本にデコパージュを施した作品を2品、紹介します。
普通に我々が読んでいる、ハードカバーが材料です。
本の大きさや厚さや紙質の違いで、異なる雰囲気の作品が出来上がるので
材料の本選びも楽しいところ。
材料を選んだら、本当に本が開いた状態に見えるよう
ボンドを緩くしたようなジェソという溶剤で、数枚ずつ丁寧に固めていき
折れ目をつけたり、表面をなびかせたりと
見栄えを美しくするための細工を施していきます。
結構時間の掛かる地道な作業です。
そして元の絵や字が見えなくなるまで、表面をジェソで丁寧に白く塗り
その上から色を付け、表面にプリントを貼って
スーパークリヤコートで仕上げてあります。
まずは、緑の作品ですが、材料は単行本です。
ツタの絡まる隠れ家風レストランの入り口に
さりげなく立て掛けてあるランチのメニュー、そんなイメージで作ってみました。
の作品は、子供の学習事典が材料なので
に比べると、少し大きな作品です。
まっすぐ開いた状態に粘土をはさんで平面を作り
土台のプリントを貼って、ルプゼ(粘土を入れて立体を作る技法)で
お茶会の風景を作ってみました。
レースペーパーと金のブレードをアクセントに使って
優雅な雰囲気をかもし出したつもりです。