久しぶりに松本清張の作品を読みました。
平成4年に書かれた、遺作とされる作品 犯罪の回送 です。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
北海道の北浦市市長春田は、陳情上京中に失踪、数日後に武蔵野林で絞死体となって発見される。
捜査陣は、政敵早川議員に疑いを向けるが、直後早川の溺死体が地元の沖合いに浮かび、事件は予想外の展開をみせる。
地域開発としての埋立て計画を契機に、それぞれの愛憎が北海道‐東京間を行き交う、スリリングな傑作長編ミステリー。
数十年ぶりくらいに松本さんの作品に触れたのですが、清張らしい文体とセリフが懐かしく
若いころに帰ったような気持ちになり、すぐにのめり込んでしまいました。
謎が謎のままどんどん話が進み、先が知りたくて一気に読むことができたのですが
結論的には、今の時代に読むとちょっと物足りないかも・・・
彼らしい時刻表トリックめいた秀作でしたが、伏線めいたものが少なく
謎解きも読者を置き去りにしているような、作者の自己満足的なトリックのような気がして
いかに現代のミステリーが、進化しているか改めて知らされたような気持ちです。
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平成4年に書かれた、遺作とされる作品 犯罪の回送 です。
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北海道の北浦市市長春田は、陳情上京中に失踪、数日後に武蔵野林で絞死体となって発見される。
捜査陣は、政敵早川議員に疑いを向けるが、直後早川の溺死体が地元の沖合いに浮かび、事件は予想外の展開をみせる。
地域開発としての埋立て計画を契機に、それぞれの愛憎が北海道‐東京間を行き交う、スリリングな傑作長編ミステリー。
数十年ぶりくらいに松本さんの作品に触れたのですが、清張らしい文体とセリフが懐かしく
若いころに帰ったような気持ちになり、すぐにのめり込んでしまいました。
謎が謎のままどんどん話が進み、先が知りたくて一気に読むことができたのですが
結論的には、今の時代に読むとちょっと物足りないかも・・・
彼らしい時刻表トリックめいた秀作でしたが、伏線めいたものが少なく
謎解きも読者を置き去りにしているような、作者の自己満足的なトリックのような気がして
いかに現代のミステリーが、進化しているか改めて知らされたような気持ちです。
犯罪の回送 (角川文庫) | |
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