nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

深水黎一郎 最後のトリック

2015-02-09 11:35:56 | 本・雑誌・ドラマ
娘に借りて、深水黎一郎さんの 最後のトリック を読みました。
深水黎一郎さん、失礼ながら私的にお初の作家さんです。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを
二億円で買ってほしいースランプ中の作家のもとに、香坂誠一なる人物から届いた謎の手紙。
不信感を拭えない作家に男は、これは「命と引き換えにしても惜しくない」ほどのものなのだと、切々と訴えるのだが…ラストに驚愕必至!

読者が犯人と言う、意外と言うか想像の域を超えた設定のストーリー。
作者への手紙と、作者の現実の生活と、超心理学の世界をつかさどる大学教授の研究の様子が、ないまぜとなって
読み込んでいくうえで何が焦点だか、よくわからないままに混沌と話が進んでいきます。
つかみどころがないので、半分まではかなり忍耐と惰性が必要。
ただ少しずつネタが明かされ始めると、速く結末が知りたいという想いにせかされ
最後は一気に読める感じでしたが、無理やりトリックに持っていった感じで、読後感はイマイチかな?
無理に読者を犯人にしなくても、普通に進めてもストーリー自体はせつなくてよかったのに・・・

コメント (2)
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