■ベランダの迷い鳩
2月19日、午後0時30分頃、ベランダからバタバタと羽根の音が聞こえてきました。
いつものように野鳩が飛んできたのかと外に出てみると、飛ぶ様子がない鳩が歩いていました。
野鳩は、人の気配を感じると直ぐ飛び立つのですが、その鳩は、人慣れをしているようで飛び立つ気配が無く、ちょこちょこと人を遠ざけるように歩いていました。
足を見ると青色の足輪がついていたことから飼い主のいる伝書鳩と思いました。
マンションの周りを定期的に旋回している鳩の群れを見かけることから伝書鳩が迷い込んだのではと思いました。
鳩は、ベランダを歩きながら何かを突っついているし、鉢植えにかけた水を飲んだり、首を縮めて休憩をしたりしていました。怪我でもしているのかと心配しながら様子をみることにしました。
1時間半ほどいたと思いましたが、ベランダの手すりに飛び移ったと思ったら飛んで行きました。
我が家に帰った鳩のではと思いながらひとまず安心しました。
後で、日本伝書鳩協会のホームページを見てみました。
「迷い鳩・迷い鳩を見つけた方へ」という項目を見ると、脚環の番号により所属している団体が分かるそうで、「迷い鳩を保護された方は日本伝書鳩協会事務局へご連絡ください。」とありました。
「休日期間中に迷い鳩を拾得された方はご面倒でも水や穀物(ピーナッツ・豆・とうもろこし・米など)を少々与えて様子をみて下さい。もし怪我をしていたら、持ち主の了解のもとに小動物病院で治療をお願いします。立替いただいた費用は、後日当協会より精算させていただきます。」とありました。
家内とこのまま居座ったらどうしょうかとか、餌を与えて大丈夫なのかとか、いろいろ心配しましたが、飛び立った鳩に胸をなでおろしました。
万が一、保護することになったらホームページに記載していた通りのことをしたのか、無理やりベランダから飛ばしたのか、その後のことは想像もつきませんでした。