nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

池井戸潤 民王

2014-03-22 22:19:25 | 本・雑誌・ドラマ
池井戸潤さんの 民王 (たみおう) を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
「お前ら、そんな仕事して恥ずかしいと思わないのか。目をさましやがれ!」
漢字の読めない政治家、酔っぱらい大臣、揚げ足取りのマスコミ、バカ大学生が入り乱れ、巨大な陰謀をめぐる痛快劇の幕が切って落とされた。
総理の父とドラ息子が見つけた真実のカケラとは!?一気読み間違いなしの政治エンタメ!

首相・武藤泰山がある日突然、大学生のドラ息子翔と中身が入れ替わってしまうという
現実では絶対にありえない絵空事だけど、逆に小説では結構ありがちなストーリーで
東野圭吾さんの『秘密』などが有名ですが、このパターンは嘘くささが前面に出ると本当にに詰まらないんだけど
これは訴えるものがしっかり伝わってくる、なかなか骨のあるストーリーでした。
政治ものなのに爽やかで、風刺も効いていて痛快で
お涙ちょうだい的ツボも抑えられていて、サクサク読めて面白かったです。
この前読んだ架空通貨のように、いたたまれないディープさもなく
半沢シリーズのようにシリアスでもないので、ちょっとした移動中などに読むのにぴったりですよ。
私は水曜日、柏への行き帰りでかなりの量を読むことができました。
ホント、池井戸作品はパターンが決まっていなくて、開けてびっくり的要素があって奥が深いです。
4月からは、TBSで唐沢寿明さんの『ルーズヴェルト・ゲーム』
日テレで杏さんの『花咲舞が黙ってない』と、池井戸ドラマが2つも始まるので、楽しみ♪

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