■『仙臺鍋まつり・おでんまつり』チラシ
■『仙臺鍋まつり・おでんまつり』会場
■名取せり鍋(2014グランプリ)・十三夜吟醸鍋(2014準グランプリ)
■ホッケ鍋(2014準グランプリ)・仙台鍋グランプリ投票会場
■椎茸・マイタケの即売
■地域自慢の鍋料理など
11月12日、仙台市勾当台公園市民広場で開催された『仙臺鍋まつり・おでんまつり』へ行ってきました。
仙台地域の“自慢の鍋”が大集合するというイベントで、来場者の投票で一番人気の鍋を決定するということから、色々と食べ比べもできるという楽しみがありました。
出店するお店は、仙台市近郊の市町村から1店舗が代表で出品し、14種類の鍋料理が食べ比べできるようになっていました。
食べ比べと言ってもそんなに食べられる訳はないと思いながら行ってきましたが、小さめの丼で価格も100円から200円と格安で、これなら数杯はいけるのではと思いました。
幸いなことに家内と一緒だったことから、一つの丼を2人で仲良く分けで、出来るだけ多くの鍋を試食することにしました。とは言っても、そんなに試食することもできないと思い、先ずは、昨年の上位の3品を食べることにしました。
一品目は、昨年のグランプリを受賞した「名取せり鍋」(名取市)、二品目は、準グランプリの「十三夜吟醸鍋」(富谷町)でした。二品目までは順調に食べましたが、準グランプリを受賞した「ボッケ鍋」(富谷町)は既に完売になっていて食べることができませんでした。
残念に思いましたが気を取り直し、今が旬の松島町の「かき鍋」を食べてきました。更に、「おでんまつり」だったことから、塩釜名産の「塩釜おでん」を食べ、無料で振る舞われた「仙台市黒毛和牛」を食べてきました。
「名取せり鍋」(名取市)は、名取特産のせり、季節の野菜、旬のキノコ、鶏肉、カツオだしでグランプリをとった鍋料理だけあって美味しくご馳走になりました。中の具が見えない程たっぷりのった名取特産のせりは、しゃきしゃきとして最高の味でした。
「十三夜吟醸鍋」は、その名の通り、地元の酒屋の大吟醸を使った料理なのではと食べる前から興味がありました。鍋の特徴を記したチラシを見ると、十三夜(とうみや=富谷)にちなんで、13種類の具材を使用し、県内最古の造り蔵「内ケ崎酒造店」の大吟醸の酒粕をベースにした鍋とありました。成程と思いながら食べましたが、13種類の具材と言うだけあっていろいろな触感を味わうことができて美味しくご馳走なりました。
「ボッケ鍋」は、七ケ浜の初冬の旬な魚で、グロテスクな風貌に似合わず、淡白な白身で多くのファンがいるそうですが、白身魚が大好きな私にとって食べてみたいと思った一品が売り切れてしまい残念に思いました。
「かき鍋」は、松島湾で大切に育て上げられた牡蠣で、醤油仕立ての風味たっぷりの味で美味しくご馳走になりました。
「塩釜おでん」は、水産練り製品が盛んな町、塩釜産のかまぼこを使った逸品でした。
地産地消食材のPRということで、仙台牛・仙台黒毛和牛のPRをしていて、試食コーナーがありご馳走になり、菌床きのこのPRコーナーでは、しいたけ、舞茸の試食がありご馳走になり、お土産にも買ってきました。
今年の「仙薹鍋グランプリ」を決める投票コーナーがありました。
試食した4品の中では、何と言っても“せり”たっぷりの「名取せり鍋」と思い一票を投じてきました。
因みに2015年のグランプリは、名取市の「名取せり鍋」、準グランプリは、富谷町の「十三夜吟醸鍋」、大和町の「七ツ森舞茸鹿狩り鍋」ということでした。
来年の「仙薹鍋まつり」には、大和町の「七ツ森舞茸鹿狩り鍋」と、今年、食べることのできなかった七ケ浜町の「ボッケ鍋」を食べてみたいと思いました。