■古里風”お赤飯”(秋田県横手市)
我が家の夕ご飯はお赤飯でした。
それも、秋田の“ささぎ”を使ったお赤飯で、普段、見慣れた赤い色のお赤飯ではなく、甘くて紫がかった濃い目の色をした独特のお赤飯でした。
お赤飯に入っていた”ささぎ(黒ささぎ=てんこ小豆)”は、家内が秋田県出身の友達からいただいていたものでした。
秋田県横手市出身の私にとって、砂糖が入った紫色の濃い目の甘いお赤飯は古里の味で忘れられない思い出になっていました。
父親の実家は農家で昔からお赤飯やおはぎを作り、行商やお店に卸して販売していました。売るほどのお赤飯だったことから、いつも美味しいお赤飯を作っていたと思いました。
お祝いのお赤飯は、私が昨年の3月に大病の手術をして1年、先日、病院で検査をしていました。
先生から再発の症状が無いという診察があったことからお祝いをこめて家内が作ってくれました。
これからも暫くの間、経過観察をしていくことになりますが、何事もなくお赤飯でお祝いができるようにと祈っています。
家内が食事などの健康管理や私がやりたいことを干渉することなく精一杯やらせてくれることに感謝しています。
お赤飯を食べながら古里を思い、我が身のことを思い、家内のことを思った時間でした。