Jリーグ史上初無観客試合で、レッズはエスパルスとドロー

3月8日のホームゲームで、差別的内容の横断幕を掲げた制裁として
Jリーグ史上初の無観客試合となったレッズは、本日一切の観客を入れずにエスパルスと戦いました。
青いシートがむき出しとなったスタンドが、痛々しいまでの無機質な光景。
報道陣のシャッター音と、選手たちの声と、監督の指示と、そしてボールの音が響き渡り
そこにはいつもの見なれた埼スタとは、違う顔のスタジアムがありました。

試合は出場停止の森脇の代わりに、阿部が下がり
ボランチに柏木と啓太、左宇賀神、右平川、シャドーが元気と梅、興梠の1トップ。
毎度毎度ここで愚痴ってしまっているように、柏木の調子は決してよさそうには見えず
ボランチのポジションで使う時には、さらに疑問符が付く感じを受けるのですが
今日もまたまたパスの制度が悪く、味方にボールが収まりません。
そこは宇賀神の左サイドも然りで、颯爽と駆け上がるまではいいのですが
相変わらずクロスに脅威が全く感じられず、左サイドでのボールタッチの頻度が高いだけに実にもったいない・・・・
阿部ちゃんをバックに下げて、柏木をボランチで使うくらいなら
阿部ちゃんを定位置のまま、坪井を入れた方が安定するのにと思って見ていましたが
自分たちのリズムをつかめないままに、19分に先制点を許してしまいます。
元気や梅にボールが渡る回数が低く、元気のイライラが画面越しに伝わってきます。
その後もフラストレーションの溜まる内容のまま、前半終了。

後半スタートと同時に、平川→関根、梅崎→永田と2枚のカードを切ってきたミシャ。
いつになく早い交代ですが、ナビスコの柏戦でもイライラものだった永田を出してくるあたり、なんかちょっと腑に落ちない交代。
一方ルーキーの関根は、最初はちょっと戸惑っている風にも見えましたが
素晴らしいドリブルを披露し、案外やるなと言う印象・・・
でもルーキーを、あまりに頼りにしすぎるのは禁物ですから
調子を見ながら、大事に大事に使っていってもらいたいです。
それにしても関根には目を付けても、直輝は相変わらずベンチ入りもかなわず
ミシャの目がそちらに向かっていないのは、本当に気の毒です。
そして早くも64分に、宇賀神→李と3枚目を切ってきました
あまりの早さにびっくりで、思わずこの後もう誰も怪我をしませんようにと祈ってしまいました。
ただ宇賀神が交代してから、左に回った元気が猛烈にボールに絡んでいき
一気にうちのペースに持ち込み、76分に関根のドリブルから元気のゴールで追いつきます。
その後も惜しいチャンスを重ねましたが、追加点ならずでドローでした。

スタジアムの外でも浦和の街でも、とくに問題なく今日と言う日が終えられたことでホッとしましたが
無観客のやりにくさは、ホームの選手の方がより勝手が違う感じで、影響が大きかったかもしれませんね。
選手のみなさん、お疲れ様でした。
サポーターも選手も、今日の日のことを決して忘れず
安心で安全で、平和なスタジアムを永遠に保っていくために
全ての人たちが、暴走者の抑止力となれるよう心掛けて行ければと思います。


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