「 ヘイ! 菊盛り 一丁! お待ち~ 」
目の前に 置かれたのは 山盛りの菊
「 ちょっと待った・・ まだ何も頼んでないわよ 」
って 言うと
「 お客さん ウチは旬のものしか置いてないんで・・・ まあ今は 菊だね ! 」
と 板さん
「 で でも・・ これどうやって食べるの? 」
「 先ず 目で 味わい・・ 次に 香りを かいで ・・・
それから お客さんのお好みに調理します 」 だって
秋の陽をいっぱい溜めた 眩しい黄色と
頭がスーッとするような 香気に
クラクラ~
さあ どんな料理にしてもらおう?