Aさんは 初めてお会いする おばあちゃま
ショートステイで この介護施設に来ている
故郷は新潟のS市
独りになったので 横浜に住む娘さんのところに来たのだそうだ
「 横浜に来てどのくらい? 」
「 さあ・・ いろいろなこと 分からなくなって・・・ 」
「 一緒に歌いましょ 」と 言うと
「 歌なんて 歌ったことないから・・・ 」と 尻込みをする
それでも 歌集を見ながら 小声で歌っている
うさぎ追いし かの山
小鮒釣りし かの川
「 故郷 」を 歌い始めると 滂沱の涙
「 青い山脈 」 「 隣組 」 「 花嫁人形 」
どの歌も 涙 涙 涙・・・
「 東京ラプソディ 」になると 今まで眠っていたBさんのスイッチが 突然ONになった
今までグッタリしてたのに すごくハリのある歌声
入院して しばらく顔をみなかったCさんが 車椅子に乗せられ現れた
ちょっと痩せたけど 元気になって良かったね
「 目を覚まして お部屋で口ずさんでいたのよ 」と スタッフの人
では さっそく 「 Cさんの真室川音頭が 聴きたいな~ 」 と 言うと
Cさんは 小さな声で ゆっくり歌いだした
Cさんの故郷は 山形だ
まだ若い(70台初め)Dさんは 大手企業の合唱部にいたという方
自分の経歴を 明確に話す
繰り返し・・・
歌のリードは この方にお任せすることにしよう
みんな 自分のことを話してくれる
何にも 分からなくなっちゃったのって?
そお・・・