クラブW杯3位を懸けて、アフリカ代表チュニジアの
エトワール・サヘル と戦った
レッズ
最初の3分でCKを3本も貰って、今日は結構いけちゃうかも?と思った矢先
坪井のファウルでPKを奪われ、あっという間に先制されてしまいました。
でも失点が早かったのは、貪欲に得点を奪いに行くという体制になれたということで
結果として、そう悪くなかったのかもしれません。
ミランと対戦して中2日、多少の疲れも見えましたが
ミランに手も足も出なかったことが、この日は通用するのもあって
徐々に攻撃の形が出来てくるようになり、早目にワシントンのゴールで追いついたことで
安心して見ていられるようになりました。
退団が決まったワシントンにとって、レッズでの最後の試合ということで
彼の昨日のゴールへの渇望はすさまじいものがあり、2点目もワシントンが奪い
このまま勝てると言う雰囲気になったものの、そこは世界大会。
ちょっとしたミスなのか、相手の巧妙さなのか、同点に追いつかれて振り出し。
その後攻めるも得点できず、PK戦に突入する直前に
バタバタとGKまで交替させるという手に出た相手陣営と
対称的に一人の交替もなしで、ドンと構える我がレッズ。
私的にはここでバタついた方が負けるな・・・・という直感がしたので
いつもはPKを直視できなくて、目を覆ったり隠れたりの私ですが
昨日に限っては、安心して観ていられる気持ちの余裕がありました。
相手は直前の交替劇で落ち着きがない上に、年齢的にも若いチーム。
城南一和戦での熾烈な体験もあるレッズに、大きな分があり
相手が1人外し都築が1本止め、こちらは4人が決めたことで
見事PK戦を制して
世界第3位 です。
その瞬間私の中で、壮大で清々しい大きな喜びが爆発しました。
リーグを落としたことも、天皇杯でJ2に負けてしまったことも
非常に些細なことに思えてくる、大きな大きな幸せの波が襲ってきました。
上を目指して壁にぶつかりながらも、一段階クリアできた満足感。
ワシントンの最後、ネネの最後、山田の復活、スタンドで見守る闘莉王の祈り・・・・
それぞれにドラマがあって、涙があって、喜びがあって
レッズを愛するということで繋がっているみんなが、一つの勝利でさらに一つになれた瞬間。
スポーツという筋書きのないドラマだからこその感動に、また新たな財産を積み重ねたレッズファミリー。
スポーツでいわゆるトーナメントのような試合の場合、2位は負けて終わるけれど
3位は勝って終われるから、夢が繋がると言うことを聞いたことがあります。
もしかしたら、2位の
ボカジュニアーズ と当たっていたら
勝っていたかもなんて、勝手な憶測を楽しめるのも3位ならではですものね。
最後に勝って、最後に笑って、今年が〆られるのは嬉しことですね。
元日の天皇杯優勝から始まり、オーストラリアやイランでの戦いも含めて
昨日が56試合目だったそうで、本当に忙しかった1年でした。
また元気に来季を乗り切っていけるよう、選手のみなさんには、どうぞ疲れ切った身体を休め
怪我人は回復に努め、ゆっくりとオフを過ごしてもらいたいと思います。
ワシントンとネネの退団で、2つ空くことになった外国人の枠は
どう言う形で埋まるのでしょう?
その他の選手の動向にも気になるところです・・・・さて?
応援よろしくおねがいします