■MOVIX仙台
■『シネマ歌舞伎を楽しむ講座』
■『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』入場券
■シネマ歌舞伎鑑賞チラシ
10月29日、MOVIX仙台で開催された、JR大人の休日倶楽部趣味の会主催の映画館で気軽に歌舞伎を鑑賞、「シネマ歌舞伎を楽しむ講座」に参加してきました。
伝統ある華やかな歌舞伎の名場面を、映画館で気軽に楽しめるシネマ歌舞伎は、初めての参加で楽しんできました。
今回、鑑賞するシネマ歌舞伎は、「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」で、中村勘三郎、坂東玉三郎、片岡仁左衛門の出演でした。
シネマ歌舞伎の特徴は、スクリーンに映し出される俳優の細かい表情や繊細華麗な衣装を間近に見られることから人気を博しているそうで、お客様が沢山来場しているのには驚きでした。
映画が上映する前に、大須賀 豊氏の作品解説が行われました。
大須賀氏は、趣味の会「歌舞伎講座」やNHKカルチャーセンターなど、多くの歌舞伎講座を受け持ち、歌舞伎の魅力を正しく伝える、歌舞伎大向弥生会所属のバリバリの講師でした。
講座は、今回、上映される「籠釣瓶花街酔醒」の時代背景やあらすじや見どころを詳しく説明していただきました。
「籠釣瓶花街酔醒」の見どころは、歌舞伎ならではの豪華絢爛な花魁道中、見染めの場、「縁切りの場」での八ツ橋の悲哀、次郎左衛門の「そりゃあんまり袖なかろうぜ」という名台詞などなど、それを事前に知ることにより、その場面が出てくると見どころが良く分かり更に味わい深く感じて良かったと思いました。
初めてシネマ歌舞伎を見ましたが、結構、前のめりになり力が入って見た2時間近くの上映でした。
「知ってた?映画館で歌舞伎が毎月観られるって!」というチラシをいただいてきました。実は、このことを知らずに、JR大人の休日倶楽部趣味の会主催の、映画館で気軽に歌舞伎鑑賞「シネマ歌舞伎を楽しむ講座」へ申し込みました。
この講座へ参加する方の多さには驚きで、更に、講座が終わったと一般の映画鑑賞をするお客様と一緒に観ることにも驚きでした。映画館は、三分の二が埋まるほどに一杯になりました。お客様が平日にこんなに参加するとは思ってもいなかったことから、シネマ歌舞伎が大好きな方が多いことにも驚きでした。
これを機会に観たいシネマ歌舞伎の映画があれば、是非、鑑賞したいと思いました。