作りの計画の中に、若干入っている程度である。
(それでも、産地の人たちからすると、同じように感じているかもしれないけど)

ずっと立ち止まっていたのに、そこから1歩出るというのは、想像を絶する恐怖がある。
その1歩が、どういう結果となるのかが、全く判らないからである。

判らないから、プラスへの変化ではなく、どうしても「失敗」への「変化と結果」を考えてしまう。
そしてそのイメージは、「失敗=恥」という考えであったりもする。

「恥」を書きたくないから、このままでいた方が良い。
それは、誰でも考える事。
でもこれだと、何もする事が出来ないし、出来なくなってしまう。

「動く」
たった2文字であるが、難しい。
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どうすれば

2014年06月28日 10時11分01秒 | Weblog
どうする?
どうすれば?
考えなくてはならない事が山積み。

1人で考えても、絶対に答えは出ないんだけど、協力してくれる人はいない。

もともと知識がないから、勉強しても意味が解らない。
判らないから、直ぐに答えが欲しくて焦る。
焦れば焦るだけ、空回りする。
それでも、なんとか答えを出そうと、もがいている。

自分は、「ゆっくりと時間をかけて」というのが苦手で、直ぐに結果を求めてしまう。
ゆっくりと時間をかけた結果、悪くなることはあっても、良い結果になった事が無いからである。
そして「あの時に」という後悔だけが、ずっと尾を引く。

「時間は、いくらでもある」というのは嘘。
時間なんて無い。

時間は、絶対に止まらない。
早くなる事はあっても、遅くなる事はない。
戻る事もあり得ない。

今、出来る事は、何?
今、やらなければならない事は、何?

止まっていても、何も変わらない。
動かなければ、だれも協力してくれない。
手を伸ばさなければ、助けても貰えない。

今を変えたいと思うのなら、辛くても苦しくても、やはり自らが動き出さなければ、どうにもならないと思う。
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おはよーニャンコ

2014年06月28日 08時49分56秒 | Weblog


フク君は写真を撮らしてくれないのでパス。

今日は、フク君に邪魔されないので、リリ姉は、のんびりしている。
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21時のニャンコ

2014年06月27日 21時10分25秒 | Weblog




介護で一緒に2階に行き、一緒に3階に帰ってきたニャンコたち。

邪魔していたけど、本人は手伝っているつもりなのだろう。
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米「ネットで購入」 若い世代で伸びる JC総研消費行動調査

2014年06月27日 14時33分14秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「米「ネットで購入」 若い世代で伸びる JC総研消費行動調査 (2014/6/27)」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
JC総研が26日に発表した今年の「米の消費行動に関する調査結果」で、米の主な購入先として「ネット、通販など」を利用すると答えた人が「スーパー・量販店」「親戚などから無償で」に次いで3位になった。
全ての年代で利用割合は増えたが、特に若い世代で伸びが目立ち、20代は前年の2.9%から8.1%に、30代は前年の4.5%から10.8%にそれぞれ増えた。

ネット販売を利用する理由として、75.1%が「配達によって重い米を運ぶことがなくなるから」という理由を選んだ。
「いろいろな種類(産地・銘柄など)を選べるから」が37.0%、「いろいろな価格帯を選べるから」は33.8%だった。

米の消費に関して見ると、家庭で炊飯した米を食べる回数は1週間(21食)のうち10.68食と、前年(10.85食)から減少傾向にあるのに対し、「パックご飯」などの加工食品の消費回数は0.33食と前年(0.27)からやや増加した。
米を主食とする回数は全体の平均で昨年から0.1食減り、12.96食だった。

特に変化が大きいのが単身女性と既婚男性で、調査対象に初めて既婚男性を加えた2011年と比べるとそれぞれおよそ0.5~0.8食下がっている。
単身女性はその分パンを主食にする回数が11年比で0.8食増え、既婚男性は「食べなかった」回数が0.3食増えている。

米を購入する際の基準を聞いたところ、「産地と品種が同じ米」を選ぶ人が45.8%だった一方、特売の米やなるべく安い米を選ぶ人も26.2%いた。年齢が下がるほど安さを求める傾向が強く、20代以下の層では前者が29.6%、後者が44.9%と逆転する。

売り場や商品への要望に関しては「品質の特徴をもっと紹介してほしい」(30.2%)、「試食をしたい」(27.2%)、「農薬の使用状況をもっと紹介してほしい」(25.7%)の順だった。
今回の調査は民間会社への委託を通じ、全国2026人(有効回答)を対象に3月中旬に行われた。
というもの。

まだ、全ての「米の消費行動に関する調査結果」を見ている訳ではないので、ハッキリしたことは判っていないのだが、明らかにお米は、悪い方へと進んでしまっているのが判る。

打開策は?

