nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

宮部みゆき 名もなき毒

2015-02-18 11:32:37 | 本・雑誌・ドラマ
先日読んだ宮部みゆきさんの 誰か に続く、杉村三郎シリーズ第2弾 名もなき毒 を読みました。
こちらも 誰か と同じシリーズで、2作を絡めた展開でテレビドラマ化されていました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。
解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。
折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。
人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。

誰か に匹敵する部分に関しては、ドラマの内容や配役を覚えていたのですが
名もなき毒 に関しては、ストーリーが全く記憶に残っていなかったので
推測するに、再放送を断片的に観ただけだったのかもしれません。
こちらも、良くも悪くも宮部作品らしさに溢れていて
毒と言うテーマで散りばめられた、いくつかの事件や事柄が
それぞれ別進行しながらも適度に絡み合って、サスペンス性と物語性を盛り上げていきます。
日常の中に忍び寄る、毒。
それは人だったり、土壌や建築資材からじわじわと滲み出るものだったり、本物の薬物だったり・・・
普通に生きていく上でも、いろんな毒や罠に取り囲まれているんだな~と、恐ろしく痛感させられました。


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