やっと 蝉の声が 聴こえるようになった
森の中は ニイニイゼミと アブラゼミの合唱
時折 ミ~ン ミ~ンと
ミンミンゼミの声
うっそうと茂る 葉蔭から
木漏れ日が 差すと
細い ミズヒキの花が
ひときわ 紅の色を増す
黒揚羽が 音もなく
緑の屏風の蔭から ふわりと 現れ
掻き消されるように 緑のなかに 吸い込まれていった
やっと 蝉の声が 聴こえるようになった
森の中は ニイニイゼミと アブラゼミの合唱
時折 ミ~ン ミ~ンと
ミンミンゼミの声
うっそうと茂る 葉蔭から
木漏れ日が 差すと
細い ミズヒキの花が
ひときわ 紅の色を増す
黒揚羽が 音もなく
緑の屏風の蔭から ふわりと 現れ
掻き消されるように 緑のなかに 吸い込まれていった