米屋としては、どうしていくのだろうか。
お米業界としては、どう対処していく予定なのだろうか。

きっと、ほとんどの人たちが「大変な事態だ」と口で言うだけなんだろう。
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「独禁法上問題」16% 食品PB製造業者調査 公取委

2014年06月27日 14時19分25秒 | Weblog
日本農業新聞e農ネットに「「独禁法上問題」16% 食品PB製造業者調査 公取委 (2014/6/27) 」という記事が出ていた。

内容は以下の通り
公正取引委員会は、食品のプライベートブランド(PB)商品の取引実態調査をまとめた。
PB商品の取引で小売業者などから、独占禁止法の優越的地位の乱用となり得る行為を受けたと回答した製造業者の割合は16%に上った。
小売業者がPB商品の販売を強める中、不当な取引を要求している実態が分かった。
製造業者が、原料の農産物などを供給する生産者側にも負担を迫る恐れもあるだけに、注視する必要がありそうだ。

食品PBを対象にした調査は今回が初めて。
独占禁止法上、問題となり得る行為が明らかになり、同委員会は小売業者の関係団体に問題解消に向けた自主的な取り組みを要請した他、「今後も取引実態を注視し、違反行為は厳正に対処する」(同)としている。

小売業者は他社との差別化を進めるためPB商品の開発に力を入れる。
市場規模は約3兆円、うち2兆6000億円が食品とみられる。
調査対象とした1835取引のうち、優越的地位の乱用となり得る行為を受けたと回答した取引数は290(16%)だった。

行為別で最も多かったのは「原価構成や製造工程に係る情報など、開示によって価格交渉で不利な立場に立つこととなる情報開示を取引条件として設定した」が全体の8%。次いで「ナショナルブランド(NB)商品と同水準の原材料使用を求めるにもかかわらず、取引価格で著しく低い価格の要請」(5%)、「協賛金などの負担要請」(4%)の順。

小売業者の業態別に見ると、総合スーパー(23%)、生協(18%)、卸売業者(16%)、コンビニ(12%)、食品スーパー(11%)の順だった。

調査は、PB商品の製造委託を行っていると思われる小売業者500社、PB商品の製造を請け負い納入していると思われる製造業者3000社を対象に実施。
回答のあった小売業者の978取引、製造業者の1835取引をまとめた。
調査は2月下旬から3月中旬にかけて行った。
というもの。

自分が作っている地域ブランドについては、独禁法に引っかかるという事は無いのだが、より強いブランドを作ろうとしたときに、独禁法がチラホラしてくる。

独禁法の隙間をかいくぐって作っても、いつかは膿となってしまう事がある。
なら、最初から頭に入れて、ブランド作りをした方が早い。
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佐渡米通信こめ~る6月号-5

2014年06月27日 13時40分32秒 | Weblog
■薪能シーズン到来!!

4月から9月の6ヶ月間、佐渡島内のあちこちでは薪能が行われています。
佐渡の能は、佐渡金銀山繁栄によって生活が豊かになった農業者が、余暇として楽しんでいたものです。
現在も、各集落単位で能を継承してきており、佐渡の能舞台の数は全国の3分の1を占めています。
佐渡へお越しいただいた際には、夏の風物詩である能を是非1度ご覧ください。

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佐渡米通信こめ~る6月号-4

2014年06月27日 13時34分26秒 | Weblog
■佐渡の空へ31羽巣立つ!

6月21日現在、自然界で生まれた36羽のヒナのうち、順調に巣立ちを迎えられたのは31羽です。


やっとドジョウが採れた~!トキふれあいプラザにいる僕はこんなに大きくなったよ!遊びに来てね^^
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佐渡米通信こめ~る6月号-3

2014年06月27日 13時29分28秒 | Weblog
■中干し指導会を島内100箇所で実施!!

新潟県・佐渡市・JAが一体となって、1等米比率90%達成に向けての取り組み「佐渡米 未来プロジェクト品質向上90」を実践し、農家100名を「佐渡米品質向上サポーター」として選任しました。
このサポーターには島内100箇所にモデル展示ほとして掲示板を設置して貰い、集落内や周辺集落の農業者との情報伝達の場として活用して貰っています。



島内では中干し指導会を実施中です!昨年まで行っていた中干し指導会では島内20箇所に絞って行っていましたが、本年からはモデル圃場100箇所で指導会を行っており、各圃場の生育状況に応じた指導が可能となりました。
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佐渡米通信こめ~る6月号-2

2014年06月27日 13時19分35秒 | Weblog
佐渡米通信こめ~る6月号-2

■カンゾウ祭り開催!!

6月8日、両津の大野亀でカンゾウ祭りが行われました。
このイベントはカンゾウの開花を祝い、地元の方と観光客がふれあうイベントです。
来場者は咲き乱れる50万株100万本のカンゾウを背に行われた勇壮な佐渡伝統芸能の鬼太鼓に酔いしれていました。




カンゾウは太鼓のリズムに合わせているかのように、ゆらゆらと揺れ動いていました!
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佐渡米通信こめ~る6月号-1

2014年06月27日 13時16分17秒 | Weblog
佐渡米通信こめ~る6月号の、高画質写真が送られてきたので、通信の内容を個別に紹介していく事にする。

■生育情報
6月19日現在のコシヒカリの生育状況として、草丈は40cm、茎数は421本/㎡、葉数は8.7枚、葉色は39.8となっています。
草丈や茎数や生育は平年並みとなっており、葉色はやや濃い状況です。

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佐渡米などのについての現状報告

2014年06月27日 10時53分34秒 | Weblog
JA佐渡営農事業部 米穀販売課より、佐渡米などのについての現状報告がメールで届いた。

常日頃、佐渡産コシヒカリをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
こちらは連日暖かい天候が続き、少し身体を動かすと汗ばむ季節となりました。
島内あちこちでは米生産者が汗をかきながら江を設置している姿を見かけます。
江の設置が重労働にも関わらず、田んぼの中に棲む生きものをわが子のような眼差しで、そっと江の方向へ誘導する姿が印象的でした。
 
 さて、今月は1等米比率90%達成に向けた中干し指導会の様子やトキの巣立ち情報やカンゾウ祭りなど、簡単にまとめさせていただきました。
店頭等の掲示や、皆さまでご参考に見ていただけたら幸いです。
 暑さが日ごとに増してまいりましたが、御身体にお気をつけてお過ごしください。
引き続き、佐渡産コシヒカリのご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。

というもの。

添付されていた「佐渡米こめ~る通信 6月号」については、JA佐渡のホームページから確認できる。
(現在の段階では、5月号までで、6月号については、まだUPされていない)

http://www.ja-sado-niigata.or.jp/
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おはよーニャンコ

2014年06月27日 09時28分13秒 | Weblog




忘れ去られた、おはよーニャンコ。

ニャンコたち、何やってたんだっけ?
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潮来市における「一番星」生育状況

2014年06月27日 09時01分35秒 | Weblog
潮来市大規模稲作研究会・潮来市役所農政課・茨城県鹿行農林事務所 行方地域農業改良普及センター・JAなめがたより、6月20日現在の生育状況についてのメールが届いた。

本年は、会員も栽培管理に慣熟してきたため、生育は順調です。

特別栽培については、有機質肥料・資材を使用しているため、葉色の低下が、あまりみられませんので、登熟は化学肥料のみを使用しているものより、やや遅れる見込みです。

6月に入り、高温・多照で経過したため、生育は旺盛で、草丈・茎数は前年・平年を上回った圃場が多くみられます。
昨年のワラの堆積による、ガス害により、生育が抑制された圃場についても、回復基調です。
幼穂形成も、前年・平年並~やや早い状況です。
特別栽培「一番星」については、有機質資材・肥料( 鶏糞、有機アグレット 等)の施用により、化成のみで栽培した「一番星」より葉色が濃く、生育も旺盛です。



6月20日現在 潮来市「一番星」生育状況
 播種日 3/21(平年3/20)
 移植日 4/21(平年4/9)
 草丈(cm) 56.8(平年49.1)
 茎数(本/㎡) 500.0(平年590.9)
 葉色 3.8(平年3.6)
 SPAD葉緑素量 35.2(平年34.8)
 幼穂長(mm) 3.7(平年1.6)
 出穂期(※本年見込み) 7/9~20(平年7/12)
※特別栽培「一番星」は、有機質肥料を施用しているため、登熟が化成肥料より、ゆっくりになります。
※登熟は、今後の天候により変動します。




幼穂形成状況(見やすいように直色)
